墓を汚さない花・汚す花

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先祖の墓参りなら年に1~2回しか行かなかった私も、妻のお墓には1~2週に1回は行くようにしています。

 

そのお墓にはすでに私の名前も墓碑に刻まれていて、あとは日付を刻むだけになっています。

 

私の名前も入っている以上、お墓が汚れた状態にしておきたくはないので、自宅からお墓まで車で片道約50分の距離ですが、足繁く通っています。

 

 

 

 

お墓に着いたら、まずはじめに枯葉や花びらなどのゴミを取り除き、次に濡らしてよく絞った布で墓石を拭き、花生けを洗ってお花を交換して、最後にお線香を供えます。

 

 

 

 

前日が雨だった場合、周囲のお墓は乾いているのに、我が家のお墓だけが濡れて床に水たまりが残っているということがよくあります。

 

そのため、霊園でよくお会いする人から「お宅はいつもお墓に水を撒いていらっしゃいますね」と声をかけられたことがあります。

 

しかし、私は水を撒きっぱなしにしたことは一度もなく、必ず水を完全にふき取ってから帰ります。

 

では何故我が家のお墓が濡れて水たまりが残っていることが多いのかと言うと、墓石が水を吸収しないからです。

 

 

 

 

墓石は、水の吸収率の低い石ほど高級で値段が高いことが一般的です。

 

だから、我が家の墓石は高級なので水を吸わないのです、というオチではありません。

 

我が家のお墓の周囲には、同じ石を使った墓が多くありますが、何故か我が家の石だけが水を吸わないのです。

 

 

 

 

考えられる理由は一つだけしかありません。

 

それは、周囲の墓より圧倒的に多くの回数墓石を拭いているということです。

 

拭くときにはワックスや洗剤などは一切使わず、ただ布でこすっているだけですが、自宅の床より念入りに磨いています。

 

たったそれだけのことで、防水スプレーでも吹きかけたかのように墓石に水が浸み込まなくなるようです。。

 

 

 

 

昔はお墓にお供えした花がその後どうなるかまでは気にしたことなんてありませんでした。

 

しかし、自分がお墓の管理をするようになって、お供えする花はよく考えて買うようになりました。

 

 

 

 

10月下旬から12月上旬までは1年のうちでお供えした花が一番長持ちする季節で、種類によっては2週間たってもきれいな花を保っているものもあります。

 

当然のことながら夏は花の傷みは早く、2~3日でしおれ、花生けの水も腐敗して悪臭を放ちます。

 

気温が低いと花もちは良いのですが、夜から朝に氷点下になって水が凍る季節は、やはり花は2~3日でしおれます。

 

 

 

 

花びらが散り、葉が落ちるようなお花は、お墓を汚すため後で清掃するのが大変です。

 

花びらが散らず、葉も落ちないでそのままの形で枯れていく花は、後の清掃が大変楽です。

 

経験的に、花もちがよくて長く楽しめ、お墓も汚さない代表的なお花がカーネーションです。

 

昨日お墓に行った際も、2週間前に供えた他の花が枯れていた中、カーネーションだけはまだきれいに咲いてくれていました。

 

 

 

 

同じように優秀な花は菊ですが、亡くなった妻も私もどちらかというと洋花が好きで、菊はあまり好みではないのでよほどのことがない限り菊をお供えすることはありません。

 

ケイトウなども長持ちし、お墓を汚さないのでお供えには適します。

 

考えてみれば、菊にしろカーネーションにしろ、仏花としてはポピュラーな花です。

 

先人たちはお墓を汚さないがゆえに、それらの花を仏花に選んできたのかもしれません。

 

 

 

 

私が個人的にお墓に供えたくないもしくは供えてほしくない花の筆頭はユリです。

 

ご存知のように、ユリの花粉は服に付いたら落ちにくく、非常に厄介です。

 

 

 

 

服だけでなく、ユリの花粉は墓石に付いてもシミとなってなかなか落とすことができません。

 

特に色の薄い墓石では、花粉のシミが目立ちます。

 

予め花からおしべ・めしべを切り取ってお供えすることもできますが、ユリには蕾が一緒にに付いていることが多く、それが開花すると結局花粉が落ちます。

 

 

 

