なんだか、自分のなかで、主人公たちが意思を持って動き始めてくれた感じです。

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 

 【Ep.7】 

ネックレスを通じ、なんと、幼いころに出会っていたことを思い出した二人。← もしかして、思い出せたのは、フィリップだけ?

お姫様のように可愛らしかったあのときの女の子と、目の前のウルスンが結び付かないフィリップ。(笑)

 

ウルスンが、思い出しそうなところで、ガッシャ~ン、ガッシャ~ンとガラスが割れ始めちゃった感あり。

家じゅうのガラスというガラスが割れ始め、二人、抱き合って、なんとか、ケガをせずにすんだものの・・・・。

白いワンピースの女が静かに立ち去っていく。

 

ソンジュンは、ウルスンがなかなか帰って来ないので諦めて出直すことにしたのかな?

ウルスンの家からの帰り道、フィリップの家の前で、尋常じゃない、ガラスの割れる音が聞こえ、車を急停止させるソンジュン。

家の前に、ウルスンのトラックが停まっている。

白いワンピースの女が家から出てきたところに遭遇。

「すみません、ちょっとお伺いしたいことがあるんですが・・・、ちょっと・・・」

白いワンピースの女を追いかけようとするが、足早に去られてしまい、諦めるソンジュン。

数日前にも、この家の前で、その姿を目撃していたことを思い出す。

うん、あの女は霊じゃない。実体ありです。

 

「今の何の音ですか?なにがあったんですか?!」

慌てて、飛び込んでくるヨンマン。

「ヒョン、大丈夫ですか?」

そんなヨンマンを大丈夫だとでも言うように、軽く押しのけるフィリップ。

なんとか自力で立ち上がるウルスン。

 

怒りが込み上げるフィリップ。

「このこともまた、起こるのを知ってたのか?」

「ええ、あ、・・・はい」

「また、なにか書いたのか」

ためらうウルスン。

「そうか。やっぱり、あんたがなにか書いたんだ。これもそうだと考えてもいいんだな?窓の外の女性が、窓を壊し、ラヨンがそれを見ていた、と。」

 やっぱり、立ち去る白いワンピースの女を、フィリップも目撃してたってこと?


ウルスンが書いたというよりも・・・・

「これ、なんなの?誰がこんなこと書いたのよ?私、こんなの書いてない。誰よ?」

見覚えのない文章が入力されているのに気付き、狼狽えていた矢先の出来事で・・・。

 

自分じゃない誰かが、自分の代わりに打った・・・なんて、とても言える雰囲気じゃなくて、もう、どうやって、説明すればいいのかもわからず、混乱しまくるウルスン。

「ユ・フィリップさん。そうじゃないんです。」

「書く前に、俺に警告すべきだったんじゃないのか?なぜ、気を付けるように俺に言わなかったんだ?」

「ごめんなさい。それについては、本当に悪かったと思います、でも・・・」

「怖い人だ。作家っていうのは、本当に俺をどうにかする気なんだな」

「フィリップさん、どこもケガはしてませんか?」

ようやく、ずっと、あの破片が飛び交う中、自分をかばってくれていたフィリップを気遣えたウルスン。


そこへ、ソンジュンが飛び込んでくる。

この家は、出入り自由なの?

 

フィリップの無事を確認しようとするウルスンの足元に血がついていて、怪我をしてるのがわかる。

 

「人を死なせようとしたあんたが何を気にするんだ・・・。あんたは自分の台本だけを気にしてるんだろう」

ウルスンを振り払うフィリップ。

それを見て、思わず、ウルスンをかばい、前に出るソンジュン。

「今、なにをしようとしたんですか? あなたには、オ作家がケガしてるのが見えてないんですか?」

大丈夫ですかと、改めて、ウルスンを気遣うソンジュン。

「あんた、なんだ?誰が入ってきていいと言ったんだ?」

フィリップ相手に、一歩もひかないソンジュン。

「オ作家を迎えに来たんです。行きましょう、医者に見せないと・・・。」

それを妨害するフィリップ。

あらら、ヒロインの取り合い!(笑)

大好物の図!

