先日、夫が出かけるというので
「えぇー、じゃぁ、帰りにパティスリーで“ガレットデロワ※1”を買ってきてくれる?」
「うん、カッテキテクレルヨ?」←買ってきてあげると言っている
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「ただいまっ」
「おかえり~!ありがとねっ(ガレット買ってくれて)」
「Au fait, quand on achete de la galette des rois, ce qui est marrant, c'est qu'ils m'ont fait choisir une fêve.(なんかさー、日本でガレット買う時、面白いのはフェーヴ※2を選ばせてくれる※3ところだよね)」
「Ah, t'as choisi?(あぁ、選んだの?笑)」
「Bah, oui!!(まぁね!!) On attant ta mère quand même?(君のお母さんが帰ってくるの待つでしょ?)」
「Oui!!(うん!!)」
※1 ガレットデロワ…フランスの伝統菓子
※2 フェーヴ…フランス語でそら豆という意味。色々なデザインの陶製の小さな飾りが一つ、このお菓子に入っていて、ケーキを切り分けた時にそれが入っていると王様になれる
※3 通常、フェーヴはケーキの中に入っているが、日本ではその文化がないので、誤飲誤食を防ぐ為に外に添えられている場合が多い。
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そして母の帰宅後―。
早速手提げからガレットの入った箱を取り出すと
夫が、パッケージのフランス語の間違いに気づき、嬉しそう。(街の至る所で見かけるフランス語を見つけては、嬉しそうに「○○だって!」と言う夫。結構間違っているものも多くて、そういうのを見つけては嬉しそうにしている)…フランスにだって、面白い日本語があるんだから、お互い様だけどw
箱から出したら
「C'est cher, au Japon!! En France, c'est comme ça, le même prix!!(日本のガレットって高いよね!!フランスだったら同じ値段でこんなに大きいよ!!)」
…確かに。
フランスのガレットは、大きいのに1000円~2000円台くらい。
それに比べて日本のは小ぶりでも倍価格くらい。フェーヴが輸入ものだからかな??
本当は添えられていたフェーヴを入れようかと思ったけれど…想像以上にガレットが薄く、フェーヴを入れると確実に突き抜けてしまうので、今回は諦めましたw。中にアーモンドが入ってるから、いいんだけどねw。
「じゃ、切るよ~!」
サクサクサクっ!!
「あぁぁっ!!!」
包丁を入れた途端、
ポロリ。
アーモンドがコロンと出てきちゃったよーっ![]()
心配してたのは、カットする時にアーモンドが2つに切れてしまったら、王様が2人になっちゃうんじゃないかということだったけれど、これは予想外の展開!!
アーモンドは2つに切れることもなく、コロンと外へ…
この光景…他のブロガーさんにも似たようなことが発生してたw。(本物のフェーヴだったけれど)
ちょっと唖然としていると 母が
「あ、アーモンド!おかーさん食べーよっ!」
ぱくっ。
「あぁぁっ!!!」 ![]()
なんと!! お母さんが食べてしまったーっ!!
… っていうことは、お母さんが王様?
と思ったけれど、あまり気にしていないようだったので フェーヴは私がもらい、コレクションの足しにしましたw ふっふっふ。
勝敗の行方は、2014年へと続く…。