「いつも永遠の夏じゃなく」
作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお
波が も少し 静かになったら 沖まで泳いでく
海は銀色 沖はあかね色 たそがれせまったら
その頃にあなた 去ってくれ この海を
別れの言葉 水の中でそっと 言うから
てのひらで 思い出もかきわけて
振り向いた 目じるしのパラソルの下に
あなたはもういない
遠くヨットが 入江に向かって ゆっくり帰ってく
漂う体 漂う想いも 流れにまかせてく
今頃はあなた 手荷物を まとめてる
新しい海を 見つけに行くのなら 止めない
永遠の 夏を感じたかった
永遠の 夢も見れるつもりでいたよ
まぶたにしみる海
グラデーション 沖合いまで続いて
ひとりきり 光の渦 まぶしい海を
泳ぎ続けて行く
来生さんのコラムも無事8ヶ月目も発信されました。
今回も追伸の方が濃い(笑)
我が家の犬 ここ見に来る人はきっと知ってるよ!(⌒‐⌒)
「もう大変!」「ヤバい 」「いられないね」
こちらこそもう大変!が可愛くて、それがヤバくて、そうだね、言ってられないねって着地しましたよ。
あー満たされた(笑)
さて夏も終わりのはずだけど一向に弱まる気配もない。まぁ少しは弱まってるかもだけど、弱ったかと思えばまた強まる感じ。
海にはまだまだたくさんの若者や子どもたちがあふれています。
昼間の喧騒がおさまり、ようやく誰もいなくなった海辺を眺める。
夏嫌いな私には夏の海辺のロマンチックな思い出は全くないですが、あかね色の海は様々な思いがわいてきます。
そんな私が想像の世界で楽しむこの1曲。
サビを聞くとこのアルバムを買って繰り返し聞いていた頃の景色を思い出すんですよね。
温度とか音とか。
イヤホンで聞いていた時と不意にラジオから流れてきた時の違って聞こえる感じとか。
この男の人は大人でもなく少年でもなく、だからといって青年と呼ぶにはか細い感じがなんとも言えず来生さんの声に合っていると思います。
もう終わりってこともわかっているのにちゃんと終わらせることはできない。
泳いでいるうちに去っていてくれ、海の中で別れの言葉を言うからなんてね。
振り向いたらいないとわかっていて、本当にいない砂浜を見た時、彼はホッとしたのか寂しかったのか。どちらもなんだろうな。
今頃は手荷物を……なんて想いを馳せながらプカプカ。次の恋に行くなら止めないよ……って止めるもなにも!ってちょっと突っ込んでみたりして(^ー^)
日も暮れてきてるよ、グラデーションの海は美しいけど永遠に泳げないように永遠の夏はもうないよ。
パラソルはもう捨てちゃえ。
ヨットも帰ってきたからあなたも早く帰っておいで。
波打ち際まで帰ったらしっかり砂浜を歩いてあなたも次の海を探せばいい。
夏はまた来るし海はいつもそこにあるから。
って声をかけたくなるような来生さんの演じる声なのです。
