トリプルポジティブ/ステージ1の治療計画


温存手術
 時期:2022年5月末

分子標的薬(抗HER2薬)
 薬剤:ハーセプチン(トラスツズマブ)
   間隔:3週間に1回(18回)/1年間
   期間:2022年7月〜2023年8月

抗がん剤
 薬剤:ウィークリーパクリタキセル
   間隔:1週間に1回(12回)/3ヶ月
   期間:2022年7月〜9月

放射線
   回数:16回
   間隔:毎日(土日祝除く)
   期間:2022年10月〜11月

ホルモン治療
   薬剤:タモキシフェン(ノルバデックス錠)

   間隔:毎日1錠

   期間:2022年〜2032年(10年間)


  2023年9月


去年乳がんが発覚して、


手術、抗がん剤、放射線をして、


ホルモン治療以外


抗HER2薬の点滴も、この9月で終わりました。


お次は、検査です。






検査は、最後の点滴治療から2週間後。


内容は、


胸部レントゲンと、マンモグラフィだけでした。


前回までの血液検査では


乳がんの腫瘍マーカーであるCA15-3が


基準値を超えていなかったので、


今回、CTは撮らないことに。






マンモグラフィはもう無理かと思ってたけど、


部分切除してゴツゴツになった胸でも


マンモグラフィって、できるんですね。


普通に術痕を触るだけで


術後1年以上経った今もまだ痛いから


伸ばして挟むなんて、めちゃくちゃ痛かったけど


しっかり奥までチェックしてほしいので


グッと顔をしかめながら耐えました。


レントゲンでは、肺への転移がわかるようです。






結果が出るのは、検査の翌週となっていました。


「今までお世話になったから、


最後は、一緒に行って先生にお礼言うわ。」


旦那さんが


仕事を調整して付き添ってくれることに。


旦那さんと先生の元へ行くのは、


今思えば、


精神的に辛かった日が多かった気がします。


当時は何でもないふりをしていたけど、


やっぱり心強かったなと、改めて気付きました。






そして、検査結果当日。


大丈夫。絶対大丈夫。


今まで頑張ってきてんから、


きっと大丈夫。






自分に言い聞かせるように


心の中で唱えました。


長い待ち時間の後、


番号が表示されて、いよいよ診察室へ。


「てんさん〜、こんにちは〜」


可愛らしい主治医の声に、緊張が解れます。


マンモグラフィの画像を見せながら、


丁寧にわかりやすく説明してくれる主治医。


「特に気になるものはありませんでしたよ。」


あ〜、よかったぁ〜!


旦那さんも私も、肩の力が抜けました。






初めてこの診察室に来た時は、


乳がんの告知を受けて絶望に打ちひしがれて


鉛のように身体が重かったのが


嘘のようです。


今後どんな治療をして、どうなっていくのか、


まだ何もわからなくて不安で、


悲しみ、苦しみ、憎しみ、妬み、怒り、悔しさ、


あらゆる負の感情が私に覆い被さって


泣くしかなかったあの日。。。


髪も抜けたし、


味もわからなくなったし、


動けない日もあったし、


治療は本当にイヤで、精神的にもつらかった。


でも、


全部に終わりが来ました!


おつかれさま、私。おめでとう、私。


よく頑張りました。






腫瘍マーカーは


乳がんが消えたにも関わらず


基準値を超えたり超えなかったり、


相変わらずギリギリのところで推移してるけど


上がり続けなければ問題ないそうなので、


サラッと聞き流すことに。


できることは全部やったし、


気にしても、自分ではどうしようもないし。






これからは、


3ヶ月に1回の診察となります。


ホルモン剤は10年間続けるけど、


もうそれ以外、私は普通に自由で健康です。


さぁ、立ち止まってなんかいられません。


がんを忘れて、早く元通りの生活へ。







I have complately regained my great health.