トリプルポジティブ/ステージ1の治療計画


温存手術
 時期:2022年5月末

分子標的薬(抗HER2薬)
 薬剤:ハーセプチン(トラスツズマブ)
   間隔:3週間に1回(18回)/1年間
   期間:2022年7月〜2023年8月

抗がん剤
 薬剤:ウィークリーパクリタキセル
   間隔:1週間に1回(12回)/3ヶ月
   期間:2022年7月〜9月

放射線
   回数:16回
   間隔:毎日(土日祝除く)
   期間:2022年10月〜11月

ホルモン治療
   薬剤:タモキシフェン(ノルバデックス錠)

   間隔:毎日1錠

   期間:2022年〜2032年(10年間)


  2022年12月


先日、年内最後の診察がありました。


この日は、


心エコーの結果と


血液検査の腫瘍マーカーの結果と


造影CTの結果も出る日。






5月の術後から、


「CA15-3」という乳がんの腫瘍マーカーが


ずっと基準値を超えていたので、


治療がひと段落した11月から12月に


再発や転移を調べることになっていたのです。






考えないようにしていたけど、


前日からは


「きっと大丈夫」と「でももしかして?」の


シーソー状態で落ち着けませんでした。


「心配やから。」と、


旦那さんも一緒に来てくれました。






まず、


心エコーの結果は、正常でした。


抗がん剤や抗HER 2薬によって


心臓への負担があるそうですが、


これは蓄積されていくものだそうで、


今のところは問題ありませんでした。






続いて、


造影CTの結果も、異常なし。


怪しい影は何も写っていなかったそうです。






そして問題の、腫瘍マーカー「CA15-3」。


大病院での正常範囲は「31.3以下」のところ、


今回の結果は「28.1」。


え…?!


戻ってる!!!?







時系列で並べてみると、以下の通り。


カッコ内は、


(検査場所/抗がん剤治療中かどうか/基準値)


で、分けています。


CA15-3の推移


4月(大病院/手術前/31.3以下)→  28.7

5月検査なし


6月(連携病院/点滴前/25.0以下)→ 36.5


7月(連携病院/点滴中/25.0以下)→ 37.2


8月(連携病院/点滴中/25.0以下)→ 36.3


9月(連携病院/点滴中/25.0以下)→ 37.9


10月(大病院/点滴後/31.3以下)→  37.7


11月(大病院/点滴後/31.3以下)→  31.5


12月(大病院/点滴後/31.3以下)→  28.1






「抗がん剤中は、上がることもあるんですよ。


てんさんの場合は、また範囲内に戻ってるので


心配しなくても大丈夫と思いますよ。」


これらの結果から


総合評価としては、再発や転移の所見はなし、


とのことでした。






あ〜、よかったぁぁ〜。






主治医からその言葉が聞けて、


空気が抜けたみたいに安心できました。


隣で緊張していた旦那さんも、


はぁ〜、とやっと呼吸できたようでした。






話は逸れますが、


連携病院でやるはずだった点滴治療を


大病院で対応してもらえることになって、


その経緯を説明した時、


大病院側の薬剤師さんの意見も聞きたいことを


主治医に伝えていました。


本当に、あの医療ミスが今後、


私の身体に及ぼす影響はないのかどうか。


しつこいと思われるかもしれないけど、


点滴って、


ひとつ間違うと、死に直結する治療です。


だから絶対にうやむやにしたくなかった。






すると後日、


薬剤部のトップである部長の方から


とても丁寧で詳細な内容のお返事がありました。


どういう作用のある点滴をして


今後どういう反応が出る可能性があるか、


操作の不備によってそれが起こる確率など、


そこにはプロの考察と判断が書かれていました。


お忙しいところ、


私のために時間を割いてくださって、


本当に感謝です。


これを聞けたことで、


やっと、本当に本当に、


心の底から安心することができました。






この一件からの、


今回の心エコーの結果だったので、


安心感がハンパなかったです。


私はもう、


これであらゆる苦しみから解放されます。






Nothing to worry about.