どこで見つけたか忘れてしまいましたが、ファントムカスタムの中身の

写真があったのと、ヘイマーのファンサイトでみつけたセールス用のカードの

写しを見比べてみました。

カードの説明によると、

となっており、ブリッジ側のトリプルコイルをシングルコイルもMidと仮定すると

SSHのストラトキャスターの様な切り替わり方をします。

それを念頭に回路を見ていると、

上図の様な回路になっていることがわかりました。

ヘイマー社のリプレイスメントパーツ等を探してみると

ヘイマー社オリジナルの500kΩの可変抵抗を使用している様です。

また、この個体では竪型（クロレッツ型？）の

フィルムコンデンサーを使用していますが、他機種の内部写真と

流出している回路図等をみると、チューブラー型のフィルムコンデンサを

使用しており0.01μFを多数使用していることがわかりました。

で面白いのがトーン回路のつなぎ方で、1V1Tだったら

普通はボリュームの位置でトーンの効きが変わらないように、

トーン回路、ボリューム回路の順につなぎます。
しかし、本器は通称「(レスポールの)50年代接続」という

ボリューム回路の次にトーン回路を接続しています。

ヘイマー社の得意とするエクスプローラーやフライングと似た

フィーリングが出るようにした、ヘイマー社のこだわりではないかと思います。

前に書いたようにヘイマー社のサンバースト（レスポール　スタンダードダブルカッタウェイのボディスタイル）ではアウトオブフェイズになるようにしていますが、

本器がどうか？は判りません。

続く

Hamer Phantom Custom