テピョンの立ち位置、難しいな。
 

韓国での放映は終了していますが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

ザ・ゲーム:0時に向かって 더 게임:0시를 향하여

【Episode 15】

(前回までのおさらい)

テピョン:なにがねらいだ

ヒョヌ:ソ・ジュニョン・・・


ヒョヌ(ドギョン)から、ジュニョンを守ろうと、ヒョヌの自宅に、監視カメラを設置し、様子を盗撮することにしたテピョン。

忍び込んだ時に、ヒョヌの自宅を訪ねてきたナム係長とヒョヌの会話を聞いてしまう。

真摯に、ヒョヌに謝罪をしたいと言ったにも関わらず、胸に仕込んだカメラに気づいたヒョヌは、激高する。


ここね、カメラが仕込まれているのは、折り込み済みだったような気もするけれど、父親への謝罪と天秤に掛けられたことに対する怒りが、切なすぎる。

 

ヒョヌの自宅の秘密の地下室が気になったテピョンは、再度、ヒョヌの自宅に忍び込む。

携帯の灯りを頼りに、地下室を降りていくと、髪や髭が伸び放題の不審な男が監禁されていた。

男「誰だ?」

その男を見たテピョンは、以前、見た連続女性殺人事件の真犯人 キム・ヒョンスであることに気づく。

ヒョンス「俺に、灯りを当てるな!あいつは、監視カメラで、俺を見張ってるんだ」

地下室の天井辺りを見回すテピョン。

ヒョンス「お前の後ろ、上の方だ」

さっと、携帯の灯りを消すテピョン。

ヒョンス「あっちの角に立てば、お前を見れないだろう」

カメラの死角を教え、テピョンを部屋の隅へと移動させると、自分も定位置に腰を降ろす男。

テピョン「いつから、監禁されているんですか?」

ヒョンス「“いつから・・・”?」

笑いながら、泣き出す男。

 

同じ頃、帰宅途中のヒョヌが、運転しながら、地下室の様子を携帯で確認する。

定位置に座っている男をみると、視線を戻すヒョヌ。

このショットが入ってくると、ドキドキさせられる。

 

テピョン「教えてください。あなたは、キム・ヒョンスさんですよね?」

ヒョンス「おい、どうして、俺の名前を知ってるんだ? もしかして、警察か?」

テピョン「警察じゃありません。」

なんと言おうか、考えるテピョン。

テピョン「ですが・・・ク・ドギョンを捕まえたい人間です」

それを聞くと立ち上がるヒョンス。

ヒョンス「俺が手伝ってやるよ。だから、代わりに、俺をここから出してくれ。今まで、いろいろと試してみたが、扉はびくともしなかった。これが切り抜けられる、唯一の方法だと思う。」

 

ヒョヌの車が自宅に近づいてくる。

踏切で停まると、再度、携帯で、ヒョンスの様子を確認する。

立っているヒョンスに違和感を覚えたヒョヌが、カメラのアングルを変えてみる。

カメラは複数仕掛けられていて、しかも、こんなにしょっちゅう、監視されてるのねヒョンス。

 

テピョン「僕が道具を取って戻ってきます」

ヒョンス「一緒に警察に行こう。もし、事前に通報すれば、ク・ドギョンは逃げ出すかもしれない」

テピョン「確かに。そのとおりです。ここで待っててください」

監視カメラに写り込まないように、階段への通路へと移っていくテピョン。

ヒョンス「急いだほうがいい。待ってるから・・・」

テピョン「待っててください」

テピョンの姿が見えなくなると、ようやく到来した脱出のチャンスに、笑いが込み上げてくるヒョンス。

 

地下室から上がってきたテピョン、急いで跳ね上げ扉やカーペットを元に戻す。


ヒョヌが駐車場に到着する。


部屋の中に仕掛けたカメラを見回すテピョン。

警戒しながら、玄関から外に出た時、外階段の踊り場に、ジュニョンが立っており、帰宅したヒョヌが昇ってくるのに気づく。


ヒョヌ「ソ刑事様?」

ジュニョンに気づいたヒョヌ。

ジュニョン「少し、話できますか?」

頷くヒョヌが、自宅に招き入れようとする。


慌てて、隣家の門の裏に姿を隠すテピョン。すぐさま、部屋の中の音声が聞けるように、イヤホンを耳につける。

 

