もうすでに古い話になってしまっているのですが
http://helibossa.com/
heliさんがBurnsのDouble Sixを買った話
http://helibossa.com/?p=2790
がありまして、
そこで思い出した話をちょっと

私らの世代はBurnsっていうとFlyteっていうイカみたいな形をしたModelが有名で、
以前話をしたBisonとかSonicとかはもっと前の世代の代物でした。
(Grecoの世代から見たTeiscoみたいな…)

その後、中古楽器屋に足しげく通うようになった頃、
Baldwin(アメリカのYAMAHA相当の総合楽器メーカー)の中古で
Baldwin Jazz Split Sound(通称Wild Dog)というのありました。
ピックアップセレクターがロータリー式でなんか、なんかギターのマーケットをよく理解してない
Baldwinが”やっちまった”感のあるギターでした。

(家電メーカーが作ったシンセサイザーとかみたいな
マーケットのターゲットと差別化の必要性から結果的にあか抜けない
スペックになっているように当時感じていました。
ちなみにBaldwinはシンセサイザーもあるんですが似たような”やっちまった感”があります)

で、このJazz Split Soundはアメリカでは結構出回っていたらしく、
日本ではBaldwinの中古ギターとしては比較的よく見るタイプでした。
(その後、Ampeg、Baldwin向けに、BurnsがOEM供給していたのを知りました。)

その頃Teiscoを見る目とおんなじ目でWild Dogを見ていたのですが、
なんかのタイミングで、このギターがスプリットサウンドを実装しているのに
気が付いて急に興味を持つようになりました。
(名前の通りだろうといわれそうですが(^◇^;))

ここでいうスプリットサウンドというのは、
http://blogs.yahoo.co.jp/radio_ginza/29879338.html
Bisonの時に話した、ストラトキャスターのフロント、リアのMIXみたいなのじゃなくって、
teisco Spectrum 5
Vox phantom Stereo
Goya Rangemaster
あたりが有名で、ちょっとビザールなメーカーの最上位機種で実装していた機能で、
低音弦側(たいてい4-6弦)と高温弦側(たいてい1-3弦)を別のピックアップで
拾って出力する機能です。

アイディアとしてはチェットアトキンスみたいな使い方をしたときに
低音弦はよりベーストーンらしく、高音側はよりメロディーパートらしさを
強調するためにできたのだと思います。

で、ここからが本題で
最近、このBurns Jazz Split Soundのデモ音色が
Youtubeにあがっていてビックリ!!(・_・;)しました。
https://www.youtube.com/watch?v=qK8rN5z7iZo

でさらにPUのコンビネーションが書いてあってさらにビックリ(・_・;)
Wild Dog: Mid- & Bridgepickup parallel out of phase
Treble: Bridge pickup solo
Jazz: Neck- & Midpickup series in phase
Split Sound: Neckpickup for the 3 bass strings, all 3 pickups (parallel in phase) for the treble strings.
だそうです。