ホームレスの死 | 石橋法律事務所のブログ

ホームレスの死

私の見るところ、新橋駅周辺にはメジャーなホームレスが2人いて、1人がネコみたいにくしゃっとした顔をして、上半身裸のホームレス、もう1人がせむしのホームレスであった。


せむしのホームレスは、深夜になると事務所近くの飲食店から出るゴミを漁っていたため、必然的に0時前後に帰路につく私たちは、人気のない深夜の通りで彼と遭遇することも度々だった。


首の後ろあたりで急角度に背中が曲がっているので、彼の顔は見たことがなかった。
夏も冬も黒いボロ切れに身を包み、せむしだが意外と長身で、まるでロードオブザリングの冥王サウロンみたいだった。


そのせむしのホームレスが今朝、内幸町のJTB近くで亡くなっていたらしい。朝から救急車が出動して、警察官が死体を白い布をかけて運び出していたとのことだ。


昼に弁当を買った帰りにその場所を通りかかったら、若干異臭がした。


夜間はいつも、JTB隣の閉店した喫茶店の前のスペースでじっとして屈み込んでいたのだが、昨日は寒くて雨も降っていたから、きっとそこで凍死したのではないかと思う。


昨日の夜も、事務所のMくんは生きている彼を見かけたそうだが、今晩は、誰がたむけたのだろうか、花が供えてあったという。


名前も顔も知らないが、真の意味で、ご冥福をお祈りしたい。