1960年代のステレオ電蓄ブームの時にリバーブ付きステレオ
という、ピュアな人には想像できないような色物オーディオ装置が
流行った時期がありまして、その頃の文献あさっていたら面白いものを
見つけました。
1907年ドイツで開発されたKlingsor蓄音機です。
ホーンの前に弦を張って共鳴させて残響を付けようとしたんだと思います。
(ピアノのサスティーンペダル踏んだ状態でなかで蓄音機鳴らすイメージだったのでは
無かったかと思います。)
https://soundofthehound.com/tag/the-klingsor-gramophone/
意欲的な機械ですが、蓄音機の出力を空気経由で弦を揺らすのは
インピーダンスマッチングがむちゃくちゃになるからあんまり効果が出ているようには思えません。
でもこういう機械があって、オンドマルトノのパルム(Palm)スピーカーというか
diffuserディフューザにつながっていくのだと思います。