気づけば、結構、話も進んできてました。
 

韓国での放映は終了していますが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

ザ・ゲーム:0時に向かって 더 게임:0시를 향하여

【Episode 16】

~テピョンの自室~

部屋の中をうろうろと歩き回るテピョン。

ベッドの上に置かれた(着てもらえなかった)シャツと、ノートパッド・・・。

ノートパッドに手を伸ばしたものの、自分を犯罪者にしないために、厳命していったジュニョンの気持ちを思うと、再び、ベッドの上にぽ~んと放り投げる。

ジュニョン:関心を持ったり、この事件に関してなにか知ろうと思ったりしないでください。それが、私を助けることになるんです

 

~係長室~

地下室の入り口を映し出している映像に、動きがなく、固唾を飲んで見守っているナム係長。

 

~地下室~

令状無しの家宅捜索を強行したものの、お約束どおり、すでに、地下室には、誰かを監禁していた形跡などはなく・・・。

ドギョン「この地下室は、私が引っ越してきて以来、こんな感じですよ。ここは、旧日本軍人が所有していた古い家をリノベーションしたんです。爆弾倉庫として使われていたと聞いてます。」

やられた!と、内心、歯噛みするジュニョン。

ドギョン「死体の匂いですか? こんなに、きれいなものですよ・・・」

言葉がないジュニョン。

 

~テピョンの自室~

まだ、落ち着かず、部屋の中をうろうろしてます。。。

そこへ、ジュニョンからの電話が。

テピョン「はい、ジュニョンさん」

ジュニョン「私です。。」

テピョン「どうかしたんですか?!」

声の暗いジュニョンに反応するテピョン。

ジュニョン「鍵のかかった中に入ってみたんだけど、ただの倉庫だったの」

テピョン「え?」

ジュニョン「本当に、あそこで、監禁されたキム・ヒョンスを見たんですよね?」

テピョン「そんなはずないです。間違いなく、檻の中に閉じ込められていた」

ジュニョン「とにかく、地下室以外のあらゆる場所も捜索したけど、キム・ヒョンスのように監禁された人間はいませんでした」

テピョン「・・・・・」

ジュニョン「また、あとで連絡します」

テピョン「・・・わかりました」


ジュニョンが溜息をつき、電話を切ったのを上から見下ろしているヒョヌ。


ジュニョン「行こう」

ガンジェたちに声をかけ、引き揚げていくジュニョンたち。

ヒョヌは、いつ、気づいたの???

 

~テピョンの自室~

ジュニョンからの報告に納得がいかないテピョン。

 

******************

~イ・ジュニの自宅~

リビングの灯りもつけずに、たった一人、酒を飲んでいるイ・ジュニ。

亡くなったミジンの携帯を手にし、娘の写真をスライドしながら見ていく。

友達と一緒に撮ったもの、ジウォンや自分と一緒に、このリビングで撮ったもの・・・どれも笑顔のミジン。


~回想~

クリスマスツリーが飾り付けられたリビングで、くつろぎながら家族の写真を自撮り棒を使って、撮るミジン。

仕事の電話に出るジュニ。

ミジン「だめ、アッパ」

ジウォン「出ちゃだめよ」

久しぶりの一家団欒にもかかわらず、呼び出しに応じるジュニ。

ミジン「クリスマスなのに?」

ジュニ「来年のクリスマスには一緒に過ごすぞ、約束だ!」

ミジン「去年だって、そういったじゃん」

ジュニ「約束するって!」

そんな風に指切りをした娘の笑顔を思い出し、泣けて、泣けて、仕方がないジュニ。

そのうちに、ふと、違和感を感じ、写真のうちの一枚を拡大して見る。

 

ジュニョン:犯人は、おそらく(ミジンを)拉致する前に、相当長い間、尾行していたと思われます。

 

黒い上下に服にキャップを被った若い男が視線をミジンのほうに向けている。

見覚えがあるような気がする。。。

イ・ジュニ「見かけたのはどこだったかな・・・間違いなく見覚えがあるぞ・・・。だれだ?」

 

その翌日、電話をしながら自宅を出たところで、通行人の女性とすれ違う時に、除ける方向が被ってしまうジュニ。

ジュニ「あ、すみません」

その時は、何気なく、行き過ぎたものの、すぐに、ある状況を思い出す。

 

ミジンの病室から出て来たときに、今と同じように、よけて通り過ぎたその時の男性の顔・・・。

記憶がつながったイ・ジュニ。

 