「邪魔するな。オ作家にはまだ、話があるんだ。君だけ出て行ってくれ」

「オ作家には、落ち度も、そんなことする義理もありませんよ。なぜ、この人を責めるんですか?」

「あんたには関係ないだろう」

「他人を責める前に、あんた自身の行いを振り返ったほうがいい。あんたの家に出入りするあの女だ。まず、あの女をどうにかするんだな。」

すでに、言葉も敬語じゃないし・・・激昂するソンジュン。

すごいわ、この緊迫感。

「何言ってるんだ? どの女だって?」

「たった今、あんたの家から出て行った女だ。俺が何回その女を見かけたか、知ってるか?」

怒ってる顔すら美しいラブ

 

顔を見合わすウルスンとフィリップ。


「行きましょう、こんな奴のこと、気にすることないです。行きますよ」

 

「お気を付けて・・・」

なぜか、挨拶しちゃう律儀なヨンマン。

ふと、冷静になるフィリップ

「なんで、あいつは、ここに入って来れたんだ?」

 

~病院~

手当を受けるウルスン。

破片で、向う脛あたりを切ってたのね。

「傷跡が残りますか?」

医師に訊ねるソンジュン。

「それほど大きい傷じゃありません。この人は、それ以上にもっと傷だらけですよ。」

治療しながら、何を今さらって感じの医師にむかつくソンジュン。

「だからですよ。101個以上も、傷だらけになるべきじゃないから言ってるんじゃないですか!ムキーッ

医者に対しても喧嘩腰。

さすがに止めるウルスン。

「なぜ、そんな言い方を?すみません、先生。」

「それから、彼女の手の包帯も巻き直してもらえますか?」← 半ば強制!

「あ、はい」

そっと包帯を袖にかくすウルスン。


「まったく、あの男!!ムキーッ

フィリップに対する怒りが収まらず、急に大声をあげるソンジュン。

「す、すみません。彼が言ってるのは別の人のことなんです・・・」

びびる医師に、謝り倒すウルスン。。。

「ああ、わかりました。いいですよ」

お医者さん、災難(笑)

 

「オ作家には、あいつは必要ありません。ユ・フィリップなんかより、別の俳優は一杯いますから」

「キャスティングのせいじゃないんです。ユ・フィリップさんが怒るのは無理もありません。」

「そういうことを言ってるんじゃないんです。なぜ、自分が犠牲者の時でも、いつも申し訳なさそうにするんですか?オ作家様・・・。それが腹が立つんです。」

私は、ソンジュンといるときのウルスンのほうが、おどおどしてるというか、遠慮がちすぎてて解せませんけどね。

「ところで、イPD様が、フィリップさんの家の前でみたっていう女性・・・」

ソンジュンの表情をみて、質問をやめるウルスン。

「あ、やっぱり、いいです」

「幽霊じゃありませんよ、人間でした」

「・・・どうして、私の聞きたいことがわかったんですか?」

俯くソンジュン。

「わかりますよ、それに、そう、彼女は人間だ。」

 

~フィリップの自宅~

警備会社の人たちが、家じゅうを点検している。

「どうも、亀裂により割れたり、砕けたりしたようです」

「亀裂で勝手に割れた?」

「外部から力が加わった場合、一定の方向性があるんです。誰かが外から何かを使って割った場合、破片は内側に向けて飛び散ります。反対に、家の中から誰かが何かで割った場合は、破片は外側に落ちます。ですが、ここのガラスは、ただ、真下にむかって落ちているんです。」

「あのガラスは、そう簡単に割れたりするようなものじゃありません。強化ガラスなんですよ。」

「私たちも、もっと詳しく調査する必要があります」

別の担当者が報告にやってくる。

「家の中を調べてみましたが、強制的に立ち入った痕跡はありませんでした。」

 

ポケットの中から、ネックレスを取り出すフィリップ。

「どこに行かれるんですか?ヒョ~ン」

慌てて、ヨンマンが呼び止めるのも聞かず、家を出ていくフィリップ。

 

ウルスンの家の前まで来たとき、ウルスンがトラックに乗り込むところが見える。

「こんな時間にどこに行く気だ?」

そのまま、後をつけるフィリップ。

 

「彼女は、いつも怪しい行動をとる・・・。もっと疑われる方法を研究でもしてるのか?あの女」

 

山の中の墓地に到着。

車を降りて、ウルスンを探すフィリップ。

「なんで、あの女はこんなところに来たんだ?なぜ、昼間に来ないんだよ。くそっ」

 

