午後2時。武見敬三参院議員を座長とする超党派の安保議連「新世紀の安保体制を確立する若手議員の会」世話人会の6名で首相官邸へ。有事法制等に関する緊急アピールを直接、小泉総理に手渡した。別れ際に総理が残した台詞「改革のスタンスは全く変わっていない。反対していた側が歩み寄ってきただけだ!」が耳に残った。




 明日の委員会日程等の件で、院の内外を飛び回る。気がつけば国会対策が生活の一部に。夜6時30分よりJICA(国際協力事業団)労働組合の主催によるセミナーで講演。南新宿にあるJICA本部ビルの小ホール(大会議室?)に設けられた椅子席は、ほぼ満杯。独立法人化の決まっているJICAの将来展望について話した。Q&Aが終わると、すでに2時間が経過していた。




 その後、同じフロアにある別の場所で、サンドイッチやケーキをつまみながらの懇親会。久しぶりに会った同僚や新人スタッフと名刺交換なんかやったりして。そのまま、二次会に合流。顔を出すはずだった今晩の会合を二つほどふっとばすことになったが、こうやって同じメンツとじっくり過ごすのも悪くない。というか、いろんな意味でとても有意義な時間だった。




 JICA時代に同僚や先輩とよく出かけた地下の店「キャット・オン・ザ・チムニー」(通称ねこや)は、10数年前と全く変わっていなかった。だいたいカラオケ機器が当時のままだし、新しい曲もほとんど入っていない。気がつくと、とても広いとは言えない店内は20人近い若手スタッフでひしめきあっていた。ここでまた議論の続きをやる。独立行政法人としてこれからどんな哲学を持ち、いかなる集団を目指していくのか。組織として何を売り物にしていけばいいのか。新生JICAの命綱でもある人材育成をどうやって行っていくか。楽しくて刺激的な「朝まで生テレビ状態」だった。




 あっという間に午後10時を回る。せっかくだから歌おうということになって、マイクを持つ。デュエットにつきあってくれたチャーミングな新人歌姫に感謝。二曲目を熱唱し、盛り上がったままの新世代JICAマン(ウーマン)達を残して、タクシーを拾った。




 帰って来たのは、夜12時ちょっと前。熱い紅茶を一杯飲んで、パソコンに向かっている。気がつけば、すでに午前1時半。明日は午前中の外交防衛委員会で、質問に立つ予定だ。幸いにも全会一致の条約審議ということで、持ち時間はほんの15分。質問のポイントはだいたい頭の中で整理されている。明日の朝、少し早めに起きて準備すれば間に合うだろう。いい加減な性格を活用して、とりあえず「寝る」ことに決めた。