午前5時30分起床。朝の新幹線で高崎駅へ。いつもの場所から少し離れたスポットでマイクを握った。イラク情勢と北朝鮮外交についてしゃべった後、内政問題に行こうと思ったところで、タイムアウト。とんぼ帰りの列車に飛び込んだ。

 

 朝の空気は思ったより冷たかった。地元秘書が、「昨日、山のほうでは、かなり雪が降ったみたいすよ!」と話していた。

 

 昨日、イラク中部のナジャフ付近でシーア派住民の大規模なデモがあった。駐留軍との衝突で多数の死傷者が発生した。一両日中に国連事務総長特別顧問のブラヒミ氏がイラク入りするという報道があった。が、ここまで治安が悪化した状態で、国連が復興支援の仕事に復帰出来るだろうか。6月のイラク暫定政府への政権委譲はとても一筋縄ではいきそうもない。

 

 日本の自衛隊による人道支援が本格的に始まっている。先日、英国の調査機関が行った世論調査で、イラク国民が日本の役割に大きな期待を寄せていることが明らかになった。サマワ周辺の治安は依然として安定しているようだ。が、油断は出来ない。イラク全土の状況を十分に見極め、慎重に行動する必要がある。