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2005年05月31日

一目山人のこと

テーマ:一目山人

 「成功し、財を成したならば一冊の本を残さねばならない」これは戦前の中国社会に残っていた共通認識だそうであります。(貝塚氏と司馬良太郎氏の対談か何かで読みました。)もしも財を成してもその人に本を書き残す素養が無いならば、一流といわれる人の本を出版するのでありまして、要するにパトロンとなって文化、教育面を支える義務がある、ということでしょう。


 一目山人は明治後半の生まれですが、この様な中国教養人の美意識を強く持っていた人です。

一目山人は同時代の友人たちに比べ出世の非常に早かった人ですし、相場でそれなりの財を若いうちから成していました。その山人が個人的に何に一番金を使ったかといえば、自分が師事する金子大栄先生(浄土真宗だけでなく日本を代表する仏教者であった。)の本を出版する事だったでしょう。勿論山人が金を出さずとも出版したいという所はいくらでもあったでしょうが、戦時中あるいは戦後の混乱期の出版が難しい時期に金子先生を支えた、との事です。これは山人が述べている事ではありません。(山人自身は支えるなど思い上がった意識は持っていなかったでしょうし、金子先生との関係はただありがたい事だったのだと思います)島根にいる大叔父から聞いた事ですが、「父親と近所の真宗の坊さんが寺にこもって金子大栄全集の校正を作業をしていたのが印象にのこっている」という事ですから、山人にとっては妻の実家を経済的に支える意味もあったのでしょう。


 山人は70近くになるまで本を出版していません。12歳から相場をはじめて、経験と研究を重ねた人がようやく書き残した、というその意味を良く考えて頂ければ、簡単に均衡表を極めたなどとは口が裂けても言えるものではありません。

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2005年05月31日

お知らせ

テーマ:お知らせ

フォーチュン社で為替についてごく簡単にコメントしておきました。



昨日から6月18日勉強会の受付を開始しております。ichimokusanjin@jcom.home.ne.jp へメールか、電話にて御申し込み下さい。細田哲生の講義時間は10時半からとなります。前回告知では10時と載せてしまいました。ご注意ください。

今回は竹内先生の最後の講義となりまして、先生も少し時間を延ばして講義したい、との事ですので、場合によっては4時30分過ぎまで、講義時間が延長するかもしれません。



明日以降しばらく中断していた中国株についてコメントする予定です。 

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2005年05月30日

日経平均株価の事

テーマ:相場コメント

 5月26日の「見当をつけることが大事」というコメントで、数を一日数え間違えまして、上げ相場となる為には遅くとも月曜日には出発せねばならない事がわかると書きましたが、これは金曜の間違いということになります。実際に金曜日に陽線をつけ、今日現在比較的大きな上げを演じているわけですが、この場合、当然いつまで上げるべきかを三波動の時間関係によって考えておく必要があります。この場合起点としては、5月17日安値、4月21日安値、昨年12月10日安値などが考えられるわけですが、これらを起点とした上げ相場の限界として考えるべき節目を今日から日ならずして迎える事は極めて重要です。ここから上昇した場合にはまだ尚先行スパンが戻りの限界として控えているわけですし、以前からの注目ポイント11400のありますので、上昇しっきったポイントでこれらが戻りの限界として働くようであれば、やはり上げ相場想定できない事になるでしょう。


 私の場合は11400を超えて初めて昨年4月26日と5月17日の間のモミアイ相場の継続か、上げ相場を考えますので、判断までにはまだ時間がかかる、という事です。ただし、先週金曜、または今日の段階で、上げられナッカタような時には判断が楽な事、良くご理解ください。

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2005年05月30日

対等数値による測り方

テーマ:質問事項

 3月29日のブログについて「3月7日から16日目という対等数値で結果的には11580とほぼ同水準になったけれど、これより高い水準の場合、低い水準の場合どのように考えるべきか」という質問について解説します。


 この場合に限定して言えば、29日以前の値段で相場が変化しないようならば均衡表の基準線、転換線の位置は日ならずして変化して、実線がこれらより上に位置することになりますから、基本的に上げ相場の継続を考えます。一方下にあるときには、この場合下には二本の先行スパンが押しの限界として位置していますから、ここまでの下落は当然直観できますが、問題は3月7日からの下げ方です。きれいに三波動構成をしている場合には、押し目からの反発力も期待できますが、この場合11580よりも下げるようでは3月7日から17日までの下げすら処理出来ていないと考えるべきでしょう。ただしこのような判断は反発力の大きさ、その後の押しによっては変わるわけでして、4月11日のようなポイントで上に向かっていくようならば、当然考えは変わるものとなります、4月8日のコメントでも述べたように遅行スパンを悪化させる事無く変化日を迎えられるようならば、考えを変える、とはこの様な意味であります。