部屋に入るや否や、ジュニョンを柱に押し付け、勢いよく、ジュニョンの上着とシャツをはだけさせると、ボタンが飛びちる。

慌てて、ずり下がった肩口を引き上げ、肌を隠し、「なにするんですか?!」と大声で叫ぶジュニョン。

 

ジュニョンの叫びに、イヤホンを押さえなおすテピョン。

心配のあまり、玄関のすぐ前まで、移動する。

飛び込んでいきたいところを、ギリギリのところで、様子を伺うテピョン。

ヒョヌ「二度とだまされませんよ。隠しカメラは大嫌いだ」

ジュニョン「言ったでしょ、話がしたいだけだって」

ヒョヌ「ナム係長もそう言ったけど? 話があるって・・」

平然と答え、ジュニョンに座るように指示するヒョヌ。

息を整えるジュニョン。

 

それを聞き、なんとか、部屋に入るのを留まるテピョン。

 

コーヒーを淹れ、ジュニョンの前に置くヒョヌ。

 

テピョン「最近、たくさんの人が会いにきたがるな・・。(君も)謝罪しにここに来たの?」

ジュニョン「誤解するのはやめてください。私はあなたに同情などしてないから・・・。」

鼻で嗤うヒョヌ。

ジュニョン「どうしたの? 理解してほしいですか?それとも、誤って告発されたあなたのお父さんと、あなたの人生を台無しにした責任を、私に取れと?」

ヒョヌ「他の人間についてはわからないが、たった一つ確かなことは、君には、それを要求できないってことだ。君のお父さんは亡くなったじゃないか、うちの父さんのせいで・・・。」

ジュニョンも、外でその言葉を聞いていたテピョンも、それがヒョヌの本心であることは理解する。

ヒョヌ「君は、僕に同情してるの?」

ジュニョン「私は、あなたのお父さんが殺されたことも、あなたの計画の一部だったのでは、と疑ってます。あなたが、苦さや憎しみ、彼に復讐したいという欲望を感じていることも理解できますが、やめてください。」

ヒョヌ「君には、僕が怪物に見えますか?」

ジュニョン「考え直して。チョ・ヒョヌさん」

ヒョヌ「だけど、君は、すこしくらいは、僕を理解してくれるのでは、と思っていたよ」

ジュニョン「殺人には、正当化される理由など、何一つありません」

ヒョヌ「大切な誰かを亡くしたあとでも、まだ、それを言えると思うのか?」

ジュニョン「あなたが殺したミジンは、両親に愛されていたわ。」

ヒョヌ「わかってる。だから、殺したんだ」

ジュニョン「チョ・ヒョヌさん、次に、ここに私が来るときは、すんなりとはいきませんよ」

ヒョヌ「期待してるよ」

ジュニョン「あなたを・・・・私の手で逮捕するつもりです」

ヒョヌ「そうだといいな」

立ち上がると、そのまま、ヒョヌの部屋を後にするジュニョン。

 

一足先に、その場を離れるテピョン。

緊張状態がほどけぬまま、玄関の外で佇むジュニョンの気配を、部屋の中から、じっと窺うヒョヌ。

ゆっくりと階段を下りる足音と、手を付けずに残されたままのコーヒーカップを気にするヒョヌ。

 

車通りに出て来たところで、一息吐くと、姿勢を正して、歩き出すジュニョン。

 

そして、もう一人、そんなジュニョンのことを気遣う男が、通りの反対側に立ち、待っています。。

 

あ~~~、これ、ベタだけど、好きなの。

道の反対側から、気づかれないように、夜道や落ち込みながら歩くヒロインに、歩調を合わせる奴!!(笑)

『まず熱く掃除せよ』でも、同じような構図の画像、載せたなぁ(笑)

 

いつも凛としてるよね、ジュニョンって。。。

 

バス停に腰を降ろすジュニョン。

おもむろに、携帯を取り出し、ジュニョンに電話をかけるテピョン。

ジュニョン「はい。テピョンさん」

テピョン「はい、ジュニョンさん、何してます?」

ジュニョン「なによ、働きバチみたいに働いてますよ。どうして?」

テピョン「なんでそう思うんですか? ただ、心配になっただけですよ」

ジュニョン「心配って・・・。ねぇ、テピョンさん、私、警察官なのよ。私が、心配するべき・・・」

ふと、通りの反対側の停留所に、テピョンの姿を見たような気がした途端、バスが双方のバス停の前に停まる。

バスが出発したあとの停留所には、姿がなく、電話も切れている。

再度、かかってきた電話にでると、「ジュニョンさん・・・」と、テピョンの近い声。

ジュニョン「テピョンさん・・・どうして・・・」

本気で聞いてます。。。(笑)

