バスの中ではイ・ヘチャン大統領候補の横に座らせてもらう。詳しいやり取りは書かない。が、イ候補の表情には自信が感じられた。5、6分話した後、このプレミア・シートを小林議員に譲った。一つ後ろの席に座っていたパク・クネ議員の横に素早く移動する。「久し振りにお目にかかれて、嬉しいです」「あなたも元気そうでなによりです」といった挨拶を交わした後、話題は外交問題へ。パク議員は、「イ候補には私の考えを伝えてあります。いい意味で反映されるでしょう」と話していた。

 続けてハンナラ党女性議員のホープ、キム・ヨンソン議員にも、大統領選挙の現状を訪ねた。「ノ・ムヒョン陣営はチョン・モンジュ氏との候補者一本化で支持率を上げた。でも、一時的な現象でしょう」と分析していた。うーん。韓国の政治は、とにかくダイナミックだからなあ。最後まで予断を許さない戦いになるだろう。

 20分ほど走った後、とあるレストランで休憩。ここでもイ候補と10分程度、会話をする機会に恵まれた。首相まで務めた大物政治家なのに、とにかく気さくで親切。「そろそろ出発です。」党のスタッフが呼びにきた。ここで別行動に。再びバスに乗り込むイ・ヘチャン総裁と選挙チームを見送った。それにしても、選挙キャンペーンの真っ最中に、韓国の次の大統領になるかもしれない人物とこれだけコンタクト出来るなんて、すごいことだ。続きはその4で。