老人性のイボの話

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政治家、特に大臣クラスの偉い人になるとテレビに登場して顔がアップに映し出されることが多くなりますが、老齢となった政治家の顔には目立つシミをたくさんつけている人を多く見かけます。

 

先日の安倍改造内閣の閣僚紹介の時も、黒や茶色のシミを付けた人が何人もいました。

 

でもあの黒いシミのように見えるものの多くは、特に男性の場合は老人性のイボであるケースが非常に多いんです。

 

 

黒や褐色の大きくて盛り上がりの強いイボを顔中にたくさんつけている人は、圧倒的に男性に多く見受けられます。

 

一方、女性で多数の老人性イボがある場合は、色が薄くてイボの一個一個が小さいケースが多いです。

 

これは単に重症度の違いなのかもしれません。

 

 

 

男性の多発する老人性イボ

 

 

 

女性の多発する老人性イボ

色が薄く、比較的小さいものが多い。

シミと間違えられてシミのレーザー治療が行われるケースが多いですが、シミの治療を行っても取り切れないことがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

子供の手足にできるウイルス性のイボと違い、老人性イボの原因は加齢と紫外線です。

 

一方、老人性のシミの原因も加齢とシミの原因も加齢と紫外線です。

 

老人性シミと老人性のイボ、違う病気のようにも思えますが、本質的には同じものと考えられています。

 

 

 

 

女性の老人性のイボが何故男性よりひどくなりにくいのか原因は知りませんが、単純に紫外線に当たった量の違いだと推測しています。

 

紫外線に無頓着な人も、女性ならそれなりにお化粧や日頃のケアをしてはずで、男性よりは紫外線に晒される程度が小さいと考えられます。

 

老人性イボが多発する男性は、農業など仕事上紫外線に曝露する時間が長い人や、ゴルフ好きの男性に多い印象です。

 

政治家に老人性イボを持つ人が多いとすれば、それはゴルフ好きの人が多いからかもしれません。

 

 

 

 

 

老人性のイボは皮膚にできた良性腫瘍と考えられています。

 

腫瘍と言うのが大袈裟なら、「一種の腫瘍性病変」とでも言い換えましょうか。

 

イボは視覚的に盛り上がっているゆえに「腫瘍性病変」と言われても納得できますが、盛り上がっていない老人性のシミを「腫瘍性病変」といわれても納得できない人は多いでしょう。

 

しかし、老人性のシミを顕微鏡で調べると、単なるメラニンの沈着にとどまらず表皮細胞の異常であることがわかります。

 

老人性のシミを拡大鏡を使ってよく見てみると、茶色く色がついているだけでなくて、皮膚の質感が周辺の正常な皮膚と幾分違って見えることがわかります。

 

さらによく見ると、ごくわずかですが表皮の厚みが増しているものがが多いことに気が付きます。

 

ゆえに、老人性のシミは老人性のイボと本質的に同じであり、シミはイボの初期病変だと説明される先生がいます。

 

老人性イボのことを皮膚科的には脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)と言います。

 

「老人性シミと老人性イボは本質的に同じもの」と言われればまあそうなのかなと思いますが、「老人性シミと脂漏性角化症は本質的に同じ」と言われてもちょっとピンときませんね。

 

 

 

 

 

当然、老人性のシミと老人性のイボは混在することがあります。

 

しかし、私が以前から不思議に思っている事なのですが、老人性のイボになりやすい人は、平らなシミにならずにほとんどがイボになる傾向があります。

 

逆に老人性のシミだらけの人では、イボになりにくい人は何十年たってもイボにはならずにシミだけが増えていきます。

 

老人性のシミの一部にイボができることはよくあることですが、イボがたくさんできる人は、シミがまずできてそれがイボになるのではなくて初めからイボの形態で出現します。

 

イボになりやすい体質と言ったらそれまでですが、イボになりやすい人となりにくい人ではいったい何が違うのか、説明できる医師がいれば是非教えていただきたいです。

 

 

 

 

 

そういえば石破茂さんも顔に老人性イボをたくさんつけていらっしゃいますね。

 

もし総理大臣を目指しておられるなら、大臣ではない今のうちにイボの治療を是非行っておいていただきたいですね。

 

総理大臣になって毎日TVで顔アップが映りだされるたびに、顔のイボを見せつけられては私の職業柄気になって仕方ありませんので。

 

 

 

 

当院HPもご覧ください

 

シミ取り治療(シミの種類)のページ

https://www.ibaraki-biyo.com/menu/skin/shimi_type/

 

ホクロ・イボ・タトゥ除去のページ

https://www.ibaraki-biyo.com/menu/mole/