冬の読書⑧ 【日本でいちばん大切にしたい会社3】
今週読んだのは
【日本でいちばん大切にしたい会社3】 坂本光司著
これは、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞
というのが有りまして、そこでエントリーしたり受賞
した会社のストーリーを短編で紹介している本なのです。
ここで紹介されている企業は
カンブリア宮殿 や NHKプロフェッショナルで
取り上げた企業やそのTOPが多いのですが、
受賞基準までは判りませんが
①非常に独自性のある事業展開や商品を持っていて
②顧客から極めて高い独自の指示をもらっていて
③働いている従業員を大事にしていて
④社会貢献をしている会社と言ったところでしょうか。
先日、日本経営品質賞の受賞式があり、今年は
シスコシステム
川越胃腸病院
ねぎしフードサービス
の3社が受賞しましたが
この3社の報告を聞いても
上記の4点は当てはまります。
時代は、売上規模や成長性よりも
①~④の価値に対して、魅力を
感じるようになっているのだと思いました。
ちなみに、今回の本では
第一話の「徳武産業株式会社」をまずは読みました。
障がい者や高齢者の為の靴やスリッパを作っているメーカーです。
片方の足を引きづって歩いていると、どうしても片側だけが
すり減ってしまうそうなのですが、
そんな顧客の声を聴いて、靴の片方販売をしているそうです。
それを昔からやっているというからすごい。
業界の常識を非常識と思えるには
顧客の声を聴くことができるかですね。
最近学んだのは、
PDCAの Cはチェックではなく、
カスタマー とのこと。
プランした人がチェックしても問題に気が付かない。
プランし、ドゥしたことを顧客がどのように受け止めているかを
確認する。
だから、Cはチェックではなく、カスタマー なのです。