母親の墓に落ちた葉を取り除きながら、話しかけているウルスン。

「オンマ、私、悪い子なのかな。ウニョンが死んじゃって・・・、それなのに、私にもやっとチャンスが来たかもって、実は喜んじゃった。。だから、罰があたったんだよね。」

様子を見守るフィリップ。

「オンマ・・・私ね、これ以上、書くべきじゃないのかな。ずっと待ってた。ずっと待ってたのに。でもね、オンマ、もう書けない。」

泣き始めるウルスン。

「8年たって、世の中は、ようやく私によくなりはじめたのに、でも、これが私の幸運の最後なんだと思う。ウニョギは、私が殺したの。私があんなことを書いたから、呪われたの。私が書くと何かが起こるみたい。自分の頭の中で考えたことが本当になるなんて、怖くてたまらない。オンマ、どうしたらいい? すごく怖いよ、オンマ。」

ウルスンの心からの声を聞き、溜息をつき、その場を離れようとするフィリップ。

本当は、もう、ウルスンの人柄がいいってことは、百も承知なんだよね。

「人が・・・別の人が死ぬことになると思う。。」

ウルスンの言葉に足を止める。

「その人は死んじゃうと思う。生きるためにはこの台本を書くべきだけど、もし、私が書けば、その人は、きっと死んでしまう。。。オンマ、どうしよう、どうしたらいい?」

今後の展開にも触れる内容を聞いてしまい、ショックを受けるフィリップ。

 

先に、その場を離れたフィリップ。

考え事をしながら歩いていると、急に話しかけられる。

「なんとか生き残ったようじゃな」

突然現れた占い師の姿に、悲鳴をあげるフィリップ。

 

オンマの墓の前で、その悲鳴をきいたウルスン。

一緒になって、悲鳴をあげる。

「な、なに?今の?なんか聞こえたんだけど?ここは、今、来るには怖すぎるわね。」

 

「まだ、生きているところをみると、会ったのだな、その女に」

「ハラボジ? あのときの・・・?ああ、幽霊かと思いましたよ。」

「確かに人間かな?」

「え?」

冗談めかして、笑う占い師。

「ああ、もういいですよ。ハラボジが幽霊だとしても、それほど、ショックじゃないです。もっと変なことが起こりすぎて、心臓が強くなったみたいだ」

腰をおろす2人。

「僕は幽霊がいるなんて信じませんし、ハラボジの予想だって、みんな外れた。死ぬ運命だって言ったけど、ほら、生きてるじゃないですか。」

「こいつ」

フィリップの頭を小突く占い師。

「なんで、叩くんですか?」

「お前が生きているということは、他の誰かが死ぬということだ!」

「誰が死んだっていうんですか? 彼女は元気にしてますよ。自分で見てきたらいいですよ。僕なんかよりも強いし、丈夫ですよ。」

「目に見える傷だけが、傷だと思うのか?」

ちょっと考えるフィリップ。

「幸運というものは、一度に全部はやってこない。不幸も同じだ。お前が毎回避けるたびに、彼女が受けてたつことになる。身体にも心にも、一つ一つ、どんどん傷が増えていく。身体の傷だけが、傷ではない。おまえのようにな。」

「ひとつ聞きたいことがあるんです。もし、僕の不運を彼女が受けたら、彼女に何が起きるんですか?」

「死んでいるのはお前のはずだと言ってるのに、なぜ、そんなことを考える?(彼女が)死ぬに決まってるだろう」

衝撃を受けるフィリップ。

 

《お前が生きているということは、他の誰かが死ぬということだ!》

 

超現実主義のフィリップでさえ、いろいろと考えながら、墓地をあとにする。

途中、以前、迷い込んだ占い師の家を通り過ぎる。

その家の中には、占い師の遺影が残されている。

 もうすでに、お亡くなりになってたのね。


 

翌日、ウルスンの家のすぐ側に車を停め、縁台で本を読んでいるウルスンを見つめているフィリップ。

周囲で遊ぶ子供たち。

 

《死んでいるのはお前のはずだと言ってるのに、なぜ、そんなことを考える?(彼女が)死ぬに決まってるだろう》

《お前が毎回避けるたびに、彼女が受けてたことになる。身体にも心にも、一つ一つ、もっと傷が増えていく。》

 