テピョン「仕事してると思ったのに・・・。警官は嘘ついちゃだめですよ」

ジュニョン「事件のために来たのよ・・・。ところで、テピョンさんは? どうして・・・」

本気で聞いてます。。。(笑)(笑)

ジュニョンの言葉をさえぎるように、

「働いてると思ったから、もうひと仕事してほしいんです。行きましょう」

強引に、ジュニョンの手を引くテピョン。

 

 

~強力班オフィス~

係長室に電気がついているのに気づいたチーム長。

チーム長「係長様、まだ、家に帰らないんですか?」

考え込んでいるナム係長。

 

メモを受け取るチーム長。

チーム長「北署のヒョン・ミンチョル刑事ですか?」

係長「昔、チョ・ヒョヌの自殺事件を担当してた刑事だ。ヒョヌの家族とは誰とも連絡取れなかったとして、孤児院から人に来てもらい、遺体を確認したそうだ。もし、チョ・ヒョヌがク・ドギョンを殺し、新しい身分を手に入れたのなら・・・」

係長「はぁ、孤児院から来た人間というのが、チョ・ヒョヌだったということになりますね」

何度も頷くナム係長。

チーム長「わかりました。会ってみます。もし、チョ・ヒョヌの古い写真を見たら、その刑事がなにか思い出すかもしれません」

 

~テピョンの自宅~

ロケ地調べてません(笑)

分かりにくいですが、夜のテッピョンちです。

 

あら、連れてきちゃったのね(笑)

落ち着かない様子のジュニョン。

テピョン「だれか、探してるんですか?」

ジュニョン「ああ、その・・・家にいつもいらっしゃるんでしょう」

ジュニョンの視線の先は、ペク先生の肖像画。

テピョン「ああ、先生様? 今はいないんです。さぁ、どうぞ」

ジュニョン「あの・・でも・・・まず、なぜ、ここに連れて来たのか、聞いちゃだめですか?」

警戒してる(笑)

テピョン「ん・・・・、できないかな。理由なんてないから・・。さぁ、こっちへ」

ジュニョン「で、でも・・・」

今度は、肩まで抱いちゃって、ちょっと大胆になったテピョン。

恋愛進展は視聴率対策として、効果的だからね。。。

 

テピョン「はい、こちらです。どうぞ、はい。心配しないで・・・」

まぁ、リビングでもダイニングでもなく、直接、自分の部屋に連れてきたのね。(笑)

ベッドに座らせるなんて、更に大胆。

扉も締めちゃった。

え?っと驚くジュニョン、立ち上がると、手で制し、腰のピストルに手をかける。(笑)

目を見張り、(おどけて)両手をあげるテピョン。

可愛いとでもいうと思ってるの?

そうよ、可愛いわよ!(笑)

ついでに言えば、オク・テギョンssi、これでも31歳だけど。


ジュニョン「話すことがないのなら、ここで何をするんですか?」

テピョン「うわ~、刑事って、いつも銃を携帯してるんだ? 困ったな。今日は、防弾ベストを身に着けてないんです」

ジュニョン「私の質問をそらすつもりですか!」

これ以上、本気で怒らせる前に・・・と気づき、種明かしをするテピョン。

テピョン「あの・・・君に食事を作ってあげたかったんだ。いつも、食事を抜いてるようだから、君に食事を作ろうとしたんだ。これでいい?ちょっと待ってて。」

自分のことを考えてくれていたテピョンに、銃まで見せて、気恥ずかしいジュニョン。

女の子扱いに不慣れ女子だから(笑)

 

テピョン「ああ、もし、退屈だったら、あっちにある漫画を読んでもいいし、ラジオを聴くこともできるし・・・」

こっちも、家に女の子を呼ぶなんて、不慣れ男子だけど。(笑)


部屋を見回すと、いつも、テピョンが見ている夕景の海の絵が目に入る。

ジュニョン「・・・海が好きなの?」

テピョン「それなら答えられるよ。好きだって。・・・ちょっと待ってて」

テピョンが部屋を出ていくと、大きな溜息をつき、再び、夕景の海の絵を見つめるジュニョン。

 

~ヒョヌの自宅~

缶詰が並んだガラス戸棚を開けると、一つだけズレていた缶をきちんと位置に戻すヒョヌ。

その隣の缶詰を取り出すと、深皿に開けるヒョヌ。

豆の煮ものの缶詰?

