空中散歩 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

もし空が飛べたらどんなことしてみたい? ブログネタ:もし空が飛べたらどんなことしてみたい? 参加中
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現実がドロドロしちゃってるので、空想に逃げようと思います。

もし空が飛べたら、ということですが、飛び方にもいろいろありますな。

飛行機のように、ガーーーっと助走して斜めに上昇していく方法。
ヘリコプターのように、その場から垂直上昇する方法。
鳥のように、翼を羽ばたかせて浮かぶ方法。
甲虫類のように、背中の扉がパカっと開いて、ぶーんと飛び上がる方法。
蝶やとんぼのように、羽を震わせて飛ぶ方法。

私が憧れるのは、普通に歩いていて、そのまま歩く続きで空中に浮かび上がるという飛び方。
そのまま空中を歩くもよし、体を寝かせて、地上を見下ろしながら進むもよし。
ドラえもんに出てくるタケコプターで飛んでいる状態は、それに近いですね。

完全に無重力状態だと体を支えるのが難しいと思うので、自分以外は通常通り、地球の引力の影響を受けていて、自分だけが引力から自由になる。

そうやって、あてもなく、空中をさまよっていたいです。

山を、稜線に沿って上下してみたり、尾根を駆け下りたり、谷から急上昇したり。
向こう側へ回ってみたり、旋回してみたり。
川の流れに沿って、どんどん上流へ遡っていったり。

海上に出て、気流に乗るのも楽しそうですよね。
雲の上に出て、空気の流れを眺めてみるのもよさそうだなあ。
台風に巻き込まれたら大変ですね。
寒気団だけは避けたいな。寒いのは嫌ですもん(笑)


鳥は空を飛ぶために、自身の体重を極力減らしています。そして、羽を動かすのは筋肉ですから、それなりに体力を使うんじゃないでしょうか。
じゃあ、昆虫が飛ぶのはどうなのかしら。どれくらい体力を使うのかなあ。
人間から見たら小さな体ですけど、彼らのスケールからみたら決して小さくも軽くもないだろうしなあ。

人が空を飛ぶときは、いったいいかなる力を使うんでしょうね。
スーパーマンが空を飛ぶのはどういう原理なのかな。推進力ってどこから出るんだろう。
長距離、長時間飛んだら、やっぱりくたびれるんでしょうか。

まあ、空想ですから、疲れない、ということで話を進めましょう。

ふらふらと空中をさまよって、世界中を上から眺めてみたいなあ。
朝と夜が入れ替わる瞬間を見たり、オーロラの中を突っ切ってみたいです。

人は。
あんまり見たくないかも(笑)


昔、高校生の頃、授業中にぼんやり窓の外を眺めていたら、ふと、「今なら飛べる」と思ったことがありました。あ、飛び降りるって意味じゃないですよ(笑)
校舎の屋上から、何気なく一歩外へ足を踏み出したら、そのまま空中を歩いていけるんじゃないか、とやけにくっきりとした確信が沸き上がってきたんです。
その感覚はとてもリアルでした。
空中を歩いている感じが、ありありと足裏に伝わってきたのです。

ぜひ試してみたい、と思いましたが、残念ながら私が通っていた高校は校舎の屋上には出られないようになっていました。
青春ドラマでよくあるような、「校舎の屋上でたむろする学生」という光景はありえなかったのです。
それで、私もその感覚を確かめることなく、やり過ごしてしまいました。

夢の中では、たまに空中に浮かんでることがありますが、けっこう低いところで浮かんでますね。とあるCMで、地面から数十センチのところを水平に移動してて、「低っ!」って言ってるあれみたいな感じ。
あの、寄る辺ない、頼りない、でも、なぜかとても自由な感じって、とても魅力的だと思います。

あーー、疲れてんのかな~(笑)