令和8年5月31日、ロート奈良第二武道場にて「第32回錬成大会」ならびに「第5回型試合」が開催されました。

 

当日は時折涼しい風も吹く過ごしやすい気候の中、多くの道場生・保護者の皆様が見守る中で大会がスタートしました。

 

型試合も大会の一部として定着し、今大会では組手試合においてチャレンジクラス、チャンピオンクラス、オープンクラス、女子混合クラスを実施。また、新たな試みとして一般部による「特別親善エキシビションマッチ」も行われ、これまで以上に見応えのある大会となりました。

 

開会式では、市川師範より初出場選手への激励とともに、経験を重ねてきた選手たちへ「勝って驕らず」との言葉が贈られました。その言葉が会場全体を引き締め、熱戦の幕が開きました。

 

型試合では、緊張しながらも堂々と演武を披露する選手たちの姿が見られました。前回優勝の梅ヶ辻颯選手は、自らの型を貫き見事な演武を披露し、会場全体を引き込む素晴らしい内容となりました。

 

続く組手試合では、日頃の稽古の成果を発揮する選手たちの熱戦が繰り広げられました。中でも、大きな体格差にも臆することなく前へ出続ける中川みのり選手の姿や、苦手な組手にも大きな気合いで挑戦する道場生たちの姿が印象的でした。上段蹴りで技有りを奪われても最後まで諦めず立ち向かう選手たちに、会場からは大きな拍手と声援が送られました。

 

昼休憩後には、松村弐段・市川尚義初段による演武が披露され、迫力ある攻防に会場は大いに盛り上がりました。演武後には、その動きを真似する道場生たちの姿も見られ、憧れや目標の存在の大切さを感じる時間となりました。

 

その後行われた市川師範による師範演武では、「撃砕大」の力強く美しい演武に加え、杉板や瓦の試し割りが披露されました。特に分厚い杉板を前にした道場生たちからは驚きの声が上がり、会場は大きな拍手に包まれました。

 

型試合決勝はワンコートで行われ、会場はさらに緊張感に包まれました。選手たちはそれぞれが磨き上げてきた型を堂々と披露し、大きな拍手が送られました。

 

組手試合決勝でも、各カテゴリーで熱戦が続きました。宮澤凛選手のリベンジへの強い思い、増尾健人選手の予想を超える猛攻など、勝敗を超えた多くのドラマが生まれました。

 

また、前回優勝者として大きな期待を背負っていた菅野選手の姿も非常に印象的でした。敗戦の悔しさを感じながらも涙を堪え、最後は堂々とした挨拶を行う姿からは、勝敗だけではない人としての成長、そして武道を学ぶ者としての強さが感じられました。

 

中学生の部では、中川晴渡選手、濱上宗大選手をはじめ、スタッフとしても大会を支えた選手たちの責任感ある行動も非常に印象的でした。競技者としてだけでなく、大会運営を支える仲間としての頼もしさも感じられました。

 

大会の締めくくりとして行われた「特別親善エキシビションマッチ」では、「礼に始まり、礼に終わる」という武道精神を改めて感じさせる内容となりました。大人たちが挑戦する姿は、道場生たちにとって大きな刺激になったことと思います。

 

表彰式では、市川師範より「負けた後こそ仲間のために動くこと」「周囲への感謝を忘れないこと」の大切さについて話がありました。その言葉は、道場生たちの心に深く届いたことでしょう。

 

今大会も、多くの感動、新たな発見、そして成長が生まれる一日となりました。

 

選手たち、スタッフ、保護者の皆様。

まさに全員でつくり上げた大会でした。

 

この日会場に集ったすべての皆様の、さらなる飛躍を心より願っております。

 

スタッフの皆様、保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。