
2025.12.7(sun)ロート奈良第二武道場
当日は師走らしいひんやりとした空気でしたが、会場内は選手たちの熱気に包まれていました。
はじめに型の部の予選が行われ、4回目を数える今大会も、予選から質の高い型の披露が続きました。
今回の組手の部は、小学生の部で学年を統合し、チャレンジクラスとチャンピオンクラスに分けて開催されました。これは、一人一人が輝き、自信を育み、誰もが熱い戦いを繰り広げられるようにという意図からです。
いざ蓋を開けてみれば、予選から期待を裏切らない熱戦の連続でした。気持ちのこもった試合が続き、延長戦や、体重判定でも決着がつかず再延長にもつれる試合が多く見られました。その結果、午前の終了予定時刻を大幅に上回ってしまいましたが、これも選手の頑張りの証でしょう。
午後からは組手の部の3位決定戦が行われました。お互い、少しでも上の順位を勝ち取ろうと闘志を振り絞って戦う姿が印象的でした。
決勝戦の前に師範演武があり、征遠鎮の型の中に試し割りを組み入れるという斬新な演武が披露されました。重厚な型の合間に、板割り、瓦割り、バット折り、寸勁割りを次々に成功。そのたびに会場が静まり返り、後に大きな拍手が起こりました。
決勝戦は、型・組手のいずれの部も、大会を飾るにふさわしい素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。型の部では、相手と戦っているかのような迫力ある演武を見せる者もいました。
組手の部では、すべてのクラスで熱い戦いが見られました。
決勝を戦った選手の中に、次週に昇段審査の10人組手を控える者がいました。試合への出場について「昇段のために試合に出なかったら後悔する。そういう後悔はしたくないからエントリーした」と語っておられたそうです。
そのことを市川師範からお聞きし、心が震えました。その方の試合内容も会場を熱くするもので、本当に素晴らしい試合ばかりでした。
最後の市川師範の挨拶で、「私は試合でKOされた時に記憶をなくしたことがある。しかし後でビデオを見返したら、すぐに立ち上がって構えていた。私はそれを見て自分を誇らしく思った。なぜなら相手は私を殺さない限り、私には勝つことができないと思えたから。だから皆さんも今回の負けは負けじゃない。負けても立ち上がって向かっていく者が、最後には勝者になる。」という言葉に、会場全体の心が動かされました
今大会も、これほど感動し、心を動かされる場に立ち会えたことに感謝いたします。
次回の大会も、さらなる感動に出逢えるよう自分自身も精進していきたいと思います。
市川師範をはじめ、スタッフの皆さん、選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
押忍
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