すぐさま、ミジンがいた病棟にやってくる。

ナースステーションにいた医師に声をかける。

ジュニ「先日、あなたと一緒にいた男性について、覚えていらっしゃいますか?」

携帯の写真を、医師に見せる。

医師「ああ、知ってますよ。どうかしたんですか? なにか別の問題でも?」

ジュニ「え?」

 

医師:あなたのお嬢さんが亡くなった日に、警察は彼を逮捕したんです。あとで、病院に電話がかかってきて、無罪になったと言ってましたよ。どっちにしろ、病院のスタッフじゃないんです。科捜研の法医監察官です。名前は、ク・ドギョンです。

 

おもむろに、携帯を取り出し、「ハナ日報」のオフィスに電話をかける。

イェジが電話に出ると、聞きたいことがあるから、外に出てこれないか、と会う約束をするイ・ジュニ。

 

~ブックカフェ~

「本当は、パク記者に聞きたいことがあるんだが、この間の件でそれもできないんだ」

「(彼のせいなんだから)そうなさるのも仕方ないですよ。。でも、どういったことに関してですか? 代わりに私に聞きたいことって?」

 

説明するジュニ。

ジュニ「ああ・・・奴についてなにか気になることなどあるか?」

イェジ「科捜研の監察官?」

ジュニ「そうだ。嫌疑なしになったらしいが、お前もなにか聞いたりしていないか、と思ったんだ」

イェジ「いえ、特には・・・」

ジュニ「わかった・・・。」

イェジ「最近、ソウル中央署は、私たちの出入りを厳しく禁じてるんです」

ああ、だから、イェジはオフィスにいたのね。

イェジ「それでも、彼らは、監察官について話をしたりしてませんし、私もそのことを聞いたのは初めてです」

 

イ・ジュニ(どういうことだ? 警察は何を隠しているんだ?もし、彼らが令状なしに彼を逮捕したとしたら、それについて何か聞くべきだ)

 

気になるところを考え続けていたイェジ。

イェジ「・・・ソ刑事さんが来て、昔のチョ・ヒョヌの写真を探していきました」

イ・ジュニ「チョ・ヒョヌの写真だと?」

イェジ「はい。彼女は、1枚の写真を見て、なにか確認することがあると言ってました」

ジュニ「その写真、送ってもらえるか?」

 

******************

~強力班オフィス~

引き続き、ヒョヌの部屋の映像を見ているボンス。

「昨日の夜から、ずっと監視してました。出入りしたのは、ク・ドギョン一人だけですね」

「全部の映像をチェックしたのよね?」

「ええ」

「先輩、係長様が呼んでます」

呼びに来たガンジェを前にして、緊張が走るジュニョンが、意を決して、係長室へと向かう。

心配そうに、見守るチーム長。

 

ナム係長「もう一度、聞くぞ。お前自身の目で、キム・ヒョンスを見たというのは、確かなんだな?」

ジュニョン「はい」

係長「いつだ?」

ジュニョン「え?」

係長「お前が奴を見たと言ったんだぞ、だから、それはいつだ?」

ジュニョン「26日に見ました」

係長「それなら、その日からの映像記録を俺のところに持ってこい」

まずい・・・と固まるジュニョン。

係長「もし、その日にお前が奴に会ったのなら、お前がそこにいた映像があるだろう。・・・お前は、キム・ヒョンスを見てないんだな?」

答えられないジュニョン。

係長「じゃ、見たのは誰だ?話せないのか?」

ジュニョン「すみません。ですが、ク・ドギョンがキム・ヒョンスを隠しているのは確かです」

係長「見てもいないのに、まだ、お前は確信してるって言うのか?」

ジュニョン「はい」

係長「・・・俺に言うつもりはないのか?」

ジュニョン「どれだけ聞かれても、お答えすることはできません」

こういうところで、テピョンを守ろうとしているジュニョンの気持ちはわからなくもないんだけどね。。。

 

~テピョンの自室~

テピョンが何をしてるのか、気になって気になって、小窓から覗き込んでいたイ秘書が、驚いて、部屋に飛び込む。

ベッドに置かれた警棒などの武器。

イ秘書「ちょっと、テピョンさん。。。こういうのは、あなたじゃなくて、警察がやることです。」

テピョン「ジュニョンさんは、僕のせいで、厄介な立場にあるんです。自分が始めたことは、最後までやらないと・・・。」

イ秘書「チョ・ヒョヌもキム・ヒョンスも、殺人に関与してるんですよ。彼らは殺人者なんです」

テピョン「だから、これらを準備したんです。これがうまくいかなかったら、僕は素手でやつらに立ち向かわなければなりませんからね」

イ秘書「どうかしてます」

テピョン「いいえ、僕は完全にまともですよ。ほら」

GPSの軌跡のついた地図を、イ秘書に見せるテピョン。

テピョン「26日の夜、GPSは、こんなふうに軌跡を発信してきてる。あいつがどうやったのかわからないけれど、キム・ヒョンスはそこにいるにちがいないんです」

イ秘書「だからなんなんです? あなたに何が出来るっていうの?」

 

