食事を終えて我家に戻り
再び話に花を咲かせていたら
I子の携帯が鳴った
部屋を出て話をしているI子、
ガラスのドア越しに見たら
どうも泣いている様子
戻ったI子は
「ママがもう心配停止の状態らしい」
それから15分後くらいに再びの電話
「亡くなった」と、、、、
「ママ」とは
I子が大学入学と同時にアルバイトで入った
飲食店のママのこと
4年間ずっとそこでアルバイトをしていて
(私も急きょ頼まれて、一週間だけ働いたことがある)
卒業してからもずっと交流があり
I子の母親が亡くなってからは
母親代わりといってもいいくらいだった
性格的にとても厳しい人だったけど
賢くて美人なI子を
子供のいないママは
とても可愛がっていたし
また頼りにもしていたようだ
私も何回か会った事があるが
最後に会ったのは
もう30年くらい前かなぁ
いつもとても緊張したのを覚えている
その頃はもうこちらには住んでいず
関東地方に住まわれていて
I子は年に数回会いに行ってたのかな
夫の逝去の際にはお香典もいただいたっけ
数年前に
老人ホームに入られ、
数か月前には身体を壊し
ずっと入院されていたけど
痛みがひかない、と聞いていたので
案じていたところだった
享年86歳
ママのご冥福を心よりお祈り申し上げます
