「私は古いタイプの政治家です」「典型的な利権誘導政治家です」みたいな顔やキャリアの持ち主で、実像もそのままという政治家もいないわけではない。が、一般に持たれているイメージと実際の中身がカケ離れた政治家って、実は政界に結構多いことに気がついた。正直に言うが、時々「こんな能力も理念もない政治家が、なぜこれほど重要なポストに就いているんだろう」とか、「こんな底意地の悪い人間が、良識派と呼ばれるのはなぜだろう」とか、「ここまで魅力のない国会議員が、どうして選挙で生き残るんだろう」と、真剣に考えてしまうことがある。




 もっとも政治家には生まれ持った「天運」というものがある。選挙にもポストにも、巡り合わせというものがある。運も実力のうちということか。さて、自分は政治家としての天運と天命を持ち合わせているだろうか。




 本日最初の日程は、午前8時から党本部で行われた個人株主拡大推進議員連盟。その後、石原ノブテル行革大臣を大臣室に訪ねる。続けて民主党の前原誠司衆院議員、自民党の小池百合子衆院議員、高市早苗衆院議員と次々顔を合わせた。それぞれ忙しいスケジュールをやりくりして、新しい政治プロジェクトのために現場(?)に足を運んでくれた。皆さん、ありがとうございました!




 昼の新幹線で選挙区に向かう。先代の父の時代からお世話になっている地元有力者の褒章祝賀会に出席。祝辞を述べた後、再び高崎駅へ急行。そのまま東京にトンボ帰りした。




 午後5時30分過ぎ。自民党と各種団体の新年会へ顔を出し、午後6時に議員会館事務所で取材を受ける。午後6時30分から、同じ場所で社会保障制度に関する勉強会。年金改革を中心に話を聞いた。気がつくと午後8時30分を回っていた。あっという間の二時間だった。




 それにしても、日本の社会保障制度には一貫した哲学が欠如している。たとえば年金システムを維持するために社会保険と税を組み合わるせにしても、「何のための年金なのか」という原点を改めて見つめ直す必要があるのではないだろうか。どーも、中途半端なんだよなあ。




 2月からは、いよいよ「マニフェスト勉強会」がスタートする。これまで、ずい分様々な勉強会を主催してきた。が、今回の勉強会を仕切るのは、並み大抵のことではない。マニフェスト(国民との契約)の作成期間は約3ヶ月。必死で知識を詰め込む必要がある。