~十字架の部屋~

ペク先生のもとにやってくるイ秘書。

ペク先生「君が入って来るのはすぐにわかるな。香水くさい。」

イ秘書「そういうこと言うの、やめてください」

ペク先生「いやなら、香水をひとつに絞るんだな」

イ秘書「はぁ・・・」

溜息をつくイ秘書。

ペク先生「どうした?そんなに心配しなければならないことか?」

イ秘書「死を見ることができる人は、みんな大胆不敵になるんでしょうか?」

ペク先生「死が見えるからではない。恋に落ちたからだ」

先生様、言い方が詩的恋の矢

イ秘書「じゃ、どうなさるおつもりなんですか?」

ペク先生「会ってみよう」

イ秘書「誰にですか?」

ペク先生「誰のことかわからんのか? あいつが耳を傾ける人間が他にいるのか?」

 

~美術館~

蓮の花の絵の前で待ち合わせをしたジュニョンがあらわれる。

ぺク先生「おいしい食事を食べたり、お茶を飲んだりするほうがいいんだろうが、自分を養うのに苦心しているのを見られたくないんだ。それで、その代わりにここに来てもらったんだ」

ジュニョン「はい」

ペク先生「どう思うかね? いい絵かな?」

ジュニョン「ご説明したほうがいいですか?」

ペク先生「見えるものがすべてではない。この絵は、すでに私の心に刻み込まれているんだ」

 

奥のスペースで、二人っきりになり、本題に入るペク先生。

ペク先生「テピョンが、お嬢さんのことを悩ませているそうだな。」

ジュニョン「・・・・・」

ペク先生「すぐに答えないところをみると、それほど、あいつにイラついていないように思えるんだが・・・。だが、私は、君がそう思わないでいてくれることを願っていたんだ」

車いすを動かし、ジュニョンのほうを向くペク先生。

ペク先生「盲目であることのいいところは、相手の顔色を読む必要がないことだ。少しくらい厳しいことを言ったとしても、それを申し訳なく思わずにすむからね。テピョンは、君の死をみることができないと、君に言ったかね?」

ジュニョン「はい、知ってます」

ペク先生「それなら、なぜ見ることができないかも、聞いたのか?」

 

******************

運転中のテピョン。

田舎道をひた走るテピョン。

 

~美術館~

ペク先生「あいつは今までに、法を破ったことなどなかった。だが、法を犯してまでも、君の安全に固執し、過保護になるのは、あいつのせいで君が死ぬからだ。だから、君は生きねばならない。なにがあろうと、死なずに、生きなさい。けっして、あいつのために死んだりしないように・・・生きなさい」

ペク先生の真摯な言葉に、圧倒されるジュニョン。


◆◆◆

湖のほとりに、車を止めるテピョン。

湖面に浮かぶ船上ハウスに目を止める。

 

~強力班オフィス~

ペク先生の言葉に戸惑うジュニョン。

テピョンにもらったネックレスの箱を取り出し、

 

テピョン:僕が死んだときに持っていたネックレスなんです。 

 

テピョン:ジュニョンさんは、自分がどうやって死ぬのか、知りたくないですか?

ジュニョン:ええ。だから、私がどうやって死ぬのかなんて、言わないでね。

テピョン:見えないんです。ジュニョンさんの死だけは、僕はみることが出来ないんです。だから、不安になるんです。

 

ペク先生:あいつは今までに、法を破ったことなどなかった。だが、法を犯してまでも、君の安全に固執し、過保護になるのは、あの子のせいで君が死ぬからだ。だから、君は生きねばならない。なにがあろうと、死なずに、生きなさい。けっして、あいつのために死んだりしないように・・・生きなさい

 

テピョン:もし、僕と一緒にここを離れてくれと頼んだら、一緒に来てくれますか?悪い人間がいなくて、他の死を見ることもない場所は、どんなに素晴らしいだろうって思うんです。

 

ネックレスの箱を開けてみるジュニョン。

 

テピョン:このネックレスをジュニョンさんが持ち続けてくれたら、僕の元には決して戻ってこない。

 

