夜。地元(渋川市)の会合から新幹線で東京に戻る。バレンタイン・ディナーとまではいかないが、奥さんと安くて美味しい中華料理を食べた。




 デスクに向かい、早速、反撃の準備(?)に取りかかる。相手の活動、経歴、スタッフの体勢等について調べ始めた。うーむ。自分で言うのもなんだが、山本一太の情報収集能力、分析力はけして低くないと思う。回りの人の話や噂やデータから「一人の人間の実像に迫る」みたいな作業が結構好きなのかもしれない。物書きになる才能はないが、ジャーナリストの助手なんかやらせたら、相当役に立つと思う。誰か雇ってくれる人、いません?




 政治がいかに権力闘争だといっても、政治家としてのモラルに反するような手段はけして使わないつもりだ。が、イザという時に卑劣な攻撃に対抗するための道具立てだけは、揃えておかねばならない。それが「抑止」になる。(なめたらアカンよ!)あれ、どこかで聞いたようなセリフだ。それもそのはず。現在取り組んでいる外為法改正や有事法制の議論と同じ概念です。外交は「対話」と「抑止」の両面があって初めて成立するものだ。




 情報といえば、羽振りがよくて豊富な資金力を持っているように見える政治家でも、実は多額の「隠れ借金」を抱えているケースがあるらしい。ましてや資金力のない民主党の若手議員の中には、選挙で作った借金の返済に苦労している議員も少なくないと聞いた。地盤や看板のない選挙区から、それだけの思いを持って立候補するということ自体、逆に立派だと思う。山本事務所に「オカネがない」ことも、「スタッフが少ない」ことも事実。ただし、口利きのスキャンダルも、借金もない。人生万事、「塞翁が馬」だ。