繋留流産の手術当日

いつも通ってる産婦人科で同じように受付をし、待合室でまち、、、妊婦さんを近くで見ているのが辛かったぐすん

自分の番号が呼ばれ、診察室へ。
器具を入れて子宮頸管を広げる処置。
色んな人のブログをみて、この処置が痛かったゲッソリと書かれてたからドキドキ真顔

少し挿入時の違和感はあったけど、器具入れてしまえばなんてことはなかったUMAくん


診察室の向かい側にある部屋へ移り

術着に着替え

いよいよ、という感じがする

注射を打ったのち、

「この注射打つと後から口が渇くような感じがするけど、そういうものだから気にしなくて良いからね」と言われ1時間ちょっとベッド上安静。


もうとにかく心は無


考えない


考えたら止まらなくなりそうだから


音楽聴いて


無になる



ついに呼ばれ、手術へ。


どこでやるんだろう?って思ってたら、まさかのいつもの診察室の隣。こんな近くでポーンとびっくり。

台に横になり、心拍モニターなど色々つけられ、少し緊張。
の割には、脈拍60ぐらいしかなくて、Nsに落ち着いてますね、って。

足を開いたまま台に固定されて「落ちないように」と言われたけど、麻酔して手術後にきっと暴れないようにするためだったんじゃないかと思ってる。

Drがきて、少しホッとする。

「辛いけど、がんばろうな」

「小児喘息だった人は麻酔が少しちがくて、この麻酔は悪夢見るって人が多いん。だから楽しいこと思いだして。楽しいこと考えてな。」

と言われ、海外旅行の事を考える。
夏のフィンランドよかったな、やっぱり冬のドイツも楽しかった!パリの街も何回でも行きたい。
なんて


考え始めたと思ったら、すぅっと異次元へ

もう麻酔が効いて落ちてったんだと思う

目の前が鮮やかな緑や水色の世界で覆われて

何かにぐぐーーっと引き込まれてく

自分の魂だけ駆け巡ってくような

不思議な感じでした 
 

先生が楽しいこと考えてって言ってくれたおかげか
カラフルな世界へ飲み込まれたり、フィンランドの森を駆け巡ったり、ドイツのような街や自然の中に引き込まれたり、、と悪夢ではなかった


時間が経つとともに

自分ってなんだっけ?

どんな形してたか、どんな風に生きてきたか、元に戻るにはどうしたら良いか全くわからない

なんて感覚にもなった





気づいたら涙が流れて泣き声をあげて

苦しいわけじゃない

心の中でおさえてたものが自然と溢れて浄化されてく感じ


麻酔がきれてきたのか

ぼやっと目が開きぼやっと自分の体が見える




つづく