今日の記事には、英語がちょっと入っていますが、内容は英語でも日本語でも共通するコンセプトです。




 さて、私がコーチングしている 「アサーティブコミュニケーション」は win-win をゴールとするコミュニケーションです。
 
Win-win をゴールとするときに重要な考え方があります。

 それは、まず、自分を尊重すること。

 自分を尊重しないと、相手を尊重することができません。  


 自分は自分の感情や行動・選択に責任を持ち、相手のことは相手に任せる、というスタンスです。

「○○さんのせいで私の一日が台無しになった」と言うようなことを言う人がいます。

 ですが、同じ出来事・同じ人を目の前にしても、そのせいで「今日を台無しにしよう」と決めるか決めないかはあなた次第というわけです。


 あなたは、特定の感情や考え方を自分で選択しています。

 人は関係ない。



 だから何かコンフリクトがあったときや、相手に対して要求を伝えるとき、

「今、『私が』何を望んでいるか」ということにフォーカスします。
 
そしてそれを「私」を主語に伝えるのです。
 

簡単なことですが、主語を「あなた」から「私」に変えることによって、エネルギーの向きが変わります。

あなたはなんでそういうことをするの?

あなたはいつも遅刻する。信じられない。

あなたは、私を傷つけた。 など
 


「あなた」が主語になっていると、相手を決めつけたり責める文章になります。
 
相手のアラ探しをしているようになってしまいます。
 
そして誰も責められるのは嫌ですから、上のようなことを言われると、抵抗心がうまれ「そんなことはない!」と反論してしまうわけです。


 ですが「わたし」を主語にしている場合、あなたのことは分からないがわたしはこう思う、こう感じる、こうしたい、とこちらの考え(だけ)を述べることになります。
 
そのことによって、相手の人格に対する批判やジャッジメントを文から切り離すことができます。
 
今ただ相手にどういう「行動」を望んでいるかだけをサラッと伝えることができるのです。  



  実例をあげてみていきましょう。

例その1:あなたの旦那さんが連絡せずに遅く家に帰ってきたとき
 
ユー・ステートメント:(あなたは)家に帰ってくるのが遅い。なんで電話してくれないの!?」

You came home late. Why didn’t you call me?
 

アイ・ステートメント: 「何の連絡もなく遅くまで家に帰ってこないと(わたしは)とても心配。 だから(わたしは)遅くなるときは電話してほしいな。」  

 I am worried when you come home late.    I want you to call me next time you come home late. 

(連絡をしないという行動とそれについて「わたし」がどう思うか・何をしてほしいのかのみ伝える)
 


例その2:子供が騒いでいてまったく仕事ができないので、やめてほしい

ユー・ステートメント: 「(あなたが)うるさい。静かにして!」   

You are so loud. Be quiet!

 
アイ・ステートメント: 「(わたしは)今、仕事に集中したいから、ちょっと静かにしてくれると(わたしは)うれしいな」      
 
want to focus on work right now.    appreciate if you can keep it down for a while.
 


さらに、こんな例も。
 
ユー・ステートメント: Do you understand me? 

「分かりますか?」という意味ですが、「あなたはわたしのことを理解できますか」というニュアンスです。


アイ・ステートメント:Do I make sense to you? / Do I make myself clear? 

同じく「分かりますか?」という意味ですが、「私はあなたにうまく説明しましたか」というニュアンス
 


Do you understand me って言っちゃだめだ、印象が良くない、というつもりではないのです!

多くの人はそういう言い方をしていますし、そう言われて何も感じないという人が多いと思います。



でも、文章から受ける印象がちょっと違いませんか?

主語とが違うと文章から出るエネルギーが変わるんです。 




話を元に戻します。
 
結局のところ、相手がどうということよりも

自分にフォーカスして述べる。
 
私は私、あなたはあなた。
 

そうすることでお互いを尊重できます。