２０２３関東ＧＰ決勝　結果詳細(^^)/

さて１月２８日に開催の関東オールスタードリフトＧＰ決勝戦の結果詳細とレポートをアップします

単走予選
一気に32台に絞られる一次予選では、まずトップバッターの吉田絋祐選手(FD3S 栃木)が素晴らしい走りを決め、吉田選手の点数を上回る選手は現れるのか？が大きな見どころとなりました。
各地区の予選会上位陣や各大会の上位ランカーなど、オールスターならではの実力者が出走しますが、小さなミスなどでわずかに及ばず…という状況が続きます。
均衡を破ったのは、過去に単走優勝の経験もあり、D1ライツにも参戦している木暮博亮選手(JZX100 神奈川)。持ち前の切れ味鋭い蹴り進入を決め、ようやく吉田選手の点数を上回りトップに立ちました。
そして現在の日光ドリフトの主役級ドライバー下田賢次郎選手(HCR32 東京)もやはり迫力の走りを決めるものの、わずかに及ばず木暮選手に次ぐ2番手。
結果ほぼノーミスといえるこの上位3名の順位は変わらず、木暮選手が2度目の単走優勝を果たしました。

レディース追走
単走得点の上位4名によるトーナメントで行われたレディース追走。昨年の個人単走チャンプ西本尚恵選手(RPS13 千葉)の走りに注目が集まりましたが、初戦で江住ルミ子選手(S14 千葉)が西本選手を撃破する番狂せ。
決勝はそんな江住選手と、迫力ある走りが信条の荒木千恵選手(RPS13 栃木)の対戦。「大会の追走はほぼはじめて」と言っていた荒木選手でしたが、単走とおなじく攻めの姿勢を貫き江住を圧倒、見事初優勝を飾りました。

個人追走
個人戦の追走は一次予選の上位8名に、さらに一次予選9〜32位の選手24名で争われた二次予選の上位8名の合計16名によるトーナメントで争われました。
追走でまず輝きを見せたのは群馬の若手、木村楓雅選手(JZX100 群馬)。ドリフト界の女帝水貝澄花選手(RPS13 埼玉)のインをキッチリ差し切り大金星を上げ、ギャラリーを沸かせます。
さらにもうひとり、かつて激しい走りのAE86使いとして名を馳せ、いまやドリフトスクールを主宰するレジェンドドリフター佐藤謙選手(S15 東京)が最終組に登場。借り物マシンとは思えないアグレッシブな走りでやはり会場を盛り上げました。
ベスト4はまず単走優勝の木暮選手と若手木村選手のツアラー対決。マシンスペックや大会実績では木暮選手が勝るものの、木村選手の若さ溢れる攻めの走りに木暮選手が合わせきれず、木村選手が決勝戦へ。
もうひと組は現代の日光マイスター下田選手とレジェンド佐藤選手の東京対決。こちらもやはり下馬表では下田選手に分がありかと思われましたが、気迫で佐藤選手が猛烈に食い下がり、見事決勝へとコマを進めました。
決勝戦は若手とレジェンドの意地のぶつかり合いとも言える木村選手対佐藤選手の対戦。
まず後追い佐藤選手がコース幅をめいっぱい使って食らいつくも、先行木村選手も今日イチと言える鋭い振り出しと踏みっぷりで応戦します。
入れ替えた2本目、先行佐藤選手がレジェンドならではの勝負勘で限界ギリギリの奥振りで飛び込むと、後追いの木村選手はわずかにリズムを狂わされたのか、佐藤選手のラインに合わせ切ることができず勝負アリ。佐藤選手がみごとな戦いぶりで追走優勝を決めました。

団体
時間の都合上、急遽練習なしの一本勝負(！？)となった団体戦。各県から5台ずつのチーム団体ですが、当然ほぼすべてのチームが初顔合わせの即席団体。ギャラリーは素晴らしい走りとプラスアルファのドキドキを期待するなか、全員ドリフトしてクリアするのがやっと…。
しかし過去に優勝経験のあるチーム群馬は、やはり揃えて走るのは初めてにも関わらず5台全員が接近して見事に審査区間をクリア！ギャラリーからも拍手を浴び、見事に過酷な団体戦を制しました。