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一昨日、石破茂内閣は総辞職し、その後に開かれた本会議で、高市早苗総理が誕生しました。
私は昨年10月1日に国務大臣を拝命し、この1年1か月(386日)、地方創生、万博、沖縄・北方、消費者行政などの担当施策に誠心誠意取り組んできました。
まずは、この間支えてくださったすべての皆様に心から感謝申し上げます。
地方創生では、「地方創生2.0」を起動するため、新しい地方経済・生活環境創生本部や有識者会議を立ち上げ、昨年11月以降10回にわたり開催しました。地方出張も重ねながら、自治体や企業の声を丁寧に伺い、今年6月には「地方創生2.0基本構想」をまとめました。
若者や女性にも選ばれる地方の実現、新しい組み合わせによる稼げる地方の創出を打ち出し、自治体の創意工夫を後押しするため、「新しい地方経済・生活環境創生交付金」を創設しました。
令和6年度補正で1,000億円、令和7年度当初で2,000億円を確保し、今年9月末までに1,580団体、約2,334億円分の事業を採択。全国津々浦々で地域の意欲的な挑戦を後押ししました。
また、国の職員が3人1組となって中小規模の市町村を支援する「地方創生伴走支援制度」を4月にスタート。
約180名の職員が全国60市町村とオンライン会議や現地訪問を重ね、先日の中間報告では支援テーマが絞られ、市町村からも高い評価をいただいています。
特区についても、国家戦略特区諮問会議などを通じて再起動を図り、地方創生2.0を踏まえた新たな規制改革事項を取りまとめ、千葉県全域を追加指定しました。
地方分権改革では提案募集方式を進め、地方からの提案を実現する姿勢を貫き、第15次地方分権一括法案の成立にも力を尽くしました。
大阪・関西万博では、大臣就任後すぐ現地を視察し、開幕から閉会の10月13日までに計33回現地を訪問。ナショナルデーには23回参加し、国家元首をはじめ多くの要人と交流を深めることができました。
各国パビリオンや自治体、民間団体、日本企業と海外企業のイベント、そして子どもたちの国際交流の場を訪ね、現場の熱気を肌で感じました。
未来を担う子どもたちにとっては、世界の文化や技術に触れるかけがえのない機会となり、全国の自治体もそれぞれの魅力を発信しながら国際交流を広げてくれました。
来場者は2,901万7,924人。多くの皆様に心より感謝します。ミャクミャクを愛してくださった皆様、本当にありがとうございました。
沖縄振興では、地元の皆さんの声を丁寧に伺い、必要な予算や税制改正に取り組みました。令和7年度予算では、基地跡地の先行取得に向けた新たな取組、小規模離島支援策の拡充を進め、沖縄経済界から要望の強かった6項目の税制改正を実現しました。
さらに、将来の基地返還跡地と那覇空港の一体的な利用を目指す「GW2050 PROJECTS」について、地元関係者からの強い要望を受け、骨太の方針で早期実現を位置づけました。
令和8年度の概算要求では、跡地利用推進のための経費を拡充し、現地の調査や計画づくり、人員体制の整備など、実際の準備を進められる体制を整えました。
北方対策については、地元選出議員として元島民の皆さんの思いに応えることを念頭に置き、ロシアによるウクライナ侵略で厳しい状況が続く中でも、多くの国民、特に若い世代への理解促進に力を注ぎました。
「えとぴりか」を活用した啓発事業を進め、今年6月には大阪港で一般公開を行い、多くの方々に北方領土問題への関心を持っていただきました。
隣接地域での啓発促進策も有識者会議を通じて検討を進め、令和8年度概算要求では北方領土館建て替えに向けた基本構想策定や施設の老朽化対策費1億4,300万円を計上しました。
アイヌ施策では、施策推進法施行5年後の見直しに向け、北海道と東京で計20回の意見交換会を行い、約230名の方々にご参加いただきました。
令和7年4月には英国に所在していたアイヌの方々の御遺骨返還を実現。
また、大阪・関西万博を機にアイヌ文化の発信を強化し、約200名の踊り手が古式舞踊などを披露。約4,000人の来場者にご覧いただきました。
消費者行政では、高齢化やデジタル化の進展の中で、安全・安心の確保と自立支援に取り組みました。公益通報者保護法の改正を成立させ、今年3月には第5期消費者基本計画を閣議決定。食品ロス削減や食品寄附促進、地方消費者行政の強化なども進めました。
公正取引委員会担当としては、下請法等の改正を成立させ、取引環境の適正化を図りました。
公文書管理では、国立公文書館と憲政記念館の整備工事起工式を6月2日に行い、展示設計や開館準備を進めています。
PPP/PFIでは6月に推進アクションプランを改定し、地方公共団体の支援強化や官民連携による地域課題解決に取り組みました。
ギャンブル等依存症対策でも、基本計画の変更を閣議決定し、公営競技のオンライン化や若年層対策、違法オンラインカジノ対策など、現状に即した対策を進めました。
担当した施策はいずれも欠かせない重要な分野でした。大臣の職を離れることになりますが、これからも、それぞれの施策が着実に前に進むよう力を尽くしてまいります。
昨日、内閣府の皆さんに温かい拍手で見送られ、一区切りを迎えました。
本日は午後から皇居に参り、天皇皇后両陛下へ退任御挨拶の記帳をいたしました。その後、赤坂御用地で上皇上皇后両陛下、秋篠宮邸、三笠宮東邸、高円宮邸、最後に渋谷の常陸宮邸で記帳を終えました。
在任中お世話になったすべての皆様、国民の皆様、そしてなかなか帰ることができなかった地元・釧路、根室、北海道の皆さんに、改めて心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
衆議院議員
伊東良孝
