昨日2018年7月25日、第51回神奈川県消防操法大会が行われました。
私たち相模原市消防団北方面隊第一分団は、昨年の相模原市大会でのメダルを胸に、四月から週三回の訓練を積み、県大会ポンプ車操法の部に挑みました。

(記録を含めて書きますので、長文になりますことをご容赦ください。)

当日は朝から恵の雨が降りました。
ここ数日は日本各地で観測以来の最高気温を軒並み更新するなど、酷暑が続いておりましたが、それに比べると例年の夏に戻ったようでした。

私たちは4番目の出場であり、過去に最優秀賞を獲得し、全国大会でも輝かしい成績を残した座間市消防団の後の演技でした。
10時36分からの予定でしたが、予定時刻を過ぎてからの開始となりました。

緊張感よりも、自信の方が少しだけチームを多く覆っていたように思います。
先週の土曜日、そして今週の月曜日と最高タイムを更新し、尻上がりで調子を上げてきておりました。
訓練時の最高タイムは第一線50.7秒と第二線59.7秒でした。
※基準となるタイムは第一線55秒、第二線65秒。

私は指揮者ですので、すべては私の合図から始まります。
「集まれ」の号令に、いつもと同じように選手が反応してくれました。

操法が始まってしまうと本当にあっという間でした。
訓練で繰り返した動作が、自然と出てくれたようです。
火点は第一線も、第二線も無事に倒れてくれました。

橋本消防団が出したタイムは、第一線51.52秒、第二線が61.30秒。
ベストタイムには及ばないものの、決して悪くないタイム。
会場の雰囲気に飲まれることなく、今持てるベストを尽くすことができたと思っています。

それぞれの選手に、ほんの少しだけ課題が見つかりました。
放水姿勢であったり、展張の方向であったり、あるいは基本的な動作そのものであったのかもしれません。
でも私自身は、今回の大会での演技に誇りを持っています。

結果としては、私たち相模原市消防団北方面隊第一分団は、ポンプ車操法の部、全13チームの中で、2番目の成績(優秀賞)をおさめることができました。
最優秀賞は座間市消防団でした。



表彰式が始まる前、座間市消防団の皆さんと話をすることができました。
訓練は一月から週三回行ってきたこと。
ホースを扱う前に、徹底して基礎を積んできたこと。
またチームの平均年齢も若く、皆さんから自信がみなぎっていたことも印象的でした。
座間市消防団の皆さんは、10月に行われる全国大会に出場されます。
心から応援したいと思える素晴らしいチームでした。

大会を終えるまで、決して平坦なものではありませんでした。
選手それぞれの年齢も違えば仕事も違う、家族がいるいないもあるし、大会にかける想いもそれぞれです。

さらに橋本消防団には六月、大きな悲しみがおそいました。
昨日、大会が終わったその足で、優秀賞を獲得したことを報告することができました。
天国からよくやったという声が、選手全員に聞こえました。

消防操法は本当に奥が深いものです。
基本的な動作は、実際に火災が発生した際の消化活動につながるものであり、訓練を積んだ分だけ地域の防災力にもつながります。
初めての操法選手で、昨年から指揮者をやらせてもらいました。
次は違う番手で、リベンジを果たしたいと思います。

操法の訓練は選手だけではできません。
部にとどまらず、分団の皆さんにも大きな支援をいただきました。
ありがとうございました。

また週三回の訓練に足を運んでくださった消防職員の皆さん、理解を示してくれた家族、声をかけてくださった自治会をはじめとする地域の方々にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。

橋本消防団はますます、地域の安心安全のために部員が一つになって取り組んでいく。
そんな大会になったことを報告させていただきます。



出番が終わった後の会場の雰囲気です。
どの自治体もたくさんの応援で、熱気に包まれておりました。


座間市消防団には4.5点及びませんでしたが、自分たちの成績に誇りを持っています。


分団の仲間が当日朝に似顔絵を送ってくれました。
何かの裏紙のようですが、こうした支援があったからこその結果です。
ありがとうございました。