フランス映画「2人のベロ二カ」ではないが、自分は2つの違った人生を生きている。ひとつは平日の人生、すなわち、国会活動を含む東京での生活。もう一つは週末の人生、すなわち、選挙区での政治活動だ。2つの人生は相互に関連しているが、ストーリーの舞台設定も登場人物も違う。精神的には、次元の違う世界だ。2つの空間をいったりきたりすることは時としてしんどいが、普通の人よりちょっと得をしてるような気もする。

 

 さて、週末の人生の前半が終わった。主な登場人物は同行した2人の地元秘書と選挙区の支援者だった。予定の日程を終え、高崎駅で夜8時過ぎの新幹線をつかまえた。10分ほど前に、感じのいい女性スタッフが車内販売のカートを押してやってきた。さっそく暖かい紅茶を買った。(300円は高いけど。)紙のカップに注がれた紅茶を飲みながら、パソコンを操作している。

 

 窓の外を見ながら今日一日のことを考える。ふうむ。夕方に伊勢崎市の企業関係者の集まりでやった講演…あれはテーマ設定、内容ともに失敗だった。今年やった中で最低の出来だったな。その後、高崎市と吉井町の2つの会合をはしごした。最後は結構バタバタしてたな。ある女性支持者の言葉が耳に残った。「一太さん、活躍してるのは嬉しいけど、身体だけは大切にね。身体だけは、ね。」

 

 あと数分で大宮駅。冷たくなった紅茶を飲み干して、少し眠ろう。

 

 追伸:

 2日前に、議員会館事務所に顔を出した若い新聞記者が言った。「レポート読んでます。参議院自民党って、独特の雰囲気というか、いやなところですねえ。伝わってきますよ。」先週からHPの1日あたりのアクセス数(平日)が、400-500台を回復した。これまでのアクセス最高記録/日は、昨年末に記録した1800だ。

 

 そういえばこの間も、この夏の参院選挙に触れた部分について、某週刊誌から問い合わせがあった。もしかすると、このレポート、意外と多くの人に読まれているかもしれない。派閥の幹部とか、参院幹部も目を通してたりして…まさか、ね。