しかも、犬用の食器みたい。。。

 

地下室に降りてくるヒョヌ。

ヒョンスの檻に、灯りを取り付け、食器用の窓を開ける。

ヒョンス「食べたくない。さげてくれ」

ヒョヌ「また、数日間、飯抜きでもいいのか?」

立ち上がると、PCをチェックしにいくヒョヌ。

ヒョンス「おい!」

ヒョヌが無視すると、小石を投げつけるヒョンス。

ヒョンス「おい、あの子を殺した時、どんな気分だった? お前に嫌がらせをしたあの記者の娘のことだよ」

挑発に乗ったように立ち上がり、檻に近寄るヒョヌ。

PCは、ちょうど、テピョンが地下室に降りて来たところを映している。

ここで、パソコンの映像を、ヒョヌに見せる訳にはいかないので、ヒョンスも必死です。


ヒョヌ「なにがそんなに気になるんだ?なぜだ?聞くだけで満足するのか?」

更に、挑発するように、笑い出すヒョンス。

ヒョヌ「食べないと言ったよな?」

慌てて、ヒョヌにすがりつくように、器に手を伸ばそうとするが、足鎖が邪魔をし、手が届かない。

ヒョンス「食うよ、食うったら!」

ヒョヌ「だから言ったじゃないか?俺が言った時に、食べろって。ん?」

器を渡すと、必死に手を伸ばし、むさぼるように食べ始めるヒョンスをみて、その惨めさをバカにしたように見下すヒョヌ。

ヒョヌ「食べるつもりなら、なんで食べないなんて言うんだよ」


階段を昇り始めたヒョヌを見て、食べるのを止めるヒョンス。

PCの映像は、テピョンが地下室を出るところを映している。

 

~テピョンの自室~

夕景の海の絵を見続けているジュニョン。

幼少の頃、浜辺で遊んでいた自分に、父親が、母の思い出のこの地に家を建てようと言った言葉を思い出す。


ノックが聞こえ、振り向くと、イ秘書が入ってくる。

イ秘書「テピョンさんに頼まれたので、準備しました。でも、サイズが合うかどうか、わからないんです。着替えたら、いらしてくださいね」

イ秘書が部屋を出ていったあとに、ベッドに、新品のシャツが置かれている。

 

部屋を出て、リビングに向かったジュニョン。

着替えていないジュニョンを見て、「どうして、着替えなかったんですか?」と不思議がるイ秘書。

テピョン「サイズ、合わなかったですか?」

それぞれに、ジュニョンに声をかける。


ジュニョン「どうしてわかったんですか? シャツが破けているのを見せた覚えはないけど・・・どうして、わかったんですか!?」

ジュニョンの剣幕に驚き、テピョンを見るイ秘書。

テピョン「・・・・・」

ジュニョン「まさか、ク・ドギョンさんの家に、監視カメラかなにかをつけたんですか?」

テピョン「・・・はい。つけました」

イ秘書「テピョンさん・・・」

テピョン「だますつもりもなかったし、こんなふうに見つかったりしたくもなかった」

ジュニョン「何を、そんなに堂々としてるの?数日、警察と働いたからって、何かになったつもり?」

イ秘書「いえ、そうではなくて・・・」

あ~、イ秘書、あなたはここでは空気にならなきゃ・・・。

イ秘書のことは眼中にないジュニョン。

ジュニョン「こんなことするなんて、(自分を)何様だと思ってるの?」

テピョン「・・・キム・ヒョンスが地下室に監禁されているんです。この目で彼を見ました。」

ジュニョン「キム・ヒョンスをどうして、知ってるの?」

テピョン「ナム係長様とク・ドギョンの会話を聞いたんです」

ジュニョン「・・・・」

テピョン「法に触れている場合には、僕は罰を受けます。ジュニョンさんに、危険な場所に行ってほしくない」

溜息をつくジュニョン。

ジュニョン「そのカメラで撮影した映像を今日中に、全て、引き渡してください。今後、決して、それらのビデオにあなた自身で触れたりしないで。関心を持ったり、この事件に関してなにか知ってると思ったりしないでください。それが、私を助けることになるんです」