 

また、ユリは花弁やおしべ・めしべ、さらに葉も落ちやすく、墓石に張り付いて掃除の際に手こずります。

 

アルストロメリアもほぼ同じで、散った花びらやおしべが墓石にくっついてお墓を汚します。

 

ユリの花は香りも強烈で、病院のお見舞い等でも嫌われますが、実は私はその香りが結構好きです。

 

 

 

 

お墓にお供えしてはいけないとされる花は基本的にはないようですが、バラを選ぶ人は少ないと思います。

 

私も亡くなった妻もバラが大好きなのでお墓にも積極的に飾っていますが、その時は必ずトゲは取るようにしています。

 

イングリッシュローズのように花散りのいいバラはお墓を汚しますが、花屋さんやホームセンターで売っている切り花のバラは、花弁を散らさずに枯れてくれるのでお墓にお供えしても大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

美容医療で使用されているヒアルロン酸には様々な製品があります。

 

まず、製造している会社が多く、製品銘柄が多数存在します。(日本製はありません。)

 

そして、それぞれの銘柄に柔らかいヒアルロン酸から硬いヒアルロン酸まで多数のラインナップがあるため、その総数はかなりの数になると思います。

 

当院が常時在庫をおいているヒアルロン酸だけでも現在9種類あり、それを治療に応じて使い分けています。

 

どの製品を使用するかは、個人開業医の場合はそれぞれの医師の経験とこだわりによって決められていることと思います。

 

 

 

 

 

 

ヒアルロン酸注入が始まった約20年前に使用されていたのは、レスチレンシリーズとハイラフォームシリーズというものでした。

 

ハイラフォームは他のヒアルロン製剤と異なり、鶏のトサカを原料として作られていることが有名でしたが、現在は入手できません。

 

 

 

 

 

ヒアルロン酸注入以前はコラーゲンを注入していましたが、コラーゲンは浅いシワに対して刺入点から漏れるくらい浅く注入してもきれいに仕上げることができました。

 

しかし、レスチレンが使われだした当時、レスチレンをコラーゲンと同じ要領で注入して数珠状の盛り上がりが残ってしまうしてトラブルがよく起こりました。

 

ヒアルロン酸は、製品によっては注入後に水分を吸収して盛り上がり変形を残すことがあります。

 

そのため、ヒアルロン酸はコラーゲンに比べて深めに打つ必要があり、過矯正も禁止です。

 

 

 

 

 

レスチレンは今でも製造されていて、多分以前と比較して製品自体が改良されていると思うのですが、20年前当時の様子が記憶として残っていて私は使用していません。

 

レスチレンに比べて注入後に膨隆することが少ないことが特徴であることから使いだしたのがエセリスという製品です。

 

エセリスは今ではベロテロと名前を変えていますが、私は今でもこの製品も使用しています。

 

特にベロテロ・ソフトは目周辺や上口唇などのシワに対して非常に浅く注入してもほとんど凸凹にならず、従来のコラーゲンと同じような感覚で注入することが唯一できるヒアルロン酸です。

 

 

 

 

 

現在、医療承認を得ているヒアルロン酸製品はアラガン社のジュビダームシリーズとガルデルマ社のレスチレンシリーズの2つです。

 

アラガン社の従来からあるジュビダームビスタウルトラやジュビダームビスタウルトラプラスといった製品は、昔のレスチレン同様に注入後に隆起することがあり、私はほとんど使用しないのですが、最近になりジュビダームシリーズにも魅力的な製品が出てきました。

 

その初めがジュビダームボリューマXCです。

 

 

 

 

 

ボリューマXCはVYCROSSシリーズと名付けられた新しい技術で製造されていて、低吸水性で注入後に膨隆しにくく、分解吸収が遅いことがウリです。

 

ボリューマXCは主に少量注入リフトや輪郭形成に使用し、深く注入します。

 

そして今年の夏から使用できるようになったのが、ボリューマXCと同じVYCROSSシリーズのボリフトXCです。

 

 

 

 

 

 

 

ボリフトXCはボリューマXCより浅い層への注入が可能で、中等度から重度のシワに対し、真皮内の中層~深層に注入できます。

 

もちろんボリューム増大のために皮下への注入にも適します。

 