 均衡表のそれぞれの線は、基本的にはある期間の半値関係を表しており、典型的な相場はこれらの線を出発点として大きく上昇または下落するのでありますが、基本的な考え方としては、モミアイ相場の中心(相場水準)を出発点とする、という事なのでよく研究ください。6月勉強会でも少しゆっくり解説するつもりです。


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2005年05月27日

押しの限界、戻りの限界

テーマ:質問事項

 「3月4日のブログでは日経平均の押しの限界を転換線とし、3月10日のコメントではドル円相場の押しの限界を先行スパンとした事について、判断の経緯、違いを教えて下さい」という御質問を頂いています。きょうはその点についてお答えしておきましょう。


 先ず説明しやすい為替のほうから。3月10日での一目均衡表日足は、これまで下げて来た相場が一旦均衡表の全ての線を好転させて2月10日から下げて来た変動です。週足での変遷を見れば1月安値は時間関係の上ではきれいに三波動を構成しておりまして、底と言えるかどうかは別として、その直後に均衡表の好転があれば、当面の下げ止まりを判断するには十分であるといえます。上げ相場になるとすれば、安値から直ちに(1)三波動構成を継続させていくか、(2)充分な準備構成(底値固め)を得た上で均衡表の好転を待つかのいずれかになりますので、この場合極端に考えれば1月17日安値が押しの限界となるのでありますが、2月10日からの下げは細かいながらも上げ下げを繰り返しておりまして、2月10日からの下げの影響力の処理がうまく成されている可能性を示唆しておりますし、その上でモミアイ離れを考えれば、先行スパン上限がやはり妥当な押し目の限界という判断です。


 一方で3月4日時点での日経平均株価は昨年12月から出発した上げ相場での押しの限界となりまして、実際にはどこから、どこまでを、上げと見なすかによって、変わってくる性質のものであります。

こちらの場合は少し説明が難しいのですが、上げ時間がどれぐらい残されているかを考えるとなんとなくわかるのではないでしょうか。12月10日から19日上げて10日下げ1月24日、ここから20日上げて3日下げて基準線とぶつかったところが2月23日、2月28日から3月4日までは8本目となっています。1月24日を中心と置けば28日、29日の三波動で時間いっぱいであり、しかもここまでの高値が値段の上でも、時間関係からも大きなモミアイの影響下にあることから、私はここから上げていくならば少なくとも1月24日から2月21日までを第一波動とした三波動構成が無ければならないはずだと考えます。そのような想定の上で考えれば基準線までの押しは無駄に時間を経てしまう事になりますので、ここでの押しの限界は転換線までと判断しました。ただし、押しにどれぐらい時間がかかるのか、反発力の勢いがどれぐらいかは原則的にはわかりませんので、変動によっては判断が変わってくる事も理解ください。

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2005年05月27日

「一目均衡表の世界」について その4

テーマ:一目均衡表

 今日の4回目で日経新聞によるコラム「一目均衡表の世界」はおしまいですが、ここでのコメントは特にブログ上でも、勉強会でもしつこく述べている事なので特に付け加えて述べる事はありません。


コラムには一目均衡表ホームページの紹介をして頂いたので、そこから今日はじめてこのブログに入ってこられる方も多いかと思います。その方々に対していくつかお願いがあります。


 先ず相場の教科書も手法も自分自身の手で創りあげる事を肝に銘じてください。相場を張る事自体は驚くほど簡単です。売りか、買いかの注文を出すだけですから。しかしその行動、決断の簡単さからすれば比較にならないほど結果は早く、直接的に自分に降りかかってくるのでありまして、本来一般的な生活者が最も関わってはいけない世界の一つだと考えます。世に相場の本は多いですが、(相場がわからない人は)相場をやってはいけない、とはっきり述べているのは「一目均衡表」だけでありまして、それでもやる以上は相場を理解し行えるようトレーニングを積んで下さい、という事で一目山人は自身の方法論を書き残したのであります。


