いつもご覧いただきありがとうございます。
本日のブログ更新ですが、ちょっと真面目に。
”演劇プロジェクト”の目的について語ってみたいと思います。

 

そもそも、演劇プロジェクトとは何だろうと思われる方もいらっしゃると思いますが、
現在長信田の森心療クリニックのデイケアでは、
メンバーが演劇役者班と演劇企画班に分かれて活動しております。
そして、両者の活動をまとめて”演劇プロジェクト”と呼んでいます。

 

両者の目指すところは同じく演劇公演の成功ですが、
作業が違えば学べることは違ってきます。

 

まず役者班の大きな目標は、皆で一つの大きな成果物を作ること。
一人では不可能なものを目指すことにより、協調性や仲間との絆を育みます。
さらに、「入場料を頂いて一般に公開する」ということで、要求されるレベルは高くなりますので、そのレベルに達するまでどうやって自分を追い込んでいくか、ということも。
それ以外にも、演劇をやる、という点においてですが、
他人になりきって表現するという難易度の高い課題への挑戦。
会話だけで場面を作るという他者とのコミュニケーションの練習。
こういった社会復帰にも役に立つ要素を含んでいます。

 

そして、私を含めた企画班。
こちらは“企画会社”という形をとり、組織だって作業を行っています。
内部の形は、スタッフが”代表”、そしてPR・宣伝部、パンフレット部の2部に分かれており、双方に”部長”がおります。
この形態をとる目的としては、何といっても仕事上のコミュニケーションに慣れること。
私は部長という立場ですが、上司、部下、それに依頼主もおりますので、一つ事を進めるだけでも部下と案を練ったり、上司に許可をとったり、依頼主の意向を伺ったり。報告・連絡・相談+質問もしっかりしなければなりません。慣れないことばかりで大変ですが、実践的で力になります。
さらに言えば、上に立つ立場としては、部下の動向がよく伺えます。
やる気がある人、ない状況。求めているものに応えてくれる人、そうでなかった時。
この視点は逆の立場になった時に役に立つはずです。


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私たちはこういう目標をもって”演劇プロジェクト”を進めております。
応援したい!という方は…ぜひ見にいらしてください!
(※このブログはチケット販促も兼ねております。)
それでは、また次回!