カブ９０ ＨＡ０２ ～キャブ再整備～

カブ９０　ＨＡ０２　～キャブ再整備～

３連休最終日の８日午前にようやくなんとかＲＺ１２５の軽整備を終えました。
ひとまず問題なく走れる様にした程度で、まだ点火時期やワイヤー類の整備、リアブレーキの分解点検などをせねばなりません。

８日午前にＲＺ１２５でひとっ走りしまして、面白いバイクでして結構満足しました。
そしてお昼にお土産で買った沖縄ソバを頂きまして充実した至福のひと時を過ごしました。
午後は少し休憩し３時からギクシャクして不調のカブ９０の再整備を致しました。
火曜から足として使いたいのできっちり整備をします。

不調の症状は、アイドリングの不調と、高回転で速度が伸びないことで、２つ症状と原因があると思われました。
アイドリングは明らかにスローのパイロット系の不具合ですので、再度キャブを分解点検します。

１．３時頃から作業開始。	２．この年式のカブのキャブのパイロットスクリュー頭部はマイナス溝ではなくＤ型（半月型）になっていますので、専用工具が必要です。

３．気が付かずにパイロットスクリューを分解清掃していませんでしたので清掃します。余ったステンレスの板を巻いてＤ型工具を作って回しますが上手く回りません。	４．作業しづらく上手くいかないのでキャブを外してしまいます。燃料ホースは外さずに、コックをＯＦＦにしてコックを外すと燃料が漏れずＯＫです。

５．さて分解。先が「く」の字に曲がったピンセットで回すと簡単に回りました。ピンセットで十分ですね。ボディのパイロット系統も綺麗にします。	６．頭がＤの字になったパイロットスクリューは、金ノコで真中にマイナス溝を切っておきます。

７．ＯＨも終わり再組付け。	８．エンジン始動。

９．少しは調子よくなりましたが、もうちょいって感じです。	１０．低回転と高回転はよくなりましたが、中速でアクセルを開けた時にガスが薄いのか多少トルクが落ち込みます。

１１．もう一息といった所でちょいすっきりしない感じです。	１２．５時になりました。ま、通勤にはなんとかつかえるといったところなので、また時間のある時に整備するとします。

高年式カブのＤ型パイロットスクリューを回すにはＤ型専用ドライバーが必要で、ホンダ以外に社外品がナンカイなど数百円で売っています。
この専用ドライバーが無くても、先の細いピンセットがあれば簡単に回して取る事ができます。
先の細いピンセットは１００円ショップにも売っていますので、それを使うことができます。

さて、不調のカブです。
カブだけ乗っていればこんなものかと思ってしまうかと思います。
タウンメイト８０はエンジンの回りが軽く、またシフトなども軽く、軽快にカチ、カチとシフトが決まりますが、カブは正反対で、エンジンの回りは重々しく、またシフトも重く、操作感もガッコン、ガッコンといった感じで、全体に軽快ではないので、余計不調と思いやすい点もあると思います。
タウンメイト８０は加速ポンプがついていたと思いますが、場所を問わず、低速から高回転まで軽薄と思えるほど軽々と回ってしまうバイクです。
これはヤマハ車に共通した傾向で、エンジン特性や、シフトフィーリングなど似た軽快な味付けがしてあり、これになれるとなかなか他社のバイクに馴染めなくなってしまいます。

ともあれ、１０月６～８日の３連休でなんとかカブ９０とＲＺ１２５の軽整備を終え、乗り出しできるようにできました。
９日からは天気が良いので、早速２台を乗り分けて足として使っております。
ま、こうやって好きなバイクを入れ替えし乗るのもまた贅沢な事だと思います。

ＩＣＡＲＵＳ