 私は一目均衡表の原著以外の事を知りません。しかしそれでもごく普通に考えながら相場を辿っていけば、このブログ上にコメントする程度の事はわかるようになるのでありまして、やはり均衡表を使ってみようかな、と思う方には原著を手にとって頂きたいと思います。


 話はそれましたが均衡表原著は教科書的な書き方をしておらず、また相場手法について細かく述べた本ではありません。山人がどのように相場を辿り、どこでどのような判断をしてきたかが書かれています。

三波動の完成を相場の節目として見る。という説明をはじめとする私のコメントや講義は、均衡表勉強会をやっていく上で、必要に迫られて私が述べ始めたことであり、いわば私自身の私の為の教科書でありテキストなのであります。ですから私自身は自分の使う道具の問題点や欠点をよく理解していますので、想定外の変化に対応できますけれど、教科書だけ理解した人にそれが可能だとは思えません。


 私の目的は正しく一目均衡表を理解し活用していただく事であります。その為には皆さんが、皆さんなりの教科書を作っていただく必要があります。

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2005年05月26日

見当をつけることが大事

テーマ:一目均衡表

 一目均衡表の図表は基本的に押し、戻りの限界を見る、と述べました。この押し戻りの限界は離れのポイントでもある為に、実線との関わりが非常に重要になるのですが、今日コメントするような使い方をして相場の見当をつける事も重要です。


 日経平均株価日足では今日現在、昨日の安値を僅かにわったものの、転換線に支えられる状態となっています。ここしばらくの変動は4月18日の陰線での高値11223と21日安値11770のレンジで動いておりまして、転換線が一種の相場水準として働いているモミアイであります。

モミアイを認識したならば、その離れがいつかについて時間関係を調べるのでありますが、今日は図表を使って見当をつけておきましょう。相場が大きく離れる時には、当然均衡表も変わってくるわけですが、もしも相場が動かない状態が幾日か継続したときには、均衡表がどうなるかを考えるのであります。


 明日以降5月24日高値と今日の安値の間で推移していくと想定してみましょう。

今日は5月17日から8日目ですから、明日、相場が動かなければ転換線の位置は変わりません。しかし月曜から転換線は上がっていきますので、下値を圧迫してくる事が想定出来ます。同じ様に基準線は5月19日から下げて来ていますが、明日以降も下げ、来週月曜日には今現在の転換線とほぼ同じ位置に来る事になり、こちらは上値を圧迫してきます。来週月曜日は4月18日から26日目にあたり、相場がうごかないままであれば、遅行スパンが実線と重なる状況になることもわかります。この様に見当をつけると、上げ相場になるためには遅くとも月曜日には出発しなければならないはずですが、その上で基本数値、対等数値でだしておいた変化日との関わりを考えると、相場が良い常態か、悪い常態か、大体の見当がつくのです。これは機会があれば説明します。

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2005年05月26日

「一目均衡表の世界」について その3

テーマ:一目均衡表

 第3回目は一目均衡表チャートの簡単な活用方法についてであります。これも何度も書いたり話したりしている事ですが、先ずこのチャートはどの線であってもかまいませんが、「押し」として機能しているか、それとも「戻り」として機能しているかを見るものだ。という事です。

上げ相場では何らかの形で均衡表各線は押しの限界を表します。下げ相場は逆に戻りとして機能するわけですから、どちらとも言える、どちらとも言えない場合はモミアイとして捉えれば、これらを見て上げか下げかモミアイかを判断するのは、はじめの判断としては良いのであります。


 私はかねがね均衡表の思考法に対する理解のない人に対して一目均衡表の図表について色々と細かく説明をする意味は無い、と考えておりまして、その為勉強会で均衡表各線の説明をあまりしてきませんでした。基準線を転換線が上抜いたら「買い」、あるいは遅行スパンが実線を上回ったら「買い」というようなことをただ知識として得るだけでは相場の方向は決して判断できません。例えばローソク足の組み合わせによる転換サインはよく知られていますが、この転換サインを常に売買決定サインとして相場を張れば必ず大きな損失を生むでしょう。相場解説者は罫線のだまし、で片付けますが、以前鍵足で説明したように、転換サインは、あるポイントからの離れを表します。ですから転換サインの出現によって売買決定をした場合、離れが大きければ大きいほど利益します。押し目買い、戻り売り、は上げ相場における離れ、下げ相場過程での離れ、に付くという事でありまして、相場の方向性を正しく把握できていない人は必ず騙しにあう、ということです。


