Larry Coryellの話をしていて、思い出した。
ここ何回か”変な感じ”のするアルバムの話をしていますが、
ラリーコリエル先生もこの時期、変な感じのアルバムに名前を連ねていて、
それが”FUSE ONE”です。
メンバーみたらすごい人ばっかりでびっくりしますが、
日本人好みのスタンリークラークとかエリックゲイルがたくさん入っていたりして、
当時のJapan Moneryの影響力を感じたりします。
そのうち、そういう話もするつもりですが、
FUSSE ONEはCTIレーベルから出ていて、
CTIレーベルは”変な感じ”のアルバムを売りにしていたので
大御所たちが”変な感じ”のアルバムに作ってしまう理屈です。
で、話をしたいのは、これの「Waterside」と言う曲です。↑
この曲は「スメタナ」の「モルダウ」を、フュージョン風にアレンジした曲で、
流して聞いていると、デパートなんかでかかってるBGMとかイージーリスニングと
間違えてしまいそうな曲なんですが、
途中、ソロで場違いな男気?(ロック魂?)あふれるエレキギターが
切り込んできて、その後、リリシズム満点のオベーション(アダマス?)
て落ち着かせる構成になっています。
当時のライナーノーツにエレキギターがジョンマクラフリン、アコースティックギター
ラリーコリエルと書いてあった気がします。
でも、私はこういう鋭い切り込みでペンタトニックの手癖フレーズを
入れるような頭の悪いソロはラリーコリエルだと確信していました。
(↑の映像のコメントではエレクトリックもアコースティックもラリーコリエルになっています。)
なんで、そんなことを覚えているかと言うと、
Covite の時に書いた通り、この時期、ラリーコリエルは
エレキギターからアコースティックに中心を移してしまったのに、
私は、しつこくエレキギターを弾いているアルバムを探し出していて…
「宝物」を掘り当てた感じでしょうか(^◇^;)
エレキをとってもアコースティックをとっても
"This is Larry Coryell"って感じで、
ラリーコリエルを瞬間で堪能できる大好きな曲です。