部屋のサーキュレーターを
扇風機の代わりとして使っているので
その風を浴びながら眠りについた。
明けた土曜日の朝。
身体がなんとも怠かった。
一週間の疲れが出てるのか?
それとも夏バテかなぁと
仕事の準備をする。
トイレを済ませ、着替えをし
飯を食う。
まぁ、着替えるといっても
パンツにTシャツで寝てるのだから
仕事着を着るだけだ。
車に乗り込み、会社へ向かう。
おっと、コンビニで昼飯を
調達しなくては。
俺はコンビニの店に車を止めた。
ダルいなぁ。
でもまぁ、今日一日中頑張れば
明日は休みだ。
そう思いながら車を降りる。
ゴリ…
なにか腰に当たる物があった。
しまった。
なにか潰してシートに座ってしまったのか?
しかし、シートには何もなかった。
おかしい…
確かに腰に何か固い感触があった。
そう思って腰を触ると腰に固い物がある。
ああ。お尻のポケットに
フリスクでも入れてたのか。
尻ポケットに手を入れた
ない。
なにもないのである。
変だなぁ…
そうか、なにかズボンについてしまったのを
ベルトと一緒に挟んで腰に付いてしまったのか
そう思ってズボンの中に手を入れた
?!
ない。
触ってるはずなのに
確かにその固い物はそこにはない。
ズボンの中より
シャツの中より
更にその中に
不思議な固いモノは
そこに存在している。
おかしなぁ…
変だなぁ…
周りの目を気にしながら俺は
ほんの少し
ほんの少しだけ
パンツの中へ手を入れて
地肌に感じる固いモノへと
手を伸ばした。
俺は怖くなった。
恐怖を感じ、
その不思議な固いナニカ、を
見るしかなかった。
寝る時は確かに
パンツにTシャツだった。
しかし、パンツの中に入り、
腰にへばりつき、
トイレも、着替えの時も
落ちずにへばり続けたその
固いモノが
確かに俺の身体から
現れたのである。
怖いですね。
それを助手席へ
ポンと投げ置き、
俺は不思議な感覚に囚われ、
コンビニへと入った。