顎、腕、かかと、ふくらはぎ・・・よくみると明らかに、昨日より、傷が増えているウルスン。

「いつ、顔にケガなんかしたんだ?」

ウルスンがリンゴの木に水やりをすると、自然に、子供たちが集まり始め、一緒になってふざけ始める。

その明るい笑顔を見ているうちに、自然と笑みがこぼれるフィリップ。

 さぁ、始まりましたよ。パク・シフの術が(笑)


フィリップに気づくウルスン。

「何なの? 静かにしてても怖いわね。」

ホースに足を取られて、転ぶウルスン。

驚いて、車から降りるフィリップ。

 

またもや、縁台で治療中(笑)

「病院に行かなくていいのか?」

「ええ、大丈夫です」

「大丈夫じゃないだろう。こんなにケガしてるのに」

「私、簡単にケガするんです。だから、医者に行くときの判断基準があるんです。熱が出たら、ベッドで寝る。出血したら、薬局に行く。歩けない時は・・・病院!」

「それで? 打撲や裂傷くらいじゃ、医者に行かないってことか?」

縁台を降りて、足踏みをするウルスン。

「ね、平気でしょう?」

ちょうど、そこへ、散歩している大型犬が通りかかる。

「俺には、君がなぜ、そんなに、打ち身や切り傷が多いのか、わかる気がするよ」

「?」

 

オモオモオモ・・・自宅で、ヘアカットなんて。。。

「君の顔の前にはカーテンがあるから、前が見れないし、物にぶつかるんだ。俺の母さんが言ってた。人は、明るい未来を手にするためにも、顔に光を当てることが必要だって。」

「うちのオンマも同じようなことを言ってた。。。」

「それに、人なら、近所の犬よりも身なりを整えるべきだ、そうだろ?」

櫛で髪をとかし、霧吹きで水をかける。

 

「それで、俺はどうやって死ぬんだ?」

前髪を切り始めながら、ウルスンに問いかけるフィリップ。

 

「『幽霊の愛』のシンの話だよ。」

「わからないわ。薬を飲まされるのか、刺されるのか、撃たれるのか。雷に打たれるっていうのも書いたことあるし・・・、でも、どれもぱっとしない。」

「どっちにしろ、なんらかで死ぬんだな。なぜ、タイトルを『幽霊の愛』にしたんだ?主人公が死ぬから?」

「あの・・・それはそうじゃなくて・・・」

「あのドラマ、もっとひどいことになってもやりたいのか?たとえば、君が死ぬかもしれないとしてもやりたいか?」

「魂を売ってでもやりたいです。でも、問題は、私がそれを売ろうとしても、誰もそれを買わないってことです。」

「俺が君の魂を買うよ。そのドラマ、やるよ」

慌てて、前髪をかき分けて、フィリップを見つめるウルスン。

「え? 今、なんて言ったの?」

「俺がやるって言ったんだよ。男性主人公のシンを・・・。」

 

1歩、前に進んだ・・・のは、フィリップだ~~~って、当然よね(笑)。

 

「その代わり、俺の側にいてくれ。俺の家に引っ越して、俺の目の前で書くんだ」

「え?」

「君が俺に起きることを俺に話せば、前もって知っておける。君の手から、制作チームにわたるまえに、まず、全部のシーンを俺に見せるんだ。それが俺の条件だ。」

「それが・・・あなたの・・・条件・・・」

「俺だって、自分の命は惜しいからね。危険なときは教えてくれ。オ作家は望むドラマがやれるし、俺も事前に知りたいことを見つけられる。公平だろう?もし、このドラマが安全に終われば、君は自由だ。それ以上、君に、つきまとうこともない。」

 

(これが、君への恩返しだ。土砂崩れも、ネックレスも・・・)

 

ウルスンの前髪を耳のほうにかきあげたフィリップの手と目が停まる。。。(笑)

「口許も可愛いのに、なんで、隠してるんだ?」

 

そんなことを面と向かって言われて、ちょっとびっくりするウルスン。

微笑むフィリップ。

「少し、前髪を切りそろえようか」

ウルスンの膝をキュッと自分の膝でおさえるフィリップ。

キュッと指先に力が入るウルスン。

この脚本家さんって、[KBSドラマミニシリーズ脚本公募]の当選者さんらしいですが、く~~~、わかるわ。。。これ。

美容師さん、モテるもん。。。

ああ、パク・シフが、パク・シフすぎて、やっぱり、パク・シフだぁ~~~意味不明!(笑)

