日向製錬所産廃問題ネットワーク

日向製錬所産廃問題ネットワーク

住友金属鉱山㈱の子会社㈱日向製錬所が排出する「フェロニッケルスラグ」による公害問題を追求します 
事務局住所:〒889-2512 宮崎県日南市大字酒谷甲851番地
メールアドレス:hyugasanpai@gmail.com 代表 三浦ばんしょう

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不思議な裁判。また考えてみる。
http://ameblo.jp/eigo-garage/entry-11997703899.html
Come on by! 英語ガレージ! ☆☆☆ 2015-03-05 15:36:12

テーマ:黒木睦子さん・日向製錬所産廃問題

 
(株)日向精錬所と(有)サンアイが、黒木睦子さんを訴えている件で。
 
昨日3月4日に、3回目の審理があった。
イワシさんが即座にレポートをあげてくださってる。
http://bit.ly/1w28LNg
 
本当にお疲れさまです。いつもありがとうございます。
イワシさんだけでなく、黒木さんご本人や原告を含めた当事者の方々、皆さんの労をねぎらいたい気持ちでいます。
 
本当なら、こんな裁判ないほうがいい。
それでもあるなら、よりみんながハッピーでいられるように、お互いに理解を深めては建設的な善後策を見いだすためであることを願っています。
 
この件だけじゃないよね。
裁判ってもの自体、なくて済むならないほうがいい。
自分たちでできることは八方手を尽くした、それでも解決しないから裁判に頼るしかない、ってことのはず。
 
いま。
僕のアタマのなかには、3つほどの事柄が去来するようにある。
それを書いていくね。
 
 
=====
 
 
1つめは、ここのところ僕が考えてること。
 
黒木さんは、「捨てられているグリーンサンドはゴミです。片付けてください」と言ってきた。
 
それに対して、この裁判を始める前に、ゴミではないことを充分に伝える説明はあったのかな。
僕の知ってるかぎりでは、なかったようだ。
 
そして、裁判が始まって進んでいる中。
昨日の3回目の審理までに、ゴミではないことを充分に伝える証拠は、原告から提出されているのかな。
もしくは今後になって提出されるのかな。
 
もしそこに、裁判より前に黒木さんに伝えていたこと以外の説明・証拠があるなら。
それは裁判を始める前に、黒木さんにされているべき説明じゃないのかな。
 
例えば、この裁判で、西川内に運ばれたフェロニッケルスラグが「無害で、製品価値があるものだ」ってことを証明できたとする。
「害がないことを示す権威的データがある、かつ取引の記録を提出する」などして。
黒木さんも納得できるとする。
 
となると、それこそ何で今までその説明がなかったのか、ってことになる。
黒木さんや僕を含めた全国の人たちみんなを不安のなかで宙ぶらりんにしてたのか。
 
「このとおり無害な製品です。私たちは悪くないです」で終わる話では、ちょっとない。
むしろ、「心配の声があり、かつ全国に広がったのに、今までちゃんと言わないで済みませんでした」っていう話だ。
 
化学的・医学的に無害だからといって、咳の原因にならないとは言えない。
現に現場の人たちはマスクをつけて仕事をされていた。
近隣に配慮した取扱いだったのか、それも考えるべきことだ。
 
僕が思うに、原告がとるべき一番よい姿勢は。
まず、フェロニッケルスラグが無害であること・製品であることを、証明できるならすること。
同時に、心配をかけたこと・これほどの騒ぎになったことを黒木さんや全国のみんなに謝ることだと思う。
そして、向後のために取扱い方を見なおす機会にすると約束することだと思う。
これまでの取扱い方いかんによっては、「リコール」も視野にいれるべきことだと思う。
 
 
=====
 
 
2つめ。
イワシさんのレポートを読ませていただいて。
 
正直なところ、「不思議だ」って感覚でアタマがいっぱいだ。
僕は裁判に詳しいわけじゃないけれど、とにかく不思議だ、って感じてる。
 
なんで、フェロニッケルスラグそのものに関する証拠の提出がされてないんだろう。
 
原告からは提出されてるのかな。
黒木さんは前回の審理で「グリーンサンド自体が根拠であると私は伝えました」って言ってた。
でも、その証拠を提出されてはいないみたい。
 
水質データがあるなら、それはそれで資料のひとつとしてよいと思う。
でも、それだけをとっても「本でなく末だ」と思わざるを得ない。
根でも幹でもない、枝であり葉である、ということ。
 
これまでにも書いてきてるけどさ。
黒木さんは、フェロニッケルスラグが有害であること・製品価値がないことを証明しようとする立場だ。
だから、フェロニッケルスラグそのものに関する資料が絶対に欲しいところだと思う。
 
僕は裁判に詳しくない。
でも、もし僕が裁判長だったら。
このまま末端的な証言・証拠しかでてこないなら、原告・被告ともに検証のための証拠が不十分だと判断して棄却にすると思う。
 
皆さんはどうお考えになるだろか。
 
 
=====
 
 
ちなみに。
裁判の訴状・答弁書・準備書面などは、誰でも閲覧できるらしいね。
 
それについて、丁寧に書いてくれてるページがあったよ。
http://www.daishoyasan.jp/rc/observation/fa-0108.html
=====
訴訟に出される訴状や答弁書・準備書面といった主張活動に関する書類や、証拠の写し、判決や和解の内容、送達に関する記録はすべて、誰でも閲覧できます。
=====
 
