本日は新木場で8名のデビュー戦が行われました。
ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
勝って負けて、踊って蹴って、プロレスの大会に初参戦してどう思ったのかな。
全選手良かったところも、反省点もあったと思います。
なによりもまず、大きな怪我がなく無事に終了してほっとしています。
今日がゴールだったのか、これから始まるのか、今が夢の途中なのか、どれなんだろう。全部かな。
試合のほかにドロップキック選手権というものがありました。
ドロップキック(跳んで両足で相手を蹴る)の、高さやフォーム、当たりの強さを評価し、20人くらいの選手の中からナンバーワンを決めたのですが、MVPは、真悠いちこでした。
練習では常に劣等生で、左右や前後を全く認識することができず、人一倍何をやるにも時間がかかる選手でした。思い切りだけはあるのですが、間違えるときも思いっきり。
人としての動きの基本がなっていない!と、何度も頭を抱えました。
ボールを右足の甲で前に蹴って、というと、左足のかかとで前に蹴って転ぶ感じ。なんでだよ!
そんないちこのドロップキック。
審査員だけでなく、ほかに会場で見ていた他団体のレスラーからも高評価を得ていました。
ふざけているわけでなく、一途に取り組みながら、何度も何度も涙を流し、その涙は無視され、それでも。
繰り返しやってきたことが最高の形で出せたのかなと思います。
何かの審査で、トップバッターがMVPを取ることは、なかなかない気がします。
トップに名乗りを上げたその気持ちも、踏み込む足に力を与えたのかもしれません。
写真は練習帰りの一枚。
透明感あふれる中にも、しっかり色はあると思います。