低吸水性のため、従来のジュビダームビスタウルトラと違って注入後に数珠状の隆起を起こしにくく安心して注入できます。

 

 

 

 

 

ボリフトXCを実際に使用して驚いたのがその組織へのなじみの良さです。

 

注入時の抵抗が少なくなめらかで、周囲によくなじんで凸凹になりづらいです。

 

これで持続性も長いとのことですから、いいことづくめです。

 

しかし、まだ使用開始して間もないですので、本当にどれくらい持つのかは今後明らかになってくることでしょう。

 

 

 

 

 

ボリューマXCとボリフトXCの最大の欠点はその価格の高さではないでしょうか。

 

材料単価が高いので、その分他のヒアルロン酸と比べて治療費を高く設定せざるを得ません。

 

 

 

 

 

今私が一番欲しいと感じている製品は、ベロテロ・ソフトの代わりに目元周囲に安心して使用できて、ベロテロ・ソフトより持続性の長いヒアルロン酸です。

 

実はつい最近、ボリフトXCに続いてボルベラXCという製品がリリースされました。

 

ボルフトXCと同じVYCROSSシリーズで、持続性に優れているようです。

 

残念ながら、まだ出たばかりなので使用経験どころか製品を見たことすらありません。

 

ボルベラXCは口唇増大の他に、微細なシワや凹みに適応があるとのことです。

 

ベロテロ・ソフトに代わり目元周囲に使用できるのではないかと結構期待していたのですが、どうやら目元周囲への適応はないようでちょっとがっかりしています。

 

 

 

 

ボリューマ、ボリフト、ボルベラ、名前が似ているうえにパッケージも類似しているので、間違わないように注意して箱を開けないといけませんね。

 

 

 

 

いしい形成クリニックの公式HPはこちら

https://www.ibaraki-biyo.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

比較的新しいヒアルロン酸の注入法に、「少量注入によるリフトアップ法」というものがあります。

 

本来、ヒアルロン酸注入はシワや凹みのボリュームを補う材料として使われるのですが、「少量注入によるリフトアップ法」はシワや凹みではない部分にあえてヒアルロン酸を注入し、リフトアップ効果によって若返るという方法です。

 

ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注射しなくても、リフトアップ効果によって僅かですがほうれい線が浅くなることも期待できます。

 

この注入法はそれまでのヒアルロン酸注入とは一線を画したもので、手術や糸によるリフトを行わなくても即効的なリフトアップを得られるという優れた方法です。

 

 

 

 

この「少量注入によるリフトアップ法」を発案したドクターを招いて、この方法を大々的に提唱し始めたのはA社ですが、その後B社も顔の靭帯を考慮した類似の「少量注入によるリフトアップ法」を推奨しています。

 

A社の「少量注入によるリフトアップ法」、ここではこれを「Mテクニック」と呼ぶことにしますが、Mテクニックはシワや凹みに応じて注入するのではなく、あらかじめ決められたポイントに注射するだけなので、ヒアルロン酸注入経験のない初心者でも簡単に真似することができます。

 

個人的には、顔の靭帯を意識して注入するB社の注入法の方がより説得力を感じるのですが、靭帯を意識しないで注入するA社のMテクニックの方が美容初心者の先生方には歓迎されやすいと思われます。

 

 

 

       A社のMテクニック(仮称)

頬のタルミ改善には赤のポイントに注入します

緑は目周辺のタルミ改善

 

 

 

         B社のTメソッド(仮称)

頬のタルミ改善には青のポイントに注入します。

顔の靭帯を意識して靭帯の下に注入するようにします。

 

 

 

A社もB社も大した違いはないように感じるかもしれませんが、微妙にコンセプトは違います。

 

 

 

目周りに注射して目のタルミを改善することは頬のタルミに対してもよい影響を与えますし、ここでは印を付けませんでしたが、アゴに対しても治療を行うことが一般的です。

 

頬外側の注入点(赤の2点)はリスクがほとんどない注入点ですので、注入初心者でも安心して注入できますが、頬の内側部に注入する場合は神経血管に注意が必要です。

 

 

 

 

 

