左上顎第3切歯-犬歯間に発生した扁平上皮癌に対して、左吻側上顎切除術を実施した症例です。

 

左上顎犬歯と左第3切歯間に歯肉の盛り上がりがあります。

 

 

 

その部分の歯科レントゲン像です。骨が溶けていることがわかります。

組織の一部を摘出し病理組織検査に提出したところ、「扁平上皮癌」という結果でした。

 

 

その部分の上顎切除を実施しました。

癌のため、肉眼的な病変より広く摘出する必要があります。

 

 

術後2週目の肉眼像です。きれいに癒合しています。

 

 

術後一年目の肉眼像です。

上顎切除したかどうかわからないぐらいの見た目です。

症例は、現在術後一年経過していますが、転移・再発ともになく、元気に過ごしております。

 

茨木元町どうぶつ病院 松本淳