一瞬の夏 懐歌⑮ | ほどほどに

ほどほどに

ただただ好きなこと
好きなもの日々のことを

暑い。

毎年のことだが信じられないくらい暑い。

それでも田舎だからましなのかな。

でも虫もいるしな。

プラマイゼロかな。

毎日サウナで黙って我慢してるような気持ちだわ。早く寒くなれー。

 

さてタイトルの「一瞬の夏」一瞬で過ぎ去ってくれればいいのだけどねー。

 

歌っているのは西島三恵子さん。

来生さんの「夕闇のふたり」を歌っていますね。代表作は「池上線」でしょうか。

 

リアルタイムではあまり知らない方なんですが、この一瞬の夏だけはすごく印象に残っています。

「一死、大罪を謝す」というスペシャルドラマの主題歌ですが、ドラマの内容は全く覚えていません。

二谷英明さんが主演していた記憶しかない。

しかもその役が誰だったのかも記憶がありませんでした。阿南惟幾だったんですね。

「日本でいちばん長い日」のイメージしかなかったので後から知ってちょっと驚きました。

 

この曲が流れたのは自決の場面だったと思います。

サビの

 

恋人よ まぶしくきらめいて

一瞬に過ぎてゆく夏

死ぬつもりで目を閉じればもう

生きることが始まっている


このサビのインパクトがすごくて。

歌声や盛り上がりかたもですが、歌詞がとにかく刺さりました。

「死ぬつもりで目を閉じればもう生きることが始まっている」

そうだよな、そりゃそうだな、でも「もう」ってところに死ぬつもりだったのに……(生きてしまった)という気持ちも感じて。

生きるとは一瞬の積み重ねなんだと強く思ったのです。中二病だったからね!

もし将来死にたくなることがあったらこの歌詞を思いだそう。目を閉じるだけでもう生きていることを思いだそうって心に誓いましたね。

中二病だったからね!

 

歌のインパクトが強すぎてドラマの印象がなさすぎたのね。

 

この頃は三時間ドラマとか何時間ドラマとか長時間スペシャルドラマをよくやっていましたね。主題歌もヒットしたり。

大橋純子さんの「たそがれマイラブ」は森鴎外を描いた「獅子のごとく」の主題歌でした。

母が「すごいええ歌~」と言っていたのを覚えています。

 

主題歌は覚えてないけど、伊藤博文を描いた「風が燃えた」も覚えています。

若き日の主人公を山口百恵さんと三浦友和さんが演じ、後は三田佳子さと平幹二朗さんが演じていました。友和さんから平幹二朗はないわーと姉と2人で文句を言っていました(笑)

 

振り返ると我が家って親も子もすごくテレビを見ていたな。どんな遅い時間でも「寝なさい」って言われたことないなー。

とんでもないテレビ一家だったと改めて思います(笑)

 

良き時代じゃ。