Mテクニック自体は大変有益な治療法なのですが、Mテクニックが広まりだしてから、「ヒアルロン酸注射を受けたが治療効果が全然なかった」と訴える患者様が増えたように感じます。

 

今日のブログと同じような内容のことはこれまでにもアメブロに書いているのですが、同じことを何回も書くということは、それだけ同じ訴えの患者様が多いということです

 

ヒアルロン酸注射で効果がなかったと訴える患者様に比較的共通していることは、

① 治療を受けたのは美容専門クリニックではなくて美容もやっている一般皮膚科であること) (複数)、

② 改善を希望した部位とは全く違う場所にあちこち注射を打たれたと主張されること、

③ ヒアルロン酸注入を初めて受けた人が多いこと、

などです。

 

改善を希望する部位とは違うところに注射を受けたということは、まさにMテクニックに準じた治療が行われたと推測されます。

 

 

 

 

 

Mテクニックは大変有益な治療法だとは思いますし、私もMテクニックをもっと利用したいのですが、実際に私がMテクニックを行う頻度は非常に低いのが実情です。

 

何故なら、Mテクニックで変化を出しやすい患者様は限られますし、患者様自身がMテクニックで得られる変化を必ずしも望んでいない場合も多いからです。

 

 

 

 

Mテクニックで効果を出しやすい人は、皮下組織が厚くなくて下垂程度もあまり進行していない患者様です。

 

Mテクニックで得られる変化は全体的なごく自然な若返りで、その微妙な若返り変化に納得していただける人には大変喜ばれますが、気になっていた局所のはっきりとした変化を望んでいる人では失望される可能性があります。

 

例えば下垂が進行していて、ほうれい線を浅くしたいという患者様にMテクニックだけを行っても、患者様が結果に納得される可能性は低いと言わざるを得ません。

 

 

 

 

 

完全予約制の当院では、ヒアルロン酸注入を希望される患者様に対しては30分程度のカウンセリングを最初に行いますので、注入によってどれくらいの効果が得られるのか、仮にMテクニックを行う場合はどのような変化が期待できるのかをあらかじめ正直に伝えることができます。

 

しかし、一般皮膚科の先生方は一般診療の合間に美容治療を行っていらっしゃるので、十分な説明なしにヒアルロン酸注入が行われていることも多いと思います。

 

患者様の希望する変化を尊重せずにMテクニックを行ったのでは、仮に変化が生まれていたとしても医者のひとりよがりとなり、「全然効果がなかった」と感じる患者様が増えるのは当然と言えば当然です。

 

 

 

 

 

何故かA社はMテクニックを用いたヒアルロン酸注入ばかりを推奨していて、フィラーとしての基本的な注入法をあまり啓蒙しません。

 

私個人の印象としては、Mテクニックを知らない患者様の方からあえてヒアルロン酸注入を指定してきた場合にはMテクニックが適応となるケースは少なく、ヒアルロン酸に特にこだわりがなく医者任せで即効的な若返りを希望する人にMテクニックの適応があるように思います。

 

 

 

 

余談ですが、

かつてMテクニックが新しいヒアルロン酸注入法として紹介された頃、一度だけA社のヒアルロン酸セミナーに参加したことがあります。

 

参加医師が多い大きな規模のセミナーだったのですが、その時驚いたのが、女性医師の割合が非常に多いことと、派手な服装をした女性医師が多かったことです。

 

最近、形成外科学会や美容外科学会の女性医師の割合も増えてきてはいますが、その時のセミナーほどではありません。

 

また学会ではありませんが、セミナーも一応は勉強の場ですから普通はそんなに派手な服装で来る女性医師はいないのですが、その時は真紅のドレスを着た人もいましたし、パーティーのように着飾った人、超高級ブランドバックを携えた人などを多く見かけました。

 

私も美容外科関係の業者のセミナーには数多く参加していますが、あの時のA社のセミナーほど私とは別世界に住む先生を多く見かけたセミナーはありません。

 

最近のA社のセミナーは、会場を使ったものではなくインターネットを使用した形態に代わってしまったため、あの時と同じ驚きを再度体験できることはもうないでしょう。

 

 

 

 

 

ヒアルロン酸注入のページはこちら

 

https://www.ibaraki-biyo.com/menu/anti-aging/hyaluronic/

 

 

 

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