わずか20分ほどのことだったが、泣きそうになりながら、用事を終えて誰かが、もしかすると部屋から出てくるかもと、リビングで待っていた。
今日、自分はいつシャワーすれば良いのか聞いていない。
これから二週間もやって行けるのか不安でいっぱいになりながらリビングのソファーに座っていると、電気を消しに出てきたお母さんに
「夕食後の我が家は各自が部屋で自由にする時間なの。 Aも部屋でリラックスしなさい。」
と言われた。
Aさんは、お母さんが出てきてホッとしたけど、ガッカリもしたと後日教えてくれた。
リビングにはテレビもwiiもあった。
夕食の少し前にお父さんが帰宅するので、本当に食後はいつも各自部屋で過ごすのなら、お父さんと会話するのは朝食時と夕食時の時だけになる。
Aさんの家でもお父さんと夕食を取るのは、たまにしかないらしい。
朝食はAさんが起きると出勤しているそうで一緒はない。
しかし、夜はリビングで会話が殆どなくても一緒にテレビを見たりすると言っていた。
だから、Aさんがいるので家族は自分がリラックスできないから部屋に籠もっているんだと思うとAさんは言っていた。
③に続く