都市対抗野球には社会人チームの他、クラブチームでトーナメントを行い、上位2チームが予選に参加できることになっています。
社会人チームとは「ノンプロ・セミプロ」等と呼ばれる世界。事実上のプロチームと呼んでも遜色ないチームもある程です。
一方、クラブチームは「日本野球連盟（社会人野球の連盟）」にこそ所属しているものの、その名のとおり「クラブ活動」の範囲のチーム。仕事を持っている人が自費を出して野球をしています。おおげさに括ると「硬式ボールで草野球をする」といっても過言ではありません。
社会人とクラブチームでは「プロ野球予備軍と草野球の上位」くらいの感覚と言っていいでしょう。
その社会人チームの名門「セガサミー」。多くのプロ野球選手を輩出した、都市対抗の常連です。その名門を相手に、なんとクラブチームが勝利するという快挙を遂げました。
正に「下克上」です！！
そのクラブチームは「ゴールドジムBC」。ご存じの方も多いと思いますが、大手のスポーツジムです。監督は野球未経験とか？
勝利後に監督が言った「野球は素人でもトレーニングはプロですから」のインタビューは、スポーツ界に何らかの影響を与える気がしました。
最近では、慶応大学野球部の清原正吾選手が、「中学途中で野球を辞める→バレーボール部→アメフト部」を経験してから大学で野球に復活して話題になりました。途中まで経験していたとはいえ、高校野球未経験で大学の4番にまで上り詰めたのです。事実上、他のスポーツから野球に転向しております。
これらの件から、野球一筋でなくても、他の仕事をしていても、野球が強くなる時代になったのだと感じました。
この大番狂わせは、次のNTT東日本に敗れ一旦終わりとなりましたが、まだ敗者復活戦も残っています。
次もゴールドジムの下克上、楽しみにしております(^O^)
