誠に残念ながら
誠に残念ながら、
人生はあのネズミが作る物語のように
美しくも正しくもかわいらしくもない。
ネズミの作る物語に出てくる
真っ直ぐで、
美しく、
好奇心に満ち、
勇気のある女の子に
私はなれない。
なれない。
迷ったり、悩んだりして
自分中心の振る舞いをしてしまったときに
誰とは言わずともそこを注意されるのは
つらい。
せめて、
「お前だよ」
と言ってくれれば良いのに。
そういうやさしいの、嫌いなんだってば。
このひとやさしいんだって思う人は
気づかないように気遣える人なのだ。
後になって、
めっちゃいい子やん〜ってなる。
それまではなんか変なやつ〜なのに
後になって、やさしさがじんわりくる。
他者を思いやること
自分の振る舞いを意識すること
なんそれ
なんそれ!
……なんそれ
知ってるさ、大切なことは。
それが他人と生きる人間のさだめ?
他人と生きるならば
思いやることは必須能力にしておくれよ神様
経験で身につくスキルにしないで
目とか鼻とかみたいに
思いやりをくっつけてくれよ
私の体に
彼氏が食べてる
丸亀のすだちのおうどんのすだちを
彼氏が飲んでるお水に入れた。
なんでそんなことするのって言われても
私には分からなかった。
なんでそんなことするのって言われるのも
よく分からなかった。
世の中分からないことばかりだな。
はやく死にたいんですよね
と店長に話したら
え?なんで?
と聞かれた。
理由なんてあるのだろうか?
お前がそれを私にきく理由も
あるのだろうか?
私に興味なんてないくせに
私のことを知りたいなんて
これっぽっちも思ってないくせに
面白がれないなら
死んでくれ
さて。
やる気に満ち溢れたりなんかしない。
努力が正しいとも思わない。
私には何も無い。
あの
真っ直ぐで、
美しく、
好奇心に満ち、
勇気のある女の子だって
私たちが見てないところで
王子様とぐちょぐちょのセックスをしてんだ。
夢なんて叶わないし
叶わないと知ってもなお夢を見続けるなんて
その姿は美しいだろうか。
あきらない心は
果たして強いということなのだろうか。
生きるということが
とても汚く思う。
生まれて死ぬまでの間を
どう過ごすのが良いか悪いか
誰かが考えて世界に共有した。
空っぽなやつらがそれを聞いて実践してる。
空っぽなやつらも自分で考えて、
オリジナリティを謳っている。
どいつもこいつも。
世界のたった一人になんてなれないし、
たった一人になるほどこの世界に価値もないのに。
スキルとか、
経験とか、
価値観とか、
マインドとか、
あれやこれやと価値をつけて
立派な時を送ろうとしている。
死んで悲しいのは
生きることに価値があると思っているから?
呪いだ。
私がもっとやさしかったら
世界も私にやさしくしてくれるのかなあ。
ミラーニューロンってあるでしょう?
返報性の原理ってあるでしょう?
なら
世界がやさしくしてくれるのなら
私もやさしくしてるやん。
お前がやさしくないから
私こんなになっちゃったよ。
誰か私に
やさしいよって言って。
あなたはとても
とてもやさしいって言って。
私はやさしい人間になりたい。