 

少しずつ、ウルスンの右側の前髪をカットしつつ、左側の前髪をかきあげると・・・生え際から額にかけて、やけどのあとが。。。

ハッと気づき、髪をおさえるウルスン。

これが、理由だったのね。。。

 

「もう十分です」といって、部屋に入ってしまうウルスンを見て、ショックを受けるフィリップ。

 

*******

社長室で、フィリップのドラマ出演確定、新人脚本家起用の記事を見ているカン社長。

「ようやくだ。助かったぞ。前のように、イベント出演の依頼もたくさん戻ってきた。この様子なら、間違いなくヒットするだろう」

 

そこへ、「社長!」と、ものすごい剣幕で入ってきたユナ。

「なんだ、いきなり・・・」

「『幽霊の愛』を彼がやるの?」

うなづく社長。

「とても、プライドがあるとは思えませんけど」

「プライド?この仕事を始めてから、そんなものは俺の中にはないぞ。そんなことじゃ、この業界では生き残れない。」

「どういうことかわからないんですか?もし、他の人にばれたら、私たちはおしまいです」

「ただのドラマじゃないか」

「社長!」

「ユナや、ユナや、ユナや~。少しは成長しろ。フィリップは、周囲から攻撃されまくってる。化粧品、アウトドア用品、自動車メーカー、みんな、契約解除を申し出てきた。フリップが不幸のアイコンだからだと。スターにとって、イメージがどれだけ重要か知ってるだろう?キ作家の遺作のドラマをやると発表できて、感謝してるよ。あいつには、このドラマをやるしかあとがない。君が不安だと言うだけで、皆を死なせたいのか?君は、君のできることをやれ!何も知らないふりをしてればいいんだ。8年前もそうしたようにな。」

やっぱり、ここが繋がってる(繋がってた)のね。。。

 

~フィリップの自宅~

使われてない空き部屋に入ってくるフィリップ。

自ら、掃除をはじめましたよ(笑)

提供、ダイソン?

 

どんどん、ラブリーな家具が揃えられていくわ。。。

自分で準備するところが、すでに、もう、もう。(笑)

すっかり満足気!!

 

そこへ、ユナが入ってきました。。

「来たのか?」

 

「オッパ・・・、私ね、オッパがどんな女性といようと嫉妬したりしない。臆病で、利己的で、口を開けば、いつでも面倒だって言う人だもの」

あまりにも、ユナの分析が正しくて笑っちゃった。。。

「世間の人は、オッパのことを知らないけど、私は知ってる。」

「俺って、そんなに悪い奴か?」

「あなたに合わせられるのは私だけだと思ってるし、自信もあるわ」

フィリップは、そうは思ってないみたいだけど。。。

「でも、オ・ウルスンとかいう・・・・あの人には嫉妬するくらい、プライドが傷ついてる。こんなふうに誰かに反応するなんて、思ってもみなかった。」

「どんな反応だ?ただの作家なのに」

「そうよ、ただの作家よ。それなのに、自宅に彼女を引っ越しまでさせようとしてるのはなぜ?」

「執筆にいい環境を提供できるからだ。それだけだ」

「私が反対しても?ここに彼女を住まわせるの?」

「ユナや。君はもう、俺を必要とはしていない。」

「え?」

「業界の人間に取り入るために、飲む必要もない。君はもう、“ユ・フィリップの彼女”という肩書を必要としていた頃のシン・ユナと同じじゃない。だから、臆病で、利己的で、口を開けば、面倒だと言うこんな俺のために、君の本音を見せるな。」

ま、ここは、大方の予想通りというか、描写通りの展開でしたね。

 

*****

白いワンピース姿で、必死に山道を駆け下りてくるウニョン。

「ウルスナ~助けて」

「どこにいるの?ウニョガ、どこなの?」

「助けて」と繰り返すウニョン。

「どこにいるの? ウニョガ!!」

叫んだところで、はっと、夢から覚めるウルスン。

慌てて、携帯を確認しても、なんの着信もメッセージも来ていない。

ほっとすると同時に、生々しさが気になるウルスン。

昼間の、ソンジュンとの会話を思い出す。


*******

自宅前の縁台で、台本について話し合っているソンジュンとウルスン。

「土砂崩れでシンを殺す代わりに、人気脚本家を死んだと書いたんですか?」

「ええ、まず、このドラマは、地滑りで死んだシンが、彼の愛する女性を守るというものでした。でも、ユ・フィリップさんが土砂崩れのことを気にされたので、人気作家を殺すように書き換えたんです。」

