先月

 

娘が帰省していた時、

 

財布が買いたいというので

 

誰でもが知っている有名なお店へ

 

付き合って行った

 

 

自慢ではないが

 

私は若い頃から

 

皆が騒いでいたブランドものの

 

バッグや財布は

 

一個も持ったことがない

 

 

あ、

 

仕事場の上司から

 

海外旅行のお土産でもらった

 

カルティエの財布が唯一持っていたものだけど

 

日本の紙幣はサイズが合わなくて

 

使いづらくて殆ど使っていなかった

(当時はカルチェと言っていたんですよね

 歳頃になった娘にそう発音したら

 メチャクチャ馬鹿にされたっけ)

 

 

で、

 

持っている友人達を

 

羨ましいと思ったこともない

 

 

反対に

 

なんでそんなに皆が

 

目の色変えて

 

人と同じ物を

 

高いお金を出して買うのか

 

理解に苦しんでいたくらいだ

 

 

私が「どういうところがいいの?」と聞くと

 

皆一様に

 

「長持ちするから」と仰るが

 

私は

 

同じ物を長ーい事持ってると飽きてしまうし

 

同じ値段を出すのなら

 

ブランド品でなくても

 

上質で他人があまり持って無い物を買いたいな

 

 

でも

 

こればかりはそれぞれの価値観だから

 

どうのこうのいう事はできないけれど

 

 

娘が買った財布も

 

私から見たら「???」と思うくらい

 

別にどうってことないデザインだし

 

使いにくそうだし

 

「そんなんにウン万も出すの?」と言いそうになるのを

 

グッと堪えていた

 

 

娘が自分で汗水垂らして得た報酬を

 

自分が欲しいものに使うのに

 

私が口を挟むことではない

 

 

で、

 

長くなりましたが

 

ここからが本題です

 

 

応対してくれたのは

 

なんか頼りなさそうな若い男性

 

 

別にそれはいいんですが、

 

直に商品が見られるように

 

それを持って来てくれた時の事

 

 

思わず吹きそうになりました!

 

と言うのも

 

恭しく財布を乗せているトレイが

 

見るからにボロボロ、、、、

 

 

四隅なんてもう擦り切れていてポーン

 

 

店内は

 

明るいキラキラな照明、

 

庶民には手が出ないバッグの数々、

 

それなのに

 

そのトレイはないでしょ

 

 

結局は

 

高級といっても

 

本当の高級ではないんだな

 

 

だって

 

私達のような者が出入りできるくらいだもんね

 

 

一生入ることはないと思っていた

 

有名ブランド路面店は、

 

「高級っぽい」、そんなお店でした