バルコニーへ 作詞 来生えつこ
作曲 来生たかお
風のような恋の行く末 窓に煙る雨いら立つ心
明日が今見えやしない十分大人なのにね
バルコニーへドアを開けて踏み出す足の冷たさ
孤独なんて慣れてるはず 飼いならしたはず
グラスに雨を受けて 愚かな一人遊び
あなたのやさしさだけ 今ならつらくて
バラの花の鉢植え一つ ほんのなぐさみにぽつんと置いた
花びらだけちらして今 グラスを赤くそめるよ
バルコニーのおぼつかなさ 心も区切られる場所
孤独にとざされたままで グラスにくちづけ
切ないですね。
「十分大人なのにね」が胸に刺さります。
「孤独なんて慣れてるはず 飼いならしたはず」
自嘲するような寂しさを語る曲調から、
やがてバルコニーから広がる空間、風を感じます。
あなたの名残ならば 雨ほど降りしきる
あなたの面影なら ちぎれた花びら
ちぎれた面影と降りしきる名残
恋の行く末にいら立ち見えない明日へと冒頭に思いが
戻ってゆくようです。
はぁ・・・・・ベランダではこうはいかない・・・