オリジナル曲の解説をしよう!第1回【きみへ歌う歌】 | 歌うぽけっと

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UTAUとか。

公開から一年くらい経ったし、いいかなーと。

自分の作った歌の解説をする人がどれくらいいるかはわかりませんが……やりたいからやる……( ˇωˇ )

あくまで私が詞を作るときにこんなこと考えながら作ったよ、こういう意味を込めたよ、というだけです。

ふーんそうなんだ、でも私はこんな風に読み取ったよ、というものがあればそれを大切にしていただければと思います。



よかったら教えてください。









【歌詞】
ぼくはここで叫ぶ きみの好きなこの旋律
遠くの山越えてなお あの街の中

移り変わる季節 変わりゆく景色に
同じものなど見い出しても意味なんて無くて
切り取った街角 笑うきみの横顔
細めた瞳 映し出したあの日の影を

歌を奏でていた 拙い言葉と共に
いつかの終わりさえも 恐れない
“キミがいてくれるなら”

ぼくはここで叫ぶ きみの好きなこの旋律
遠くの山超えてなお あの街の中
たったそれだけしか 出来ないぼくだからこそ
精一杯に声高く 届いていくように

サビついたからだも 冷たい床さえも
きみと一緒なら文句ひとつ思いつかなくて
初めて聴くメロディー ぼくの為の歌を
口遊むきみ 今でもまだ会える気がする

ぼくはここで歌う きみに届くように高く
どこまでも響いていけ 雲さえ越えて
たったそれだけしか 出来ないぼくだからこそ
きみが教えてくれた この思いをのせて
声が嗄れること 知らないぼくだから出来んだ
愛したこの温もりを 抱きしめるように 歌う
【ここまで】





まずは「きみへ歌う歌」というタイトルから。
「(ぼくが)きみへ歌う歌」と考えていただければと思います。
この歌に出てくる「ぼく」と「きみ」はそれぞれ
「歌うアンドロイド」と「その主(いわゆるマスター)」にあたります。

ぼくはここで叫ぶ きみの好きなこの旋律
遠くの山越えてなお あの街の中

「ここ」は2人の思い出の場所。
「遠くの山」「あの街」は2人が共に時を過ごしたことのある場所。

移り変わる季節 変わりゆく景色に
同じものなど見い出しても意味なんて無くて

そのままです。
あえて付け足すとすれば
「ぼく」は「きみ」と出会って変わる季節や景色を知って、さらにその素晴らしさを知ったよ。同じものばかり見てても意味なんてないよね、くらいの感じ。

切り取った街角 笑うきみの横顔
細めた瞳 映し出したあの日の影を

切り取った街角=「ぼく」の視界。その中で笑っている「きみ」の横顔も、瞳に映る街や人々をよく覚えている。

歌を奏でていた 拙い言葉と共に
「きみ」と出会った頃の「ぼく」は上手に言葉を使えなかった。でも歌を奏でることはできた。

いつかの終わりさえも 恐れない
そのままです。

“キミがいてくれるなら”
あえてクォーテーションを付け、「キミ」とした理由は「ぼく」の台詞ではないからです。
「きみ」も「ぼく」と同じ気持ち(いつかの~恐れない)であることを表しています。

ぼくはここで叫ぶ きみの好きなこの旋律
遠くの山超えてなお あの街の中

前述。

たったそれだけしか 出来ないぼくだからこそ
精一杯に声高く 届いていくように

「ぼく」は歌うことしかできないからこそ、「きみ」に届いていくように一生懸命に歌っている。

サビついたからだも 冷たい床さえも
きみと一緒なら文句ひとつ思いつかなくて

機械の体はサビつく。ベッドもないような状況。
ただ、どんな過酷な環境でも「きみ」と一緒ならそれで十分。

初めて聴くメロディー ぼくの為の歌を
口遊むきみ 今でもまだ会える気がする

そんな環境の中で「きみ」が「ぼく」に歌を与えてくれた。
会える気がする=会いたい、でも会えない。

ぼくはここで歌う きみに届くように高く
どこまでも響いていけ 雲さえ越えて

「きみ」がどこにいるかはわからないけれど、遠くまで声を響かせればきっときみに届くはず。だから、歌声よどうか雲をも越えていけ。

たったそれだけしか 出来ないぼくだからこそ
きみが教えてくれた この思いをのせて

歌で気持ちを伝えることが出来るようになった。今それを証明しよう。

声が嗄れること 知らないぼくだから出来んだ
愛したこの温もりを 抱きしめるように 歌う

機械だから声は嗄れない。
大好きな「きみ」に教えてもらった温もりを大切に、いつまでも歌い続けよう。





……以上です。

書いてみると少し恥ずかしいような気もしますが、少しでも「へ~」と思っていただければ幸いです。



それから、ついでなので新しいオリジナル曲のこと。

実はサビだけメロディが浮かんでいます。
詞は全く浮かんでいないというわけではないのですが、A→B→サビとどんな風につなげていけばいいかなあと悩んでいる最中です。

全ての作業(曲、詞、調整、絵、動画)をひとりでやっているので発表はおそらくまだ先になると思います。今年度中に出せたら上出来。
2015年はオリジナル曲を出せていないので今年がんばりたいです。





テト誕に合わせて作ったけどボツにしたやつを除けば、だけど……。





あと音源の更新も!!!
完全に出す出す詐欺です、本当にありがとうございました。





だいたいそんな感じ。



こんどこそ、これで以上です。
長くなってしまいましたが、おつきあいありがとうございました。