~船上ハウス~

ボートで乗り付けるテピョン。

扉を開けると、そこには、ヒョヌの車に仕掛けたはずの発信機が、ポツンと置かれている。

すぐさま、ヒョヌに電話をかける。

ヒョヌ《どうだ?周りになにもないから、景色は遮られないし、爽やかないいところだろう?まさか、おまえだけが、発信機を使える人間だなんて、思ってたわけじゃないよな?》

 

実際、テピョンの車にも、発信機が仕掛けられてる・・・。

 

テピョン《いつから、気づいてた?(怒)》

ヒョヌ《先に謝っておくよ。お前のことを過小評価してた。》

テピョン《いつから気づいてたって聞いてるだろ!》

ヒョヌ《最初からさ。お前がこの地下に降りた時から、全部、知ってたよ》

帰り道、車の中から地下室の様子を何か所かのカメラアングルで確認してるときに、すでに、テピョンの姿が見えていたのね。

ヒョヌ《最初は、なにかが見えているだけだと思ったよ。カメラのレンズの上に虫がついたり、とかもあるからな。でも、近づいてよく見たら、その虫はお前だった。それで、帰りながら、ずっと考えたんだ。“どうやってバレたんだ?” 警察でさえ、家宅捜索の時、あの地下室を見つけることはできなかった。“どうやって、うちに入りこみ、地下室を見つけたんだろう?”》

家じゅうをくまなく見て回るヒョヌ。

ヒョヌ《お前がどうやって知ったかはしらないが、こいつらは見つけたんだ。お前がしかけた監視カメラだ。》

話ながら、テープで口をふさぎ、しばりあげられたキム・ヒョンスに、監視カメラを見せつけるヒョヌ。

そして、水を張ったボウルに一つずつ落としていく。

ヒョヌ《そうだ。お前が俺を監視するという考えは、俺をたきつけたよ》

 

ジュニョンの服をはだけさせたりしたのも、全部、(監視に気づいた上での)テピョンへの挑発だったってことね。

 

ヒョヌ:もう騙されたりしない。隠しカメラなんて、嫌いなんだ。


ヒョヌ《気分はどうだ?個人的には、うんざりだがな。》

テピョン《お前、今、どこにいる?どこにいるんだ?》

声を荒げるテピョン。

ヒョンスに見せつけるように、カメラを水に沈める。

テピョン《そこにいろよ。生かしちゃおかない》

ヒョヌ《俺を挑発したことを後悔させてやるよ。》

 

最後の一つを水に落とすと、そのボウルをヒョンスのほうに向ける。

ヒョヌ「喉が渇いてるだろ?」

震えあがるヒョンス。


******************

急いで、戻るテピョン。


ヒョヌ:お前も、大切な誰かを失ってみろ。お前には決して見つけられない、ソ・ジュニョン」

 

テピョン「お前の望みはなんだ?」

ヒョヌ「ソ・ジュニョン・・・」

 

ヒョヌ「俺を挑発したことを後悔させてやるよ」

 

ヒョヌの最終的なベクトルは、全てジュニョンに向いているようにしか、思えないよね。

 

~ク・ドギョンの自宅前~

この表情、いい。。。私は好きです。

欺かれた怒りや悔しさよりも、まだ、なにかある、言えない何かが・・・って、こっちに勝手に思わせるじゃん。


部屋から出てくると、頭上に仕掛けられたカメラに目を向け、それをつかみ取るヒョヌ。

 

~係長室~

監視カメラからの映像が、突然途絶える。。。

考え込むナム係長。

 

~ク・ドギョンの自宅~

階段を駆け上がるテピョン。

 

テピョン「チョ・ヒョヌ!!(怒)」

玄関の扉を乱暴に叩きながら、大声で、ヒョヌを呼ぶ。

暗証番号を解除し、部屋に入ろうとしたとき、頭上のカメラを確認するテピョン。

 

ヒョヌ《後悔させてやる》

付箋に書かれたヒョヌのメモを手に取るテピョン。

握りつぶすと、携帯を取り出す。

 

