お尻の痛い元旦を過ごしたが、次の日は平常運転に戻り普段通り過ごすことができた。
術後、調子がよかったのに急に悪化した原因は間違いなく、硬い便による切れ痔。
いぼ痔、切れ痔、血栓性。わたしのイボ人生はいつになったら終わりが来るのだろう。
※この、痔奮闘記はのちにいぼ痔が治らず再手術になりますが、それも第二章として書きますのでお楽しみに!
この日わたしはお正月なので、地元の友達と飲みに行くことになっていた。
家から3分のところに住んでる友達と自転車に乗り、みんなで集まる居酒屋に行く約束をしていた。
わたしは、手術になる日の朝、あまりの痛さに立ち漕ぎでドラッグストアにいぼ痔の薬を買いに行ったわけだが(絶対にケツをつけてはいけない戦い 参照)
この日、自転車のサドルにお尻をつけて難なく自転車を漕ぐことができた!!
手術から10日目でこんなに回復するなんて!!
この、喜びはきっと、痔を患ったことがある人にしかわからない。
わたしはどうしても、この壮大なる喜びを誰かに言いたかった。友達の" えっちゃん"に伝えたかった。
なので勇気を出して友達に伝えた。
「えっちゃん、私、今なんの困難もなく自転車乗れてるけどな、ついこないだ、痔の手術したねん。
あん時は、痛すぎて自転車にも乗れんかって、立ち漕ぎしかできんかったけど、今こうして、一般人と同じように自転車に乗れてる!!!」
えっちゃんは、そうなん?みたいな顔をしてた。
心のどこかで、えっちゃんも痔の経験があって分かり合えないかなあ思っていた。しかし、えっちゃんは痔なんて遠い世界だし、患ったこともないので想像もつかないような顔をしていた。
やっぱりそうだよね。
痔の手術したことがあるな20代なんて、わたしの方がマイノリティだったよね…
まあでも!話し始めたが最後、わたしは自分が患った血栓性外痔核が、痔の痛みランキングで1位ということなど、ジョークを交えながら熱く語った。
えっちゃんは、わたしが痔だからと言って引たりすることもなく聞いてくれて、大変やったんやね〜という感じで話が終わった。
なんだこんなもんか。
今まで頑なに家族以外の誰にも痔の話をしなかったが、こんなもんか、という感じで話ができた。
痔をカミングアウトすることは、それほど恥ずかしいことではないのかもしれない。