「それでは、流れが変わってしまうじゃないですか。オ作家が、シンの代わりにその脚本家を殺してから、また、流れを変えることはできませんよね?」

 

夜中、パソコンに向かっているウルスン。

「そう、その通りよ。流れを変えたらいいのよ。流れを変える必要があるわ。」

 

猛烈に、入力しはじめるウルスン。

 

人気脚本家は、彼女の力を使いきった。

短く、浅い呼吸。

 

背後の明るい陽射しを受け、彼女は自宅に戻った。

 

『幽霊の愛』 4話 完

 

数日間こもって、入力しおわったウルスン・・・。溜息をつく。

 

 

*****

広告撮影の現場に、大統領並みの大勢のSPを引き連れてやってきたフィリップをみて、あまりの大げさぶりに、呆れる撮影監督。

日焼け防止のための傘をもってついて歩くヨンマンだけが、にこやかに、スタッフに挨拶しながら、通り過ぎていく。

 

何パターンもの撮影をこなしていくフィリップ。

その腕には、あの桜の木のネックレスが・・・。

それ、外さなくてもいいの? 広告のコンセプトに合ってるの?(笑)

 

休憩時間。

今度は、扇風機をもってついて歩くヨンマン。

「ヒョン、オ作家は本当に、ヒョンの幸運の女神だったのかもしれませんね。」

「なんだと?」

「広告の依頼なんて、どのくらいぶりだと思います?オ作家のドラマに出ると確定して以来、広告の依頼が戻ってき始めたんです。」

「オ作家に電話しろ!」

「ああ、10分前にも電話して、切られたじゃないですか」

 

フィリップのほうに近づいてくる二人組。

(片割れの若い刑事さんは、『推理の女王』のイ巡査です(笑))

刑事さんたち、ここまで事情を聞きにきたんですね。

女性の写真をフィリップに見せる。

「誰ですか?」

「ユ・フィリップさんは、昨年、『真実の斧』というドラマにご出演されてましたよね?」

「この人は、その時のドラマで、キ作家のアシスタントをしていたイ・スジョンさんです。ご存知でしたか?」

「いいえ、知りません。実際、キ作家でさえ、ほとんど見かけなかったです。もしかしたら、打ち上げパーティーの時に、お会いしてるかもしれませんが・・・。向こうは覚えているかもしれませんが、私はほとんど覚えていません。」

「ああ、そうなんですね。ところで、8月7日、イ・スジョンさんがユ・フィリップさんにメッセージを送っているんです。」

 

《ユ・フィリップさん、あなたは危険です。会う必要があります》

 

「またか? まったく迷惑だな。こんな番号知らないぞ」

空港からの帰りの車の中で、受け取った差出人不明のメッセージのことを思い出す。

 

「あのメッセージを送ってきたのは、彼女だったんですか?ところで、彼女になにかあったんですか?なぜ、刑事さんたちがここまでいらして・・・」

「彼女の遺体が、最近、ウチイ山で発見されたんです」

「ウチイ山ですか? 」

「我々が、キ・ウニョン作家だと思っていた遺体は、実は彼女であることがわかったんです」

 

再び、テーブルの上のスジョンの写真に目を落とすフィリップ。

 

★Ep.8に続く★

なんか、いろいろすごい。。。

台本で知らしめる分量を極力押さえているのが、奏功ですね。


パク・シフのロマンスウェポンが、本格的に発動され始めましたね。

すぐに、反応する節操のない自分(笑)


ああ、今作は、愛しのギグァンと相殺するかと思いましたが、堕ち方が倍になるだけみたいです。


フィリップを意識するギグァンと、人のことより、まずは自分と相手、というフィリップのアプローチの対比も、ちゃんとセオリーに叶ってます。


しかも、ユナとの関係性も、ここで明かすことで、準備万端!


恋は無意識のうちが一番おもしろい!

このままのテンションで8話にいきたいです!

★Ep.8に続く★