来生さんの奥深さ | ほどほどに

ほどほどに

ただただ好きなこと
好きなもの日々のことを

遅ればせながら私もゲットいたしました♥️



(光ってるし!爆笑)



貴重な来生さんのメディア登場。
感慨深さと共にとても興味深く読みました。
以下ネタバレ気味なのでご判断の上お進みください。













まずは歌謡曲、ポピュラーソングのくだり。
そうです、そうです、シャンソンもカンツォーネもラテンも色んなテイストが感じられるんですよね。この柔軟性は日本人ならではなのかも。その歌謡曲の味わいは米津玄師さんやあいみょんさんやOfficial髭男dismやKing Gnuにすら潜んでいるのではないかと思う。


そして
死生観を背景として生まれる作品。
この切り口は妙に心にストンと落ちる。
どこか距離をとっているような俯瞰な視線。
それでいてどうしようもなく温かい。
私の来生さんの言葉にしがたい好きなところのひとつだ。
生と死を見つめることで生まれる愛情がせつなさを生み出すという解釈はものすごく納得してしまった。


詞を書いているのはえつこさんだけど、共体験がベースにあるからなのか、DNAなのか(!笑)
メロディーのもつメッセージを感じ取れるのだと思う。メロディーから感じる世界を歌詞にした時の確かさ。
だからあのせつなさが生まれるのだと。

以前記事にも書いた来生さんのせつなさに私は満たされるという感覚は、来生さんの死生観からくる人への愛があるからなのかもしれないと今回の記事で感じた。
虚しさの向こう側にある愛が私を満たしてくれるのかもしれない。

音楽のシンプルさを極めつつ、そのメロディーを追究せんがための哲学や心理学や宗教などの興味と分析。この感じが来生たかおそのもので愛すべき偏屈な感じが大好きだ(笑)



夢の途中の歌詞の違う部分は前にも書いたかもしれないけど、はからずも手違いによる成功だと思う。しかも薬師丸ひろ子さんが「心寒いだけさ」を歌ったこと。絶対これは大事。
ここのキュン度はハンパないと思う。

これも多分前に書いたけど1節でいいから来生さんの「心寒いだけさ」聞きたいわあー。


この昭和40年男という雑誌は初めて知りましたが、昭和41年生まれの私には他のページも食い入るように読むものばかり(笑)

今回は来生さんのことだけにしにしますが、懐かしさを刺激したものもたくさんあり、私の思いでも書きたいなぁなんて思いました😃