3月6日(土)日韓カッコいい!活動家映画祭 | 活動家一丁あがり!受講生のブログ ~アクティブな市民への道のり~

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PARC自由学校「活動家一丁あがり!」講座の受講生たちが、
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日韓カッコいい!活動家映画祭


日時:2010年3月6日

場所:市民メディアセンターMediR

主催:日韓カッコいい!活動家映画祭実行委員会

共催:市民メディアセンターMediR


開催趣旨:「活動家なんてダサい。コワい」と思っているみなさん。そんなイメージが変わる日本と韓国の活動家たちを描いたドキュメンタリー映画がここにあります。ぜひ参加してその目で確かめて下さい!

また今年に入って、韓国・ソウルの映像メディアセンターの運営を担ってきたメディアクトが、運営から外されるという不当な仕打ちを受けました。その事件の過程と、これまで韓国のメディア運動や独立系映画の支援を行ってきたメディアクトが果たしてきた役割について学ぶ講演も開催します。


プログラム

3:0013:10 主催者挨拶

13:10~14:50 「人らしく生きようー国労冬物語」(100分)
0~15:20 松原明さん(「映画「人らしく生きよう」制作者)のお話

15:20~15:35 休憩

15:35~16:30 「塩(ソグム)」(54分 2003年監督 パク・ジョンスク)[女性労働者の権利問題]
6:3017:25 「バスに乗ろう!」(53分2002年 監督 パク・ジョンピル)[障害者の権利問題]

17:25~17:40 休憩

17:40~18:55 「続く」(74分2004年 監督 ジュ・ヒョンスク)[移住労働者の権利問題]

18:55~20:00 安田幸弘さん(レイバーネット共同代表)講演:韓国のメディア運動とメディアクト 

            が果たしてきた役割    

                         

韓国作品の解説

「塩」・・・女性の鉄道労働者への丹念なインタビューを通して、女性が置かれた過酷な状況が浮き彫りにされます。身重の体で重労働させられ、流産した経験を持つ人も多いようです。労働組合を通じて解決策を模索していきますが、まだまだ韓国も女性の不満や苦悩を汲み取るような環境が整っていないようです。それでもなお彼女たちはあきらめずに、悲惨な過去や辛い現状に耐えつつまともな労働ときちんとした生活環境を求めて闘っていきます。この作品を見れば、彼女たちの姿に思わず拍手と声援を送りたくなるはずです。


「バスに乗ろう!」・・・電車の駅で見かける車椅子用リフト。韓国では事故が相次ぎ死亡者も出ている。バスの出入り口は障害者が乗りやすいような機械の整備が遅れている。そんな状況の中、障害者自身が街頭や地下鉄・バスで、移動するという基本的な権利を求めてまさしく全身全霊を込めて訴えかけます。彼ら、彼女らが起こす行動は傍から見ると迷惑かもしれませんが、なぜそこまでの行動をせざるを得なかったのかに思いを致せるかどうか、この映画を見る健常者一人ひとりの想像力が試される作品でもあります。


「続く」・・・日本の研修生・技能実習生も移住労働者を低賃金で散々こき使うひどい制度ですが、韓国の移住労働者の置かれた環境も負けず劣らずひどいようです。劣悪な労働環境でも強制帰国を脅し文句に働かされてきた彼ら、彼女らですが、命がけで現状の改善とまっとうな対策を政府に要求します。途中で流れる、今までに亡くなった、あるいは殺されたといってもいい移住労働者の葬列のシーンには激しく心が揺さぶられます。



・料金:1日券1500円(予約制・定員25人)

・会場:市民メディアセンター・MediR(東京都新宿区高田馬場2-7-11コーポ高田101

・申し込み先:mediapple@gmail.com(定員になり次第締め切り)

・映画祭に関する問い合わせ

「日韓カッコいい!活動家映画祭」実行委員会

mediapple@gmail.com  080-3562-1397(高野)


会場の場所が分かりにくいので以下のアドレスで確認ください。

http://medir.jp/aboutus