~中央署~

正面玄関に車を乗りつけるテピョン。

ジュニョンと連絡が取れないみたい。

テピョン「ハンチーム長様。ソ刑事さんは中にいますか?」

チーム長「いや、いないが・・」

テピョン「もしかして、どこにいるかご存じですか?」

チーム長「キム・テピョンさん。一体、何事ですか?」

テピョン「ソ刑事と連絡がつかないんです」

チーム長「どういう意味ですか?」

テピョン「携帯の電源が入っていなくて、探せないんです」

テピョンの真剣な様子に、ジュニョンと同居しているスヒョン(鑑識課)に連絡をとるチーム長。

チーム長「ああ、スヒョンさん。あの、ソ刑事が家にいるかどうか聞きたいんだが・・・。」

表情は固いまま。

チーム長「・・・・・そうか。わかった。また、連絡くれ。」

ガンジェ「なんですって?」

ガンジェもボンスも一緒に心配しています。。。

チーム長「まだ、帰ってないそうだ」

重い空気が流れる。。。

チーム長「テピョンさん、どうか、家に戻っていてください。連絡がつき次第、お電話します」

テピョン「はい・・・」

仕方なく、強力班のオフィスをあとにするテピョン。

 

重い足取りで、車に乗り込むテピョン。

 

ヒョヌ「気分はどうだ?個人的には、うんざりなんだよ。俺を挑発したことを後悔させてやる」

 

ヒョヌの言葉を思い出すだけで、嫌な予感しかしないテピョン。。

 

~テピョンの自室~

ベッドに腰を降ろすテピョンに、イ秘書が心配そうに寄り添っている。

イ秘書「たぶん、なんともないと思いますよ。もうすぐ、彼女から連絡が入るでしょう。」

テピョン「全部、僕のせいだ。あんなカメラを仕掛けるべきじゃなかったんだ」

 

夜中になっても、連絡が入らず、ベッドではなく、床に直接、身体を横にしているテピョン。

 

ジュニョン:ク・ドギョンさんの自宅に、監視カメラかなにかを仕掛けたんですか?

テピョン:ええ。つけました。だますつもりもなかったし、こんなふうに見つかったりしたくもなかった。

ジュニョン:何を、そんなに堂々としてるの?

 

その時、携帯から、信号音がピっと入る。

地図上に、ポイントが点滅する。

 

急いで、部屋を飛び出していくテピョン。

 

夜明けの道路を、スピードを上げる。。

 

******************

翌朝かな?

~テピョンの自宅~

『韓国電気安全協会』とシールが張られた工具箱を手に、テピョンの自宅に、作業員に扮して訪れたヒョヌ。

チャイムを鳴らすと、ペク先生が対応する。

ペク先生「どなたかな?」

ヒョヌ「韓国電気安全協会のものです」

ガチャリと、入り口を解錠するペク先生。

ニヤリと、笑みを浮かべるヒョヌ。

OMG,OMG、イ秘書はどうしたの????

 

~海辺~

GPSの信号があった海岸に到着し、浜辺を走り回るテピョン。

そして、少し先を歩いているジュニョンの姿を見つける。

お互いに存在に気付き、向かい合った二人。

ジュニョンのほうに歩き出そうとして、急に足を止めるテピョン。


テピョン:呼吸を奪われたような気がした。。


周囲を見回すテピョン。


テピョン:ここだった。僕が最後の呼吸をした場所だ。

 

その少し先で、テピョンに微笑みかけるジュニョン。

涙が自然ににじんでくるテピョン。


テピョン:ようやく、自分がなぜここで死ぬのか、そして、なぜ泣いていたのか、わかったような気がした。

 

走り出し、ジュニョンを抱きしめるテピョン。

テピョン:愛がそこにあった。

テピョンの背中に手を回すジュニョン。

 

★『ザ・ゲーム:0時に向かって』16話の雑感★

ええっと、そもそも、なぜ、最初の家宅捜索の際、隅々まで調べなかったの?(苦笑)

 

今回の捜索は、通報されただけの令状なしだと、鑑識は呼べなかったのかな?

基本、ヒョンスは結構、長いこと、ここに監禁されていたはず。(おそらく年単位)

あんな、髭も髪も伸ばしっぱなしの、動物扱いだったんだもの、ちゃんと調べれば、毛髪やら、なにやら、絶対、痕跡でるでしょう。

そりゃ、ドギョン(ヒョヌ)もプロだけど。。。

そんなに時間なかったはずだし、隠し部屋みたいな空間があったってこと?

檻というか、鉄格子だって、壁に収納されてたってこと?

 

画面、暗いし。よくわからない。。ショボーンショボーンショボーン

 

さて、それよりもなによりも。。。

ラストの砂浜のシーン、最初、見たときは、ど~にもこ~にも、さら~~っと流れてしまい。

いや、いかんぞ、と思い直し、結構、一コマ一コマに近い形で、確認していきました。

良かった。

とりあえず、ジュニョンが、最後、テピョンの背に手をまわしてて。。。。

 

しかし、予告の展開が辛そうな感じで、水曜日・木曜日が怖いです。


★『ザ・ゲーム:0時に向かって』17話に続く★