テピョン「ジュニョンさん・・・」

振り返るジュニョン。

テピョン「気を付けて・・」

固い表情のまま、テピョンの自宅をあとにするジュニョン。

心配そうに、テピョンを見上げるイ秘書と、考えこむテピョン。

 

~地下室~

テピョンを待ちわびているヒョンス。

ヒョンス「待ってるって言ったじゃないか・・・。すぐに来るって言っただろ。急いで来てくれ。待ってるんだぞ」

ぶつぶつ、呟きながら、小石を食器に投げ入れるヒョンス。

 

~署の入り口~

ナム係長とチーム長が署内に入ってくる。

係長「キム・ヒョンスに間違いないのか?」

チーム長「はい、ジュニョンはそこに出向いて、実際に自分の目で確認したそうです」

 

(テピョンから提供された)隠しカメラの映像を見る一同。

ヒョヌが、地下室に入っていくところが映っている。

ナム係長「ほんとうに、お前がこの映像を撮ったのか?」

ジュニョン「はい。家宅捜査の時に、もっとちゃんとやるべきでした。申し訳ありませんでした」

ナム係長「そんなことを言ってるんじゃないだろ!」

ジュニョン「もし、規律違反になるのであれば、受け入れます。ですが、ク・ドギョンとキム・ヒョンスを逮捕したあとで、対応させていただきます」

ジュニョンらしからぬ言い方が気になるナム係長。

ナム係長「もういい。(どうせ)俺が懲戒処分を全部受けるんだ・・・。」

ナム係長を見るチーム長。

ナム係長「で、お前の計画は?」

 

~ヒョヌの自宅周辺~

チーム長「入り口を固めろ。それから、階段も塞げ。急げ」

チーム長が指示して回る。

チーム長「ボンス、逃亡する恐れがあるから、路地裏からも目を離すなよ」

ボンス「わかりました。」

 

ガンジェとジュニョンが、警官を引き連れ、ヒョヌの自宅のチャイムを鳴らす。

ドギョン(ヒョヌ)が顔を見せる。

「なんの御用ですか?」

「お宅の近所から、なにか臭いがすると、苦情が入ったんです

「近所からの苦情?」

「ええ。ちょっと失礼させていただきます」

部屋に入ろうとするガンジェの前に立ちはだかるク・ドギョン(ヒョヌ)。

ドギョン「うちは、料理もしませんから、臭いなんてするはずがありません」

ジュニョン「食べ物ではなく、腐った死体のような臭いだと言ってます。私たちは、緊急通信センターに入った通報に関しては、令状なしに捜索することができるんですよ。どうか、どいてください」

しかたなく、ドアのカギを解錠するドギョン(ヒョヌ)。

迷わず、カーペットのところで、立ち止まるジュニョン。

ガンジェ「先輩。ここ、変ですよ。なにか、飛び出してます」

ガンジェが、なんどか足で踏んでみる。

ジュニョン「確認して」

 

その様子を、監視カメラを通じて、係長室のパソコンから、見つめているナム係長。

 

カーペットをめくり、南京錠の番号を、ドギョンに訊ねるジュニョン。

ジュニョン「この扉は、あなたの地下室に通じていますよね」

ガンジェ「番号は?」

ジュニョン「もし、言いたくなければ、あなた自身であけることもできますよ」

またしても、仕方なく番号を告げるドギョン。

「11・・・09ですよ」

微妙に、表情を固くするジュニョン。

ジュニョンのこの反応、絶対、意味のある数字なはず。 


鍵を外すと、地下室に降りる階段が現れる。

 

身を乗り出すナム係長。

 

地下室に降りていくジュニョンたち。

階段の上で、仁王立ちするドギョン。

 

★『ザ・ゲーム:0時に向かって』15話の雑感★

 さて、真犯人のキム・ヒョンスという男も、かなりのくせ者です。


ヒョヌをアジョシに入れていいかどうか、賛両論あるでしょうし(笑)、私自身、入れたくはないのですが、イ・ジュニといい、ぺク先生といい、ナム係長といい、アジョシたちの存在感が光るドラマです。

 

★『ザ・ゲーム:0時に向かって』16話に続く★