(再掲) 落語研究会 ご常連席』購入記 | i10k2のブログ

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TBSのBLITZでの小三治の会で、3年半前に落語研究会のご常連席を買った時のことを思い出し、その時のメモを再掲。
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このTBS主催の落語研究会は、今年のご常連席から、永年の年間指定席となった。これを買えないと、ずーっと何年も、毎月会社を休んで昼過ぎから国立劇場の前に並ばなければならない。必死の思い。2009年4月5日の490席争奪戦。

前日は、長年の恒例行事としている千鳥ヶ淵の花見の会。昼からいい加減飲んで辺りの空気が冷え込みかけると河岸を変え、また食べながら紹興酒のボトルが2人で1本のペースで空く。一人が食べ物の注文をループしだしたので帰ることにして19時近くのお開き。7時間、飲み食べしゃべり通し。

そのまま、TBSに行って並ぼうかと思ったが、もう少し防寒したかったのと、暇つぶしをする物を持っていなかったのと、TBSでは4日は絶対に並んでくれるなと言う案内を出していたので一旦帰宅した。

家に帰って、2時間、まさにドロ。起こされて厚く着込んで小さい椅子とスナックなどの諸々をかついでTBSに着いたのが23時。ガードマンに案内されたのは、大型バスが入るくらいのガレージ風のコインロッカー置き場。赤坂Sacasの広場に面したBLITZの横というか半地下。屋根と三方の壁と正面の大扉で囲われてはいるが、外気がそのまま流れ込んで来るところ。深夜は冷え込んだ。行った時は既に80人ぐらいと思われる人が寝袋や敷物や何かに寝転がっていたり壁に寄りかかって本を読んだり、酒を飲んでいたりでゴチャゴチャ。おじさんと女性の姿が目立つ。聞けば、18時には50人ほどがいたとのこと。一番乗りは前の日の夕方だったらしい。5日の当日までは並ばない様にと言う、TBSの案内は何だったのだろう。

24時くらいになっても、当日生放送をしていたオールスター感謝祭の出演者達が帰り始めて、本館付近は活気がある。様子を見に外に出る。ついでに小用も足す。手洗いは明るく清潔で心配していた様なこともなく良かった。段ボールが見つかったので一抱え持ち込んだ。それを広げて、花見の時に貸して貰ったNASA開発の薄く軽いシートをかぶって寝っ転がる。が、酔っぱらっていても寒さと興奮状態と他の人の足や何やらが当たるのとイビキで寝つけない。見れば後ろに10人程度が並び、ガレージ風のところは一杯。もう少し詰めればもっと入るのだが、後ろは女性が大半で間隔を空けて寝たり寄りかかっている。翌日のTBSのディレクターの話では、その時点でそこに80人入っていたとのこと。

当初、TBSの言うことを間に受けて到着を予定していたのは、電車の始発の時間。その時間に穴ぐらガレージからはい出して、外の様子を見た。ガレージ外の階段からSacas横の広い階段を100人以上が並んでいた。吹きっ晒しで寒い。ガレージ内と合わせて200人近くの人がいたことになる。

6時過ぎには、外の階段だけで200人を越える人がいると看た。その時点でほぼ売り切れの状況だっただろう。更に1時間もすると数え切れない人がいた。広い階段を上に、そして蛇行して下に、Sacasの広場からまた蛇行して上に。

8時30分。購入人数の確認用にナンバリングをした券が配られた。1席1枚。一人が2席買うことができる。2席と言おうと思ったが1枚にした。177番目の券をもらった。種々情報では70番目ぐらいで並んでいたはずであり、全員が2席ずつ買うにしても140番ぐらいでないと計算が合わない。TBSの人が券を配る際に、昨晩は80人程度の人しかここ(ガレージ)にいなかったのに、今90人を超える人がいる。列に並んでいなかった人は外に出るように、と言っていた。仕事の関係で、朝になってバトンタッチした人もいたが、確かに夜中に見なかった人で、交替をしたようにも思えない人が何人か混ざっていた。二つ前の組も夜間は3人並んでいて、朝、弁当を持ってきた2人を加えて5人になり、7席分購入していた。1枚多い。しかし、前後の組も含めて、多くの人は行列を交替しながらも1人2枚を守っていた。

底冷えのするガレージ(風)のところに100人近い、おじさんやおばさんや若い女性や男が、TBSのディレクターの指示で校庭に並んだ児童の如くにキチンと並んで行動する。ちょっとした連帯感もあるような気がする。一晩寒さに震えて、何だか分からない様なところで頑張り通した。という。

このナンバリングの券をもらって9時15分まで一旦解散。外に出たら屋根がないのに暖かい。ガレージ組がぞろぞろ日の下に出てくるのを見た外の階段組の先頭の女性が、キャンプだキャンプだ~。だと。確かにみんな大きい荷物を持って防寒着を着込んでいる。

階段組がナンバリングの券をもらうところを優越感を持って見る。並んでいる人はみんな心配顔。TBSの若い女子社員が10枚ごとくらいに残り枚数を言っていた。後ろの方の、ダメと分かっている人も立ち去ろうとしない。最後に貰った女性は2枚欲しかったのだろうが1枚しか残っていなかった。貰うのをやめるかと思ったが貰っていた。外階段にいた人の半数近い人はだめだっただろうか。

待ち時間、コーヒーを飲んだりサンドイッチを食べたりして時間をつぶす。太陽が出ていて暖かい。身体が温まっても不思議に眠くならない。何人かに無事に常連席を買えると言うメールを打って幸せ感と満足感に浸る。

9時15分に敷地内のBLITZに入館。正面からではなく今までいたガレージ風のところから、ナンバリングの券を見せて入場。住所と名前を申込書に書いてBLITZの客席に着く。全員が着席してから10番単位に前に出て席を買う。舞台上のスクリーンで見せられている国立劇場小劇場の座席表に、買われた席が消し込まれていく。皆さん常連の人ばかりなのだろう、良い席をよく知っている。欲しかった席の順に消えていく。番が回ってきたときは“欲しい”と思う席は無くなっており、また、諦めて仕方なく買うよりはずーっと多く残っていて、かえって選ぶのが難しい。

落語研究会は寄席と違って演じるのは落語のみ。噺家の表情や細かいし振りを、噺を聞くのと同時に見て楽しむ。従って前が良い。しかし、前過ぎると見上げる格好となり疲れる。前の席の人の頭がジャマになる。また、色んな噺では上手に向かって話す時間が多い。従って舞台に向かって右側の方が見所が多い。

そんなことで、大体の目星を付けていた範囲内のところ、舞台に近い床が平たいところから、床が傾斜を上がり始めた辺りの右の通路の左内側に3つ入ったところの席を選んだ。今となればもう2列後ろがよかった。噺家の座布団から上は見えるが、演台の床部分が見えない。置いてある扇子や手ぬぐいが見えない。でも。迷って考えて買った席なので満足しよう。

10時30分、半年分のご常連席の綴りを2冊持って、BLITZから出るとSacas広場の桜祭りに集まった若い子や子供達が、暖かい日差しを浴びて半袖でイベントを見たり乗ったりしていた。

疲れた。寒かった。家に帰って、ビールを飲んで温かいご飯を食べてグッスリ眠った。

これで、年間3-4万円の常連席を買う財力が無くなるか。足腰が立たなくなるか、TBSがつぶれるまで落語研究会に行ける。


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