どなたか、もし閲覧しに行かれる方は、ぜひみんなに伝えてほしいです。
 
 
=====
 
 
3つめ。
ここでもまた考えてみたい。
 
西川内に運ばれたフェロニッケルスラグは「無害なものか」。
そして「製品価値があるものか」。
 
まず、無害なものか。
 
これまでにも書いてきてるとおり、僕は「有害だ」って判断してる。
その理由は、こちらの記事に書いてある。
http://ameblo.jp/eigo-garage/entry-11963821300.html
 
この場を借りて追記すると―――。
 
「結晶シリカの粉体」には、発がん性が国際的に認められてる。
でも、ただシリカなんじゃなくて「結晶か・非結晶か」っていう判断基準があるみたいだ。
 
こちらの資料によると、フェロニッケルスラグは「安定した結晶構造」をもってる。
http://www.mlit.go.jp/kowan/recycle/2/12.pdf (7ページ目)
 
=====
① 化学組成
フェロニッケルスラグはシリカ(SiO2)とマグネシア(MgO)を主成分とし、徐冷・急冷のいずれの場合にも主な鉱物組成は安定した結晶構造である。
=====
 
無害なのが一番いい。
でも、残念なことに有害なようだよ。
 
ちなみに、この資料ではこうも書いてある。(10ページ目)
 
=====
② 有害物質の溶出
フェロニッケルスラグの有害物質の溶出について、〔中略〕有害物質は検出されないか、検出されても環境基準以下の値である。
なお、フェロニッケルスラグの使用に際しては有害物質の溶出について使用を予定している事業所に詳細を確認し、必要に応じて試験を行うことが望ましい。
=====
 
つまり、たいがいは溶出汚染しない、でも注意してください、ってことだね。
汚染が確認できるかも知れないし、確認できないかも知れない。
 
僕はこの資料を今日になって知った。
恐れながら、原告にとっても被告にとっても、水質データではますます証拠不十分だと思われる。
 
有害物質が溶出しにくいなら、それはそれで悪いことじゃない。
でも物質そのものが体内に入るなら話は変わるだろう。
「粉塵が舞う」ってことは、物質の粉体そのものが体内に入る、ってことだ。
 
つぎに、製品価値があるものか。
 
とても参考になる記事があるよ。
http://ameblo.jp/d45611/entry-11953715200.html
『【黒木睦子さんの裁判】日向製錬所グリーンサンドの謎を探る』
 
まず目に入るのが、こちらの部分。
 
=====
「経済産業省の調べによれば、(株)日向製錬所は、最初から西川内地区の山に廃棄しているのは製品でない、と十分分かっていて廃棄しているとの事です。」
=====
 
出典は黒木さんのブログ。
しかも、JIS製品でないことを日向市役所も認めたらしい。
 
さらに読み進めていくと。
『土質安定処理材としてのフェロニッケルスラグ微粉末の適用に関する研究』っていう資料が紹介されてる。
 
そこから何ヶ所かを抜粋するね。
 
=====
(P.4/ファイル全体の9ページ目)
JIS規格の最小区分である 5-0.3mmの粒度範囲より微粉末のFNSは,一部でブラスト材として再生利用されるものの,多くの場合,使い道がなくストックされているのが現状である.
 
(P.32/ファイル全体の38ページ目)
その中でも,非鉄金属スラグの品質基準は,対象となる用途(コンクリート用材,路盤・盛土材,アスファルト舗装材,地盤改良材,中詰材など)に応 じてそれぞれ項目が規定されている.〔中略〕ただし,いずれの用途においても,粒度がおおよそ 0.3mm以上のものについてであり,それより小さい細粒分(微粉末)についてはほとんど対象とされていない.
 
(P.35/ファイル全体の41ページ目)
しかし,規格化されずストックされているFNSなどの非鉄金属スラグの微粉末は,現在,利用価値が少ない材料であることからほとんど流通されておらず価格が設定されていない.すなわちこれらの材料は,輸送コストを計上する必要はあるが無料での取引が可能な材料である.
=====
 
つまり、グリーンサンドことフェロニッケルスラグは、細かい粒子だから製品じゃない、ってことはない。
でも、その基準さえ満たさない、規格外(粒度0.3mm未満)の微粉末状のものが西川内に運ばれていたとしたら。
もしくは、そのような微粉末状のものを含めて、運ばれていたとしたら。
 
だとしたら、「グリーンサンドの残りカス」ってことになる。
製品価値があるとは考えにくい。
 
「ストックするだけでやり場がない。価格0円ないし極低価格+輸送コスト で売った」ってことなんだろうか。
だとしたら、製品と言えるんだろうか。
買った側は、何に使うために買ったんだろうか。

やり場がないから持っていってもらった、としたら。
ゴミの処分と変わらない。って僕は思う。
 
 
=====
 
 
ついでながら、この資料にも。(P.19/ファイル全体の25ページ目)
=====
また,FNSは〔中略〕極めて安定な結晶構造である非鉄金属スラグ である.
=====
って書かれてる。






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