大野市が市民から意見(パブリックコメント)を募集します。ぜひ、ご意見をお聞かせください。


大野市屋内型子どもの遊び場整備事業基本計画()を公開したうえで、市民からの意見を5月1日~15日まで募集します。まだ実施設計前の基本計画ですので、意見を聞いて進めていく方針です。ただ、令和4年にアンケートに答えたお母さんからは設置に時間かけすぎて子どもたちが使えないのでは?との声が上がっています。


※答弁が噛み合わなかった令和4年3月議会代表質問。市長選の公約にようやく入って動き出しましたが、あれから一年、まだ基本計画案の状況です。



  計画案の概要

既存のまちなか交流センター(大野市明倫町)を改修して設置する方針ですが、予算をかけて整備する以上、利用者にとって使いやすいことはもちろん、その運営会社と意思疎通がしっかり取れる体制であるかどうか、利用料の設定や駐車場確保対策を万全にできるかどうかが大切です。


お母さんら子育て世代の話は反映できているのか、駐車場が近くなければあきらめてしまいます。また、市直営の子育て支援センター、NPOに委託運営している『ちっくたっく』との連携はどうするのか。


結ステーション周辺には天空の城越前大野城や七間通りなどがあり、多くの駐車が見られます。
この環境下で交流センター(1枚目右手の建物)をこどもの遊び場に改修した場合、この駐車場がどうなるのか。(2023年4月30日、正午ごろ撮影)



水のがっこう駐車場もいっぱいですが、施設に人はいなかった…


  論点を明らかに

大野市としては、利用者の立場に立った設計をすることはもちろんのこと、他の施策方針との矛盾、施策の方向性を整えて関係者合意のもと進める必要がありますが、まだまだ議論が足りません。


これまで中心市街地活性化の軸とした、まちなか観光の拠点として整備してきた結ステーションの役割をどう考えて整理するのか、同時にこれまで運営管理してきた株式会社平成大野屋に代わる新組織(一般財団法人を想定し、新年度予算に計上)を立ち上げる方針の中、重複する駐車場の管理運営をどう整理するのか。


また石山市長が平成30年に就任後、初めて取り組んだ新しい施設「越前おおの水のがっこう」は、隣接するまちなか交流センターを活用して遠足誘致を進めてきたが、その施策はどうするのか。また水のがっこう自体の存在意義はどうなのか。


そのほかにも、まちなか交流センターを利用していたスポーツ活動団体との調整が済んでおらず、代替施設の提示もできていない状況。中心市街地の活性化は何をもって活性化とするのか、市が盛んに発信する「稼ぐ力」とは、だれがどのように稼ぐことを示すのか。事業者のメリットを活かした施設整備となるのか、本当に議論が必要です。


  市民の声を市政へ

ぜひ、皆さんが感じた矛盾をお聞かせください。市民であれば、意見を提出することができます。

大野市ホームページ(大野市屋内型子どもの遊び場整備事業基本計画()