 だからこそ一目均衡表では正しく方向性を把握するために、値幅と、特に時間を活用する、ということです。この時間と値幅の関係を論理的に整理するのが波動論でありまして、波動論に対する理解ない無しに均衡表を上手に活用できる訳がないのです。

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2005年05月25日

「一目均衡表の世界」その2

テーマ:ブログ

 第二回目のコメントは一目均衡表ホームページでも述べておりますし、勉強会や株価予報でもコメントしている事です。転換時に現れる波形は極端に考えれば三尊(夕刊紙面上の図)、逆三尊を構成するか、安値、高値の切り上げあるいは切り下げの否定された形しかあり得ません。しかし、どこから、どこまでを上げと見なすか、下げと見なすかによって、出現の位置が変わってくる事が問題です。また、この様な波形の現れが絶対に相場の転換を保証するかと言えば、そうではありません。罫線の騙し、という言葉に象徴されるように、ただこれだけを売買に使う事は出来ないものだと思います。


 それではどのような使われ方をするかと言えば、押し、戻り、という判断保留の状態をあえて作る事で、妥当なポイントで転換サインが出れば、買い、または売りの判断を下す、という方法です。例えば100円から200円までの上げを演じた相場の押しの限界を、経験的な勘によって150円のポイントとした上で、相場が150円の付近まで下げて来て転換サインが現れるならば、買い、というような使い方です。この場合押しの限界もあくまで勘でありますし、押しになるかどうかも本来は結果的にしかわからないものであります。その意味で「勘をたより」と批判されたのでありますが、実際には試し玉で相場の反応を確かめたり、手口を探るなど、勘の確証を得る為の配慮は当然昔の人はやっているのです。


現在の状況は全く逆でありまして、勘を排除し客観的に相場の方向を判断出切ると主張する人が多すぎまして、転換サインさえ見つければ相場の方向が確定出来ると考える人には均衡表の事は理解出来ない、と言いたかったのです。

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2005年05月24日

「一目均衡表の世界」について  その1

テーマ:一目均衡表

 今日から4日間、日経新聞夕刊のマネーレッスン欄にて「一目均衡表の世界」と題して均衡表の基本的な考え方が紹介されます。4回分で原稿用紙10枚程度のコメントを紹介して頂く訳ですが、勿論一目均衡表をこの分量で説明しつくす事はできません。新聞や雑誌の記事は記事ごとに完結している事が要求されますので、制限がありますが、補うべき事もいくつかありますので、ブログ上でコメントします。


 一回目は単なる直観が必ずしも正しい判断にはなりえない、という当たり前の事を、強調しました。

一目均衡表は視覚的にも極めて印象に残るチャートであります。例えば先行スパンのように、あらかじめ書いておいた、線で実際の値段が反発するのを目にすれば、何か相場変動がいつでもあらかじめわかるかのような印象を持ってしまうでしょう。しかし一目山人の方法論は少なくとも、相場ではどのような変化もありうる事を前提として組み立てられていますので、チャートを法則として見られるのでは、困るのです。


基準線と転換線の位置が変わる事を、均衡表では一種の転換と見なしますが、転換だから直ちに買い、ということでは無く、少なくとも安値を割らずに基本数値の日数を経過した上で、下げ償却をした上での均衡表好転でなければ、一目山人は買いとは言わないでしょう。相場が時間をかけて充分に上げきった状態からもみ合えば、必ず均衡表での買いサイン出現の可能性はあるわけで、この様なポイントで大やけどをするならば、チャートなど使わない方が良いのであります。


 山人が均衡表原著を書き表した昭和40年代はまだ、多くの人がチャートを手書きで書いていた時代です。

チャート誌が出るようになり、パソコンが普及して、チャートを書いた事が無い、という人は大多数を占めると思いますが、書いた経験のある人は少なくともチャートから得られる情報の限界を知る事は出来るでしょう。また自分の直観がいかに当てにならないか、良く理解できるはずであります。

近年、窓埋め、ひげ等強調される事が多いようですが、例えばひげ等は、下げたものがその日のうちに戻る、上げたものがその日のうちに戻る、というだけの事でありまして、ひげの出現を上げと判断する事は単に戻りの勢いを評価しているに過ぎない、という事だと思います。

それでも昔の相場師がこの様な転換サインを活用したのは、判断のスピードが要求されたからでありまして、少なくとも直観が外れたときの対処は合理的に組み立てていたと考えます。






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