これはつい先日、ブログを読ませてもらっているPさんの記事で、青春の門について書かれていたのを読んだ時に思い出しました。
いくつくらいだったかなぁ、一時期五木寛之が好きで読んでいた頃の想い出。
まずタイトルのかっこよさで手に取りました
ヨハネ黙示録の中の言葉です。
蒼ざめた馬に乗っているのは「死」です。
四騎士の中の一人で、疫病を用いて多くの命を奪う力を持つものです。
今のこのタイミングでこのタイトルを思い出したのは偶然です。蒼い馬がやって来てしまったのでしょうか。白、赤、黒い馬に乗った他の騎士が現れないことを願います。
ってか去ってくれ!
表題作以外に四篇、計五篇が収録された作品集です。他の作品は全く覚えていませんでした
ソ連を舞台に、陰謀、美しい女性、サスペンス
などの魅力的なピースが散りばめられています。特別な新鮮味はないと思うのですが、とても評価も高く直木賞を受賞しています。
五木寛之の作品もよく読みましたが、
ご本人のたたずまいも好きでして
ラジオも聞いたりしていました。
今でも続いてるのはびっくりです。
お元気で何より。
そうそうすごい余談ですが、女優の黒木瞳さんの芸名は同郷のよしみで宝塚入団時に五木寛之さんがつけたものです。
黒木町出身というのもありますが、五木さんらしいロシア風味の黒い瞳も彷彿させてとてもいい芸名だと思います。
当時はこんなシンプルな芸名はあまりいなくて、名前も個性も容姿もとにかくそれまでにいないタイプの娘役でしたね。
そんなことも思い出しながら
